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【第五課 第十八節】   小説読解


  「凡卡」  契诃夫  


九岁的凡卡 ・ 茹科夫,三个月前给送到鞋匠阿里亚希涅那儿做学徒。
圣诞节前夜,他没躺下睡觉。

他等老板、老板娘和几个伙计到教堂做礼拜去了,就从老板的立柜里拿出一小瓶墨水,
一支笔尖生了锈的钢笔,摩平一张揉皱了的白纸,写起信来。

在写第一个字母以前,他担心地朝门口和窗户看了几眼,
又斜着眼看了一下那个昏暗的神像,神像两边是两排架子,架子上摆满了楦头。
他叹了一口气,跪在作台前边,把那张纸铺在作台上。

“亲爱的爷爷康司坦丁 ・ 玛卡里奇,”他写道,“我在给您写信。
祝您过一个快乐的圣诞节,求上帝保佑您。我没爹没娘,只有您一个亲人了。”

凡卡朝黑糊糊的窗户看看,玻璃窗上映出蜡烛的模糊的影子;
他想象着他的爷爷康司坦丁•玛卡里奇,好像爷爷就在眼前。

——爷爷是日发略维夫老爷家里的守夜人。
他是个非常有趣的瘦小的老头儿,65岁,老是笑咪咪地眨着眼睛。白天,他总在大厨房里睡觉。

到晚上,他就穿上宽大的羊皮袄,敲着梆子,在别墅的周围走来走去。
老母狗卡希旦卡和公狗泥鳅低着头跟在他后头。
泥鳅是一条非常听话非常讨人喜欢的狗。它身子是黑的,像黄鼠狼那样长长的,所以叫它泥鳅。

现在,爷爷一定站在大门口,眯缝着眼睛看那乡村教堂的红亮的窗户。
他一定在跺着穿着高筒毡靴的脚,他的梆子挂在腰带上,他冻得缩成一团,耸着肩膀……。

天气真好,晴朗,一丝风也没有,干冷干冷的。
那是个没有月亮的夜晚,可是整个村子—白房顶啦,烟囱里冒出来的一缕缕的烟啦,披着浓霜一身银白的树木啦,雪堆啦,全看得见。
天空撒满了快活地眨着眼的星星,天河显得很清楚,仿佛为了过节,有人拿雪把它擦亮了似的……。

凡卡叹了口气,蘸了蘸笔尖,接着写下去。
“昨天晚上我挨了一顿毒打,因为我给他们的小崽子摇摇篮的时候,不知不觉睡着了。
老板揪着我的头发,把我拖到院子里,拿皮带揍了我一顿。

这个礼拜,老板娘叫我收拾一条青鱼,我从尾巴上弄起,她就捞起那条青鱼,拿鱼嘴直戳我的脸。
伙计们捉弄我,他们打发我上酒店去打酒,吃的呢,简直没有。

早晨吃一点儿面包,午饭是稀粥,晚上又是一点儿面包;至于菜啦,茶啦,只有老板自己才大吃大喝。
他们叫我睡在过道里,他们的小崽子一哭,我就别想睡觉,只好摇那个摇篮。

亲爱的爷爷,发发慈悲吧,带我离开这儿回家,回到我们村子去吧!我再也受不住了!……我给您跪下了,我会永远为您祷告上帝。
带我离开这儿吧,要不,我就要死了……。”

凡卡撇撇嘴,拿脏手背揉揉眼睛,抽噎了一下。
“我会替您搓烟叶,”他继续写道,“我会为您祷告上帝。
要是我做错了事,您就结结实实地打我一顿好了。
要是您怕我找不着活儿,我可以去求那位管家的,看在上帝面上,让我擦皮鞋;要不,我去求菲吉卡答应我帮他放羊。

