スクール・ウォーズ   1984年(昭和59年)       ドラマ傑作選

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滝沢賢治(山下真司)は、川浜高校の体育教師でラグビー部の監督をしている。


彼は、かつて全日本ラグビー界で一世を風靡したのだが、ケガのため引退。

その後、校内暴力で荒れる川浜高校の校長に請われ、教師として着任したのだった。


当時の川浜高校は、学生による器物損壊、カツアゲなど校内暴力が深刻化していた。

滝沢は、ラグビーを通じて荒廃した学生たちを更生させようと日夜奮闘を続ける。


そして監督に就任して半年後、高校ラグビー県大会で強豪・相模一高と対戦した。





結果、相模一高にワンサイドで攻められた川浜高校は、109対0で完敗してしまう。

滝沢は悔しさのあまり泣き、部員たちにも悔しくないのかと問いただすのだった。



熱血教師が、数々の苦難を乗り越え、無名のラグビー部を全国優勝に導くまでの軌跡を描く。


相模一高に大敗を喫したことをきっかけに、川浜高校ラグビー部は生まれ変わった。
翌日から、誰に強制されるわけでもなく「打倒相模一高」を目標に猛練習を開始する。


あるとき、部員の一人が倒れたため、滝沢の練習方針が厳しすぎるという批判が高まる。
だが、部員たちは、自分たち自らの意思で猛練習に耐えていることを自覚していた。

やがて、滝沢の母校・東都体育大学との練習試合に挑んだ川浜高校ラグビー部は、
格が違う相手ながら、以前とは見違えるような試合振りを見せた。


青春スポ根ドラマの金字塔ともいわれ、109対0という大敗後の控室で、悔しいと吐露する
部員たちと、彼らを殴る滝沢の歴史的シーンは、ドラマを象徴するものとなった。

部員たちの、それぞれのドラマが感動を呼び、これを見てラグビーを始めた人も多いという。
   

 
(制作)TBS、大映テレビ(原作)馬場信浩(脚本)長野洋

(配役)滝沢賢治(山下真司)滝沢節子(岡田奈々)滝沢ゆかり(間下このみ)山城晋平(下川辰平)大木大助(松村雄基)
森田光男(宮田恭男)奥寺浩(高野浩和)尾本輝正(鈴木秀一)内田勝(宮田州)山崎加代(岩崎良美)水原亮(小沢仁志)
甘利信之(三浦浩一)内田玄治(坂上二郎)下田大三郎(梅宮辰夫)下田夕子(和田アキ子)



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