霧の視界   1975年(昭和50年)       ドラマ傑作選

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秋代(星由里子)は、印刷会社のタイピストで、30歳のオールドミス。

今から7年前に、証券会社の社員と結婚したが、その夫は仕事に失敗して、

結婚後まもなく蒸発してしまった。


それ以来、秋代は、誰一人頼れる身寄りもないままに独身を守り通した。

ある日、下宿先の老婦人が、秋代のことを心配して再婚話を持ってくる。


相手は、タクシー会社の運転手で、16も年上の田所敬吉(内藤武敏)

おまけに、大学生の息子(石田信之)が一人いるという。



1958年、文芸誌「小説新潮」に掲載された大原富枝の短編小説「視界一キロ」のドラマ化。

父親の再婚相手と、彼女に淡い恋心を抱く大学生の息子との複雑な関係を描いた作品。


父の見合い相手の写真を見た息子の徹夫(石田信之)は驚く。荷物配達のアルバイト中に、

偶然知り合って、気になっていたあの女性ではないか。


父の再婚を機会に、徹夫は家をでて、近くのアパートで一人暮らしを始めた。

そんな彼を気にかけ、何かと世話をしてくれる秋代に心揺れる徹夫だった。


当時、ヒロインの星由里子は、前作「もってのほか」が縁で、脚本家の花登筐と

本作収録中の4月に、めでたく結婚。(星由里子は再婚、花登筐は再々婚)


つまり星由里子は、本作で等身大の「未亡人」と「新婚さん」を演じたわけである。



(制作)NHK(原作)大原富枝(脚本)服部佳

(配役)吉沢秋代(星由里子)田所敬吉(内藤武敏)田所徹夫(石田信之)

下宿のおばさん(野村昭子)高島葵(高沢順子)


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