てなもんや三度笠 1962年(昭和37年) ドラマ傑作選
あんかけの時次郎(藤田まこと)珍念(白木みのる)のコンビが珍道中をくりひろげる時代劇コメディ。
毎回、当時の人気タレントたちがゲストとして行く先々の登場人物を務め、
藤田・白木のてなもんやコンビと軽妙なやりとりを見せた。
ABCホール(大阪中之島)での公開録画番組で、一発本番の生収録で行われた。
当時はまだ脇役的存在だった藤田まこと主演であったため、関西の大物タレントを動員できず、
東京の大物ゲストを多数登場させ、東西融合の布石となった。
商品名とかけた「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!」や、財津一郎の
「許して…チョーダイ!!」などの流行語が生まれた。
関西で60%という驚異的な視聴率をあげ、上方コメディーの決定版としてテレビ史に残る番組となった。
(制作)TBS(ABC)(脚本)香川登志緒(演出)沢田隆治
(配役)あんかけの時次郎(藤田まこと)珍念(白木みのる)斬られ役(原哲男)鼠小僧次郎吉(南利明)お銀(京唄子)
千太(鳳啓助)松平竹千代(茶川一郎)蛇口一角(財津一郎)河内山宗俊(三波伸介)中村雨之丞(伊東四朗)