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【第二課 第八節】   动脑筋爷爷 ⑧

     

小朋友,有一天,小问号约小天真,到动脑筋爷爷家去。
老爷爷不在,留下一张便条,上面写着:
亲爱的小朋友:上星期天,你们到我家里,白跑了一次,十分抱歉!
我的工作较忙,正在做一项科学实验。
一走进实验室,要求一丝不苟,不能有半点马虎。
实验今天结束,请你们晚上来吧!
祝你们 学习进步!  动脑筋爷爷

时间过得真慢,天色还没有黑下来,小天真早吃好晚饭了,像油锅上的蚂蚁似的,
一会儿看电钟,一会儿走到门口。直到七点钟光景,小问号才慢悠悠地来啦。
他们一起出发,走了一段路,只见老爷爷在家门口招手,两个小朋友同声地说:
「动脑筋爷爷,好!」  「你们好!」


一丝不苟】 yì sī bù gǒu     念入りにやらなければならない



圆珠笔为什么能写出字来?  

动脑筋爷爷用圆珠笔,认真地画机械图。
画好了,看见小问号呆呆地站着,说:「你怎么啦?」
「老爷爷,这笔为什么叫圆珠笔呢?」
小天真刚巧拿着个小皮球跑来,随口说:「我知道,因为笔尖上有一颗圆珠。」
「那怎么能写出字来呢?」
小天真答不出了,手里的小皮球,不知不觉地掉到地上。

小皮球一个劲儿向前滚,滚过地上一滩水,后面留下长长的水渍 zì。
老爷爷说:「好,小皮球回答了问题。皮球是圆的,圆珠也是圆的。
它们带着油或水滚过,就留下线条来。」

老爷爷把圆珠笔拆开,露出一根细管,里面是油墨。
他又把笔头放在显微镜下,小问号和小天真看到一颗圆珠。
老爷爷拿掉圆珠,留下缺口好像一只碗,碗壁上有五条槽 cáo。
他说:「细管里的油墨,是沿着槽流下来的。」
小问号说:「圆珠一边滚,油墨一边流,字就写出来了。」
「你说的对。」老爷爷笑着点点头。



【机械图】 jī xiè tú   機械の図面
【水渍】 shuǐzì   濡れ跡
【油墨】 yóu mò   インク
【缺口】 quē kǒu    穴、割れ目、裂け目
【槽】 cáo  溝、くぼみ



牛奶、豆浆为什么会变酸? 

动脑筋爷爷倒了两杯牛奶,给两个孩子。
小问号尝了一口,咂咂嘴说:「怎么,酸啦?」
「对,这叫酸牛奶。」
「什么?」
老爷爷讲了一个故事:
有个看不见的世界——细菌世界,人的眼睛是看不见的。那里有千千万万的细菌。
有一次,伤寒菌混到一群乳酸菌中间,乳酸菌赶它走。
伤寒菌说:「咱们细菌都是一家人!」

「谁同你是一家人!」一个乳酸菌严厉地说,「你给人们传染伤寒病。
我们跟你不一样,能做对人们有益的工作。」
「我不相信你们会干有益的工作!」
「像蛋类、牛奶和豆浆,人吃了,要变成氨基酸才能吸收。
我们能使这些东西变成氨基酸,你知道吗?」
伤寒菌一听,溜走了。

动脑筋爷爷指着杯子说:「酸牛奶,是乳酸菌在牛奶里发生作用呢。」
「豆浆变酸,一定也是乳酸菌玩的戏法。」小天真嚷着说。
「不,」动脑筋爷爷说,「牛奶、豆浆放久了,一些有害的细菌混在里面,
使牛奶和豆浆变酸,腐败变质,不能再吃。
酸牛奶里是乳酸菌发生作用,还经过消毒,是一种营养较好的食物。」



【咂咂嘴说】 zā zā zuǐ shuō  舌打ちして言う
【酸牛奶】 suān niú nǎi  ヨーグルト
【伤寒菌】 shāng hán jūn  チフス菌
【乳酸菌】 rǔ suān jūn  乳酸菌
【氨基酸】 ān jī suān  アミノ酸
【玩的戏法】 wán de xì fǎ (乳酸菌が) 使った魔法