亲爱的爷爷,我再也受不住了,只有死路一条了!……我原想跑回我们村子去,可是我没有鞋,又怕冷。
等我长大了,我会照顾您,谁也不敢来欺负您。

“讲到莫斯科,这是个大城市,房子全是老爷们的,有很多马,没有羊,狗一点儿也不凶。
圣诞节,这里的小孩子并不举着星星灯走来走去,教堂里的唱诗台不准人随便上去唱诗。

有一回,我在一家铺子的橱窗里看见跟钓竿钓丝一块出卖的钓钩,能钓各种各样的鱼,很贵。
有一种甚至钓得起一普特重的大鲇鱼呢。
我还看见有些铺子卖各种枪,有一种跟我们老板的枪一样,我想一杆枪要卖一百个卢布吧。
肉店里有山鹬啊,鹧鸪啊,野兔啊……可是那些东西哪儿打来的,店里的伙计不肯说。

“亲爱的爷爷,老爷在圣诞树上挂上糖果的时候,请您摘一颗金胡桃,藏在我的绿匣子里头。”

凡卡伤心地叹口气,又呆呆地望着窗口。
他想起到树林里去砍圣诞树的总是爷爷,爷爷总是带着他去。多么快乐的日子呀!
冻了的山林喳喳地响……爷爷冷得吭吭地咳,他也跟着吭吭地咳……要砍圣诞树了,爷爷先抽一斗烟,
再吸一阵子鼻烟,还跟冻僵的小凡卡逗笑一会儿……许多小枞树披着浓霜,一动不动地站在那儿,等着看哪一棵该死。

忽然不知从什么地方跳出一只野兔来,箭一样的窜过雪堆。爷爷不由得叫起来,“逮住它,逮住它,逮住它!嘿,短尾巴鬼!”
爷爷把砍下来的树拖回老爷家里,大家就动手打扮那棵树。

“快来吧,亲爱的爷爷,”凡卡接着写道,“我求您看在基督的面上,带我离开这儿。
可怜可怜我这个不幸的孤儿吧。这儿的人都打我。我饿得要命,又孤零零的,难受得没法说。我老是哭。

有一天,老板那楦头打我的脑袋,我昏倒了,好容易才醒过来。
我的生活没有指望了,连狗都不如!……我问候阿辽娜,问候独眼的艾果尔,问候马车夫。
别让旁人拿我的小风琴。您的孙子伊凡•茹科夫。亲爱的爷爷,来吧!”

凡卡把那张写满字的纸折成四折,装进一个信封里,那个信封是前一天晚上花了一个戈比买的。
他想了一想,蘸一蘸墨水,写上地址。“乡下爷爷收”
然后他抓抓脑袋,再想一想,添上几个字。“康司坦丁•玛卡里奇”

他很满意没人打搅他写信,他戴上帽子,连破皮袄都没披,只穿着衬衫,跑到街上去了……。
前一天晚上他问过肉店的伙计,伙计告诉他,信应该丢在邮筒里,从那儿用邮车分送到各地去。
邮车上还套着三匹马,响着铃铛,坐着醉醺醺的邮差。

凡卡跑到第一个邮筒那儿,把他那宝贝的信塞了进去。
过了一个钟头,他怀着甜蜜的希望睡熟了。

他在梦里看见一铺暖炕,炕上坐着他的爷爷,搭拉着两条腿,正在念他的信……泥鳅在炕边走来走去,摇着尾巴……




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【注 釈】


凡卡】 fán kǎ  ワーニカ。 (Vanka)

みなしごの少年ワーニカは、靴職人の親方の見習い奉公に出される。
クリスマスの前夜、彼は大好きなおじいちゃんに手紙を書く。
「大すきなおじいちゃん、ボクをここからつれ出して……。」
九歳の子供のいたいけな小さな小さな願い。
果たして手紙は届いたのか ―― 心打たれるチェーホフの掌編。


