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円卓の騎士Knights of the Round Table
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アーサー王(King Arthur)は、ブリテンの首都キャメロット(Camelot)に居城をかまえていた。
そこでは武勲と礼儀作法が重視されていた。彼は騎士同士で上席を奪い合う争いが起こらないよう、円卓の騎士制度を設けた。

彼ら騎士たちは平等な会席者であり、名誉や義兄弟の契り、さらに弱者や教会の庇護といった騎士道の掟をなによりも遵守しながら、
それぞれが冒険を求めて旅立っていった。
そして冒険から戻ると、彼らは城に集まり、たがいの手柄話に花を咲かせたのである。

円卓は、常に12の席が存在し、アーサー王を含めて12人になるように設定されていた。
その椅子と円卓には、アーサーの師匠である魔術師マーリン(Merlin)の魔法がかかっており、
万が一円卓の誰かが死したときに、その空席を埋めるにふさわしい騎士でなければ座れない
(後継者として認められない)よう強力な呪いがかかっていたという。



円卓の十二騎士は以下のとおり。

@ アーサー王(King Arthur)

A ランスロット(Lancelot)
仏領ベンウィック(Benwick)のバン王(King Ban)の子。
湖の騎士。円卓最強とも謳われる。

B ガウェイン(Gawain)
オークニー王(Orkney)のロット(Lot)とモルガン・ル・フェ(Morgan le fay)の子。アーサーの甥。
ランスロットと双璧をなす円卓の騎士。アーサー王の甥として彼を支えていった。

C アグラヴェイン(Agravain) ロット王の二男。
D ガヘリス(Gaheris) ロット王の三男。
E ガレス(Gareth) ロット王の四男。

F モルドレッド(Mordred) アーサーの不義の子。後々王国の破滅をもたらす。
G ケイ(Kay) 執事長。エクトル(Hector)の子。アーサーの義兄。

H ベディヴィア(Bedivere)
アーサー王最後の戦いまで生き残り、聖剣エクスカリバー(Excalibur)を湖に帰す騎士にして、最古参の一人。

I カラドック(Caradoc) 通称、剛腕のカラドック。

J パーシヴァル(Perceval) 聖杯探求の成功者の一人。
K トリスタン(Tristan) 「トリスタンとイゾルデ(Isolde)」で有名な騎士。

Larousse des Mythologies du Monde (Fernand Comte)