旅がらすくれないお仙 1968年(昭和43年) ドラマ傑作選

女渡世人で小太刀の名人、くれないお仙(松山容子)と、若くて元気で色気のある、
かみなりお銀(大信田礼子)が、様々な事件を解決していく道中記。
この年大塚食品の「ボンカレー」のイメージキャラクターとなった松山の裾を乱しながらの
華麗な殺陣と、共演したスタイル抜群の大信田のパンチラアクションが大いに話題になり、
裏番組のNHK大河ドラマ「竜馬がゆく」を上回る高視聴率を記録(最高視聴率27.5%)、
当初は半年間の番組予定だったが、好評につき一年間に延長となった。
さらに、大信田が演じる「かみなりお銀」に関しては、そのまま後番組の「流れ星お蘭」
(主演は花園ひろみ)にも引き続き登場するという人気ぶりだった。
この時期、土曜午後八時から「素浪人 月影兵庫」が放映され、大好評を博していたが、
「旅がらすくれないお仙」は、これの女性版と考えれば、非常にわかりやすい。
このところ時代劇といえば「赤穂浪士」や「新選組」など、深刻で重厚な印象のものが多かった。
やはり格調高い時代劇など志向せずに、本作のように肩の凝らない大衆娯楽路線を貫いたことが、
功を奏したといえるのだろう。
(制作)NET、東映(原作)棚下照生(脚本)本山大生、森田新、結束信二
(主題歌)松山容子「旅がらすお仙のうた」(作詞:結束信二、作曲:小川寛興)
(配役)くれないお仙(松山容子)かみなりお銀(大信田礼子)伊之吉(工藤堅太郎)
お品(赤沢亜沙子)梵天の仁蔵(金井大)田中屋(松本克平)
