旅立ち 1987年(昭和62年) ドラマ傑作選

汐見清太郎(池部良)、松子(加藤治子)夫婦の娘・姫子(麻生祐未)は、
25歳の適齢期。親としては結婚の相手に、さまざまな夢を描いている。
その姫子が恋をした。相手は職場の上司の吾郎(篠田三郎)だった。
吾郎は、なんと姫子よりも20歳も年上で、妻に先立たれたヤモメ。
しかも中学生と小学生の娘までいるという。
これを知った父の清太郎は怒り心頭。娘を怒鳴りつけるのだった。
池部良が、娘の姫子を「我が家のかぐや姫」と溺愛する父親・清太郎を演じている。
姫子は、清太郎が子供をあきらめた頃に、やっと恵まれた一人娘だ。
それだけに、蝶よ花よと宝物のように大事に育ててきたのだった。
清太郎は、退職金をはたいて鎌倉に家を建てた。二世帯住宅である。
娘が結婚しても、一緒に住めるようにと考えたのだ。
ところが、ひょんなことから娘が、吾郎という四十男とつき合っていることを知る。
その男は、なんと再婚でコブつき。結婚後も娘と同居する清太郎の夢は壊れてしまう。
本作は、娘の恋の相手が20歳も年上の子持ちの男だと知った父親の嘆きを描いたもの。
なお、池部自身の実生活では、彼が42歳のとき、18歳年下の美子(よしこ)夫人と
バツイチで再婚(1960年)している。
このことから、池部が年の差婚について、あれこれと云々する資格はないのでは、
というユーモアや見立てが一部のファンの間で語られている。
(制作)TBS(脚本)木庭久美子
(配役)汐見清太郎(池部良)妻・松子(加藤治子)娘・姫子(麻生祐未)松子の弟・津村裕司(浜畑賢吉)
妻・吉美(林美智子)新田吾郎(篠田三郎)長女・眉子(川瀬香織)次女・菊江(伊藤麻奈)母・たま(神田時枝)
