あすか 1999年(平成11年) ドラマ傑作選

宮本あすか(竹内結子)は、京都のしにせ和菓子店に生まれた。
両親が駆け落ちしたせいで、一時店が傾いたが、店の窮状を知って京都へ
戻った両親は献身的に働き、あすかも菓子職人として修業を始める。
時には父親と反発しあいながらも理想の和菓子作りに試行錯誤を重ねるのだった。
奈良と京都を舞台に一流の菓子職人を目指すヒロイン・あすかの半生を描く物語。
あすかを演じる竹内結子は、埼玉県出身の19歳。女優デビューは、高校一年生のとき。
以来、等身大に近い役が続いたが、今回は高校三年生から40代までの半生記を演じる。
まず一番に苦労したのが方言。ドラマは京都のしにせ和菓子店が舞台で、劇中でヒロインが
使うのは京都弁だ。埼玉生まれの彼女にとっては、全く未知の分野。
京都弁のセリフをしゃべるために、方言指導の先生が吹き込んだテープを肌身離さず持ち歩き、
スタジオへの行き帰りの電車の中や、ベッドに入ったときに猛勉強したという。
また、本作の話題のひとつに、番組を彩って登場する和菓子の数々がある。
番組に登場する和菓子は150種以上にのぼる。すべて番組のオリジナルだ。
たとえば「おかめまんじゅうはどこで買える?」などという問い合わせが殺到すると、
「残念ながら、すべて番組特製なので、どこにも売っていません」と、NHKのお客様担当係。
実は今、京都中の和菓子店に「あすか」のポスターが張られていることも、問い合わせに
拍車をかけているようだ。
(制作)NHK(脚本)鈴木聡
(配役)宮本あすか(竹内結子/少女時代:榎園実穂)宮本禄太郎(藤岡弘)宮本京子(紺野美沙子)
藤吉巌治郎(芦屋雁之助)藤吉志乃(有馬稲子)藤吉玉治郎(梅沢富美男)藤吉ひろこ(名取裕子)
藤吉舞(佐藤仁美)速田俊作(藤木直人)語り(有馬稲子)
