浅見光彦〜最終章〜 2009年(平成21年) ドラマ傑作選

1959年、青森県は弘前「ねぷた祭り」の夜。
津軽じょっぱり太鼓や、勇壮な武者絵が大通りを練り歩き盛り上がりを見せたとき、
ある凄惨な事件が起こった。
それから50年、時代の移り変わりと共に、その事件は人々の記憶から薄れ記憶の片隅からも忘れ去られていた。
そんなある日、旅雑誌「旅と歴史」の藤田編集長(大和田伸也)に呼び出された
ルポライター浅見光彦(沢村一樹)は青森県の特集を依頼される。
編集部から帰る途中、光彦は自宅近所の団子屋さんに立ち寄った。
そこで、1人の女性・吉田須美子(原沙知絵)と出会う。
彼女の話を聞くと訪ね先は浅見家で、今日から居候をさせもらうという。
(第一話 恐山・十和田・弘前編)
1985年「角川書店」から出版された内田康夫の推理小説「浅見光彦シリーズ」のドラマ化。
フリーのルポライター・浅見光彦は、日本全国を飛び回り、様々な事件に巻き込まれる。
その都度、好奇心旺盛な名探偵ぶりを遺憾なく発揮して、多くの事件を解決に導いている。
光彦は、名家の次男坊でイケメンの独身貴族だが、じつは恋愛にはかなりオクテらしい。
また、毎回容疑者扱いされ、兄が刑事局長ということがわかると、警察関係者が慌てて
光彦にひれ伏すというお約束シーンがお馴染みとなっている。
ドラマは、一話完結で、光彦が全国各地の異なった地方を巡り、それぞれの土地の伝説・名所
などを紹介しながら物語が展開する。
謎解きだけでなく、そんな旅情ドラマとしての面白さもたっぷり楽しめるシリーズである。
(制作)TBS、テレパック(原作)内田康夫(脚本)石原武龍
(配役)浅見光彦(沢村一樹)浅見雪江(佐久間良子)浅見陽一郎(風間杜夫)浅見和子(黒田知永子)
吉田須美子(原沙知絵)桐山道夫(田中幸太朗)井出啓介(山本学)宮坂伸司(中山仁)
杉田博之(市川勇)藤波紹子(片瀬那奈)藤波憲夫(前田吟)藤田克夫(大和田伸也)