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【口語訳】


小問は小真を誘って、明白先生の家に行きました。
先生は留守でしたが、こんな手紙が置いてありました。
親愛なる小さな友人たちへ
先週の日曜日も家に来てくれたのに、無駄足を踏ませてしまって、本当にごめんね!
仕事が忙しくて、今は科学の実験をしているところです。
実験室に入ったら、細かいところまで注意が必要で、少しも気を緩めることはできません。
でも実験は今日終わるので、今晩また来てくださいね。
君たちの勉強がうんと進みますように!
明白先生より

時間が過ぎるのは、なんてのろいのでしょう。
空がまだ暗くならないうちから、小真はとっくに晩ごはんを食べ終わり、
熱いフライパンの上のアリのように落ち着かずにじりじりしていました。
しばらく待っては時計を見に行ったり、またしばらくしては玄関へ行ってみたり。
7時頃になって、小問がようやくのんびりとやってきました。
2人は一緒に家を出て、少し歩くと、先生が家の前で手招きしているのが見えました。
2人の子どもは、声をそろえて言いました。
「明白先生、こんばんは!」



ボールペンはどうして書けるの?
明白先生はボールペンを使って、真剣な顔で機械の図面を描いています。
描き終ると、小問がじっと立っているのを見て、言いました。
「どうしたんだい?」
「先生、そのペンはどうしてボールペンって言うの?」
ちょうどそこへ、小真が手にボールを持って走ってきました。小真は、すぐに答えました。
「知ってるさ、ペンの先にボールが入ってるからだよ。」
「じゃあ、どうして字が書けるの?」
小真は答えにつまり、手に持ったボールを思わず落としてしまいました。
ボールはどんどん転がっていきます。地面の水たまりの中を転がり、後ろに長い水の濡れ跡を残していきました。
先生が言いました。「いいぞ、ボールが質問に答えてくれた。
ボールは丸いし、ボールペンに入ってるボールも丸い。それに油や水がついて転がっていくと、線が残るんだ。」
先生がボールペンを分解すると、1本の細い管が出てきました。中身はインクです。
さらに、先生はペン先を顕微鏡の下に置きました。小問と小真には、小さな玉が見えました。
先生が玉を取り出すと、ぽっかり空いた穴は、まるでお椀のような形をしています。
お椀の表面には5本の溝があります。先生が言いました。「管の中のインクは、溝に沿って流れてくるんだよ。」
「玉が転がりながらインクが流れると、字が書けるのね。」小問が言いました。
先生は、笑顔で頷きました。 



牛乳や豆乳はどうして酸っぱくなっちゃうの?
明白先生が、牛乳を2杯のコップに入れ、2人に渡しました。小問は一口飲んでみて、舌を鳴らして言いました。
「何これ? 酸っぱくなってる?」
「そう、これはヨーグルトって言うんだよ。」
「ええ?」小問と小真は、目を丸くしました。
先生がお話をしてくれました。
目に見えない世界があります――細菌の世界です。人間の目では、見ることができません。そこには何千、何万もの細菌がいます。
ある時、チフス菌が乳酸菌の群れの中に紛れ込みましたが、乳酸菌はチフス菌を追い出しました。
チフス菌は言いました。「おれたち細菌は、みんな仲間じゃないか!」
「誰がお前なんかと仲間なもんか!」乳酸菌の一人が、きつく言いました。「お前たちは、人間にチフスを伝染させるじゃないか。
ぼくたちは、お前と違う。人間たちの役に立つ仕事ができるんだ。」
「お前らに役に立つ仕事なんかできるもんか!」
「卵や牛乳、豆乳なんかは、人間が食べた後、アミノ酸に変えないと吸収されないんだ。
ぼくたちは、こうした物をアミノ酸に変えることができる。分かったか?」
チフス菌はこれを聞くと、逃げていきました。
明白先生は、コップを指さして言いました。「ヨーグルトは、乳酸菌が牛乳の中で働いてできたんだよ。」
「豆乳が酸っぱくなるのも、きっと乳酸菌の魔法なんだね。」小真が大きな声で言いました。
「いいや。」明白先生が言いました。「牛乳も豆乳も、長い間置いておくと、有害な細菌が入り込んで、酸っぱくなってしまう。
これは腐敗して変質したので、もう飲むことはできない。
だけどヨーグルトは乳酸菌が働いてできたものだから、消毒をすれば、栄養のある食べ物になるんだ。」