契诃夫】 qì hē fū  チェーホフ (Anton Chekhov)  (1860-1904)
ロシアの小説家・劇作家・医師。
透徹した観察眼、鋭いアイロニーに裏打ちされた短編の名手として名高い。
代表作「わびしい話」「六号室」、戯曲「かもめ」「三人姉妹」「桜の園」など。


契诃夫:安东·契诃夫(Anton Chekhov 1860-1904)俄国小说家、剧作家。生于罗斯托夫省一个小商人家庭。
1879年入莫斯科大学医学系学习,毕业后边行医边写作。

1880年至1884年,发表了300多篇文章,其中包括「变色龙」「外科手术」等。
契诃夫是俄国19世纪末期最后一位批判现实主义作家,20世纪世界现代戏剧的奠基人之一,
与法国作家莫泊桑和美国作家欧·亨利并称为「世界三大短篇小说家」。


凡卡 ・ 茹科夫】 fán kǎ・rú kē fū  ワーニカ ・ ジューコフ。(Vanka Zhukov 人名)
阿里亚希涅】 ā lǐ yà xī niè  アリョーヒン。(Alyahin 人名)
楦头】 xuàn tou  靴の木型
康司坦丁 ・ 玛卡里奇】 kāng sī tǎn dīng・mǎ kǎ lǐ qí  コンスタンチン ・ マカールイチ。(Konstantin Makaritch 人名)

日发略维夫】 rì fā lüè wéi fū  ジワリョフ。(Zhivarev 人名)
梆子】 bāng zi  (夜回り用の)拍子木
卡希旦卡】 kǎ xī dàn kǎ  カシタンカ。(Kashtanka)
泥鳅】 ní qiū  ドジョウ。(Eel)
黄鼠狼】 huáng shǔ láng  イタチ

小崽子】 xiǎo zǎi zi  子供
看在上帝面上】 kàn zài shàng dì miàn shang  一生のお願いだから。(for Christ's sake)
菲吉卡】 fēi jí kǎ  フェージカ。(Fedka 人名)
星星灯】 xīng xing dēng  星形のイルミネーション。ロシアの田舎ではクリスマスに子供たちが星形のランプを持ってねり歩く。

普特】 pǔ tè  プード。(Pood 重量単位 約16キロ)
卢布】 lú bù  ルーブル。(rouble 貨幣単位)
山鹬】 shān yù  ヤマシギ
鹧鸪】 zhè gū  シャコ

阿辽娜】 ā liáo nà  アリョーナ。(Alyona 人名)
艾果尔】 ài guǒ ěr  エゴールカ。(Yegorka 人名)
伊凡•茹科夫】 yī fán・rú kē fū  イワン・ジューコフ。(Ivan Zhukov 人名)
戈比】 gē bǐ  カペイカ。(kopeck 貨幣単位 1/100ルーブル)


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【口語訳】


「ワーニカ」    チェーホフ


三ヶ月前に靴屋のアリョーヒンのところへ見習い奉公にだされた九つの少年、ワーニカ・ジューコフは、クリスマスの前夜、床に入らなかった。

主人の家族や職人たちが夜中のミサに出かけてしまうのを待って、少年は主人の戸棚から、インク壜と、
ペンの先の錆びついたペンを持ちだし、しわくちゃの紙を前にひろげて、書きはじめた。

最初の一字を書く前に、少年は何度かびくびくと戸口や窓をふり返り、靴型ののった棚が両側にずらりと並んでいる
くろずんだ聖像に横目を走らせ、とぎれがちの溜息をついた。
紙は腰掛けの上にのっており、少年自身は腰掛けの前にひざまずいているのだった。

 『なつかしい、おじいちゃん、コンスタンチン・マカールイチ!』と少年は書いた。
『おじいちゃんに手紙を書きます。クリスマスおめでとう。神さまがしあわせをさずけてくださるよう祈っています。
ぼくには父ちゃんも母ちゃんもいないので、おじいちゃん一人いるきりです』

