風見鶏 1977年(昭和52年) ドラマ傑作選

松浦ぎん(新井春美)が生まれた和歌山県太地は、古式捕鯨で知られる土地柄。
大正7年、女学校を卒業したぎんは、浜辺でドイツ人青年(蟇目良)を助ける。
ブルックマイヤーと名乗った彼の職業はパン職人だという。
その後、神戸でブルックマイヤーと再会して結婚したぎんは、パン店を開業する。
ドイツの教育を受けさせるために、ブルックマイヤーは息子と一時帰国するが、
折り悪く、第二次大戦が勃発。ぎんの一家は日本とドイツに分断されてしまう。
連続テレビ小説の第20作目。時代は大正時代。知らぬ間に進められた縁談に反発して、
ドイツ人のパン職人と結婚、パン屋を開店した松浦ぎん(新井春美)がヒロイン。
ぎんは、店のかたわら、精力的に在日外国人の面倒を見て「我らの母」と慕われた。
ヒロインの夫となったドイツ人パン職人には、モデルとなる実在の人物がいる。
神戸の老舗ベーカリーの創業者・ハインリヒ・フロインドリーブだ。
1924年(大正13年)日本人の妻、高木よねと神戸で「フロインドリーブ」を開店。
本格的なドイツパンを日本に広めたとされている。
また、舞台となった屋根に風見鶏を置いた神戸異人館が、一躍観光名所になった。
(制作)NHK(脚本)杉山義法
(配役)松浦ぎん(新井春美)松浦太兵衛(大木実)松浦正一(山本茂)ブルックマイヤー(蟇目良)
庄司友彦(岸部シロー)東タツ(桜むつ子)庄司栄策(山田吾一)一色吾郎(村野武範)語り(八千草薫)
