失楽園   1997年(平成9年)       ドラマ傑作選

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新聞記者・久木(古谷一行)は、閑職の部署へ異動になり、沈んだ日々を送っていた。


ある日、久木は、娘の知佳(菅野美穂)から、彼女の結婚が延期になったことを知る。

延期の原因は、婚約者の宗互(大浦龍宇一)が、ある女性と付き合っていることらしい。


それは、書道教室を経営している松原凜子(川島なお美)という30代後半の女性という。

久木は思い切って、その女性を訪ね、娘の婚約者と別れるよう説得することにした…。



閑職に追いやられた中年サラリーマン・久木は、仕事オンリーの生き方を反省する。

そんな時、久木の前に現われた人妻・松原凛子と不倫の恋に落ちていく。




渡辺淳一の同名ベストセラー小説を、古谷一行と川島なお美の主演でドラマ化。


川島なお美の起用は原作者・渡辺淳一の意向だったが、タレントのイメージが
強かった彼女は、本作で演技派女優として評価を獲得することになった。


この作品は、衝撃的な結末を迎え、映像として表現するのは難しいとされていたが、
常軌を逸した最後のシーンも再現されており、そのことでも大きな話題となった。


最終回は27.3%の高視聴率を獲得。また「失楽園」というタイトルが流行語にもなった。
   

 
(制作)日本テレビ(YTV)(原作)渡辺淳一(脚本)中島丈博

(配役)久木祥一郎(古谷一行)松原凛子(川島なお美)久木文枝(十朱幸代)久木知佳(菅野美穂

衣川透(金子賢)衣川宗互(大浦龍宇一)松原晴彦(国広富之)衣川道夫(みのもんた)松原昌美(加賀まりこ


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