ワーニカは、蝋燭がちらちらと映っている暗い窓に目を移し、地主のジワリョフ家で夜番をしている祖父、
コンスタンチン・マカ-ルイチの姿を、ありありと心に描いた。

祖父は小柄で痩せこけてはいるが、とても愛敬のある六十五歳の老人で、いつも目許に微笑をたたえている。
昼のうちは台所で居眠りしているが、、夜になると、だぶだぶの皮外套にくるまって、
邸の周囲をまわって歩き、拍子木の音をひびかせる。
そのあとには、老犬のカシタンカと、「ドジョウ」と呼び名をつけられている牡犬が、首をたれてつき従う。

このドジョウという犬は、めずらしいほど行儀がよいので、よく人に好かれている。
黒い毛色やいたちのように長い身体のおかげで、ドジョウという名がついたのだ。

今ごろ、祖父はきっと門口に立って、あかあかと火のともった村の教会の窓を目を細めて眺めていることだろう。
拍子木をベルトにくくりつけ、防寒靴の足を踏み鳴らしながら、寒さにちぢかみ、肩をそびやかしているにをちがいない。

天気はすばらしい。晴れ渡っていて、風もなく、空気が乾燥していてとても寒い。
真っ暗な夜だが、村全体が、白一色の屋根や煙突から立ちのぼる煙りの流れともども一望の下に見渡せるし、
銀色の氷柱におおわれた木々も、雪の吹きだまりも見える。

朗らかにまたたく星が空一面にちりばめられ、銀河が、さながら祭日を前に控えて雪で洗い清められ、
みがきあげられたかのように、ひときわくっきりと浮きだしている……。

ワーニカは溜息をつくと、ペンをとっぷりインクに浸して、書きつづけた。
『昨晩はぼく、ひどくぶたれました。
ぼくがここの赤ちゃんの揺籠をゆすっているうちに、うっかり寝てしまったので、旦那がぼくの髪をつかんで
庭にひきずりだし、皮紐でぶったのです。

それから、やっぱり今週のことだけど、おかみさんからニシンのはらわたを抜くように言いつけられたので、
尻尾からはじめていたら、いきなり取りあげて、ニシンの鼻面でぼくの顔をつつきました。

職人たちはぼくをばかにして、酒屋へウォトカを買いに行かせたりします。
それに、食べるものが何もないの。朝はパン、お昼はお粥、晩もパンだけで、料理や紅茶があっても、
旦那たちが自分で腹いっぱい食べちゃいます。

ぼくは玄関の土間に寝かされるんだけど、ここの赤ちゃんが泣くと、全然眠らずに、揺籠をゆすっているのです。
なつかしい、おじいちゃん、どうかお願いだから、ぼくをここから家へ連れてってください。
村へ連れてってください。ぼく、とてもしんぼうできないの……お願いです。
一生神さまにお祈りしますから、ぼくをここから連れだしてください。でないと、ぼく死ぬもの……』

ワーニカは口を歪め、真っ黒な拳で目をぬぐって、すすりあげた。
『ぼく、おじいちゃんのタバコをきざみます』少年はなおも書きつづけた。

『神さまにもお祈りしいます。もし何かしたら、どんなにひどくぶってもいいよ。
ぼくの仕事がないと思うんなら、ぼく管理人のおじさんに、どうかお願いだからと頼んで、長靴をみがかせてもらうか、
でなかったら、フェージカの代わりに羊の番をします。

おじいちゃん、とてもしんぼうできません。ほんとに死にそうです。
歩いて村へ逃げようかと思ったんだけど、長靴がないし、寒さがこわいのです。
大きくなったら、ぼく、この恩返しにおじいちゃんを養って、だれにも馬鹿にさせないようにします。

モスクワは大きな町です。どの家もえらい人ので、馬もたくさんいるけど、羊はいないし、犬も強そうじゃありません。
ここでは子供達も星を持って歩かないし、聖歌隊の席へはだれも入れてくれません。

こないだ、ある店の窓の中で、竿と糸もそっくりついている釣針を売っているのを見ました。
どんな魚でも釣れそうな針で、とっても高いんだよ。一プードのなまずでも釣れるような針もありました。

それから、お屋敷の人たちの使うような、いろんな鉄砲のある店も見ました。
あんなのはきっと百ルーブルもするんだね……肉屋には、ヤマシギも、シャコも、ウサギも売ってるけど、
どんなとこで射ったのか、店の人たちは教えてくれません。

なつかしい、おじいちゃん。お屋敷にお菓子のついたクリスマス・ツリーが飾られたら、
ぼくの分に、金色にぬったくるみをもらって、緑色の箱の中にしまっといてください。

ワーニカはしゃくりあげるように溜息をついて、また窓をじっと見つめた。

お屋敷ではクリスマス・ツリーにする樅(もみ)を森へ伐りに行くのはいつも祖父で、
そのたび孫の自分も連れて行ってもらったことを、少年は思い出した。楽しい時だった!

凍えきった山林がきしきしと音を鳴らすと、祖父も同じように咽喉を鳴らす。
それを見ているうちに、ワーニカまで咽喉を鳴らしてしまう。

よく、樅(もみ)を伐る前に、祖父はパイプをくゆらし、長いこと嗅ぎタバコを嗅いで、凍えきっているワーニカをからかったものだ……
氷柱におおわれた樅の若木は、そよとも動かずに立ち、自分たちのだれが生命を落とすのかと待ち受けている。

どこから現われたのか、ウサギが雪堆の上を矢のように突っ走る。祖父は思わずこう叫ばずにはいられない。
「つかまえろ、つかまえろ……つかまえるんだ! ええ、いまいましいウサギめ!」
伐り倒した樅を祖父がお屋敷にかつぎこむと、みんなで飾りつけにとりかかるのだった。

『早く来てください、おじいちゃん』ワーニカは書きつづけた。『お願いだから、ぼくをここから連れて帰ってください。
父ちゃんも母ちゃんもいない不幸なぼくを可哀そうだと思ってください。

ぼく、みんなにぶたれるし、ひもじくてたまらないし、口で言えないくらい淋しくって、年じゅう泣いてばかりいます。
こないだも旦那が靴型でぼくの頭をひどくぶったので、ぼくは倒れて、やっと気をとり戻したほどです。
どんな犬よりもひどい、救いようのない暮らしです……。

アリョーナや、目っかちのエゴールカや、馭者のおじさんによろしく。
ぼくのアコーディオンは誰にもやらないでね。孫のイワン・ジューコフより。おじいちゃん、早く来てください』

ワーニカは書きつづった紙を四つ折りにすると、晩のうちに一カペイカで買ってきておいた封筒に入れた……
ちょっと考えてから、少年はペンにインクをたっぷりつけて、宛名を書いた。『村のおじいちゃんへ』

そのあと、頭をかきながら少し考えて、『コンスタンチン・マカールイチさま』と書き足した。
だれにも書く邪魔をされなかったのに満足した少年は、帽子をかぶると、外套も羽織らず、シャツ一つの姿でそのまま表にとびだした……。 

ゆうべ少年がたずねた時、肉屋の店員たちは、手紙をポストに入れれば、そのポストから世界じゅうどこへでも、
酔っ払いの馭者が、しゃんしゃんと鈴の鳴る三頭立ての郵便馬車でとどけてくれると、教えてくれた。

ワーニカはいちばん近くのポストに駆けつけると、大切な手紙をポストの口におしこんだ……。
楽しい希望に心もなごんだ彼は、一時間後には、ぐっすりと眠っていた……彼はペチカを夢に見た。

ペチカの上に、祖父が素足をぶらぶらさせて腰かけ、自分の手紙を読んでくれている……
ペチカのわきをドジョウが歩きまわり、尻尾をふっているのだった……。