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香港概要 (http://wiki.chakuriki.net)

    詳細地図(交通地図)

ビクトリア湾 (維多利亞湾 Victoria Harbour)

香港島と九龍島の間にある湾。船の往来が世界の中でも一番に多い。

ビクトリア・ピークから見下ろす美しい夜景は 「100万ドルの夜景」 と称されている。

ヴィクトリア湾の景色を堪能できる乗り物といえば、香港島の中環 (セントラル)
と九龍島の尖沙咀 (チムサーチョイ) を結ぶスターフェリー。
(天星小輪 Star Ferry)

100年以上の歴史があり、1979年に地下鉄が開通した以降も、
香港市民の交通手段として親しまれている。

海風にあたりながら眺める美しい景色は、スターフェリーならではの楽しみ。

わずか6分間の短い船旅を堪能するのも、贅沢な気分である。
 
 
       
    (香港までの交通)

成田、羽田から直行便で香港国際際空港まで4時間30分。

関西から直行便で香港国際際空港まで4時間。


ウィキトラベル(香港)
   




香港観光ガイド (エクスペディア社 Expedia Inc.)

   

            

1.香港人が一生のうちに日本に来る回数は平均して4.7回。これは世界で最高である。

東京や京都には行った事のある人が多いので、本屋では 「日本温泉地百科」 などという本が並び、相当日本でもマイナーな地域が掲載されている。
日本の田舎を旅行している中国人はまず間違いなく香港人 (か台湾人) である。
シンガポールの華人もね。

「ぶらり途中下車の旅」 的な超マイナーな地方都市も観光ガイドの記事になっている。
「埼玉行田市で 富来 (=フライ。具の少ないお好み焼きみたいな無名郷土料理)」 を食べる! つう記事を見た時は軽く眩暈が・・

数年前には沖縄ブームが来て沖縄を題材にした香港映画も多数製作された。
あの映画はレスリー・チャンの黒歴史。

中途半端に 「北海道?行った事あるよ」 などと相づちを打つと、「●●の●●という寿司屋が」 ととんでもなくミクロな話をされてついていけなくなることが多い。
香港のコンビニには、現地の地図より東京や大阪の地図やガイドブックの方が目立つところに置いてある … しかも大量に!



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略称
港 gang


地理

中国の東南端、珠江の反対側にあるマカオの60 km東に位置する。
北は、深セン市との境界がある。陸地の多くは、国立公園や自然保護区となっている。

香港の地形は山地が全体に広がり、香港全土の約60%、約650平方キロメートルを占める。
最高標高は958メートルの大帽山である。

中国本土との境界地域に広がる元朗平原を除き平地は少ない。
元朗平原付近の海岸部には湿原が広がる。


気候

温帯夏雨気候 (サバナ気候 - 温暖湿潤気候移行部型) に属し、秋・冬は温暖で乾燥しており、春・夏は海からの季節風と熱帯低気圧の影響で高温湿潤という気候である。

秋はしばしば台風に襲われ、スターフェリーやマカオへ向かう水中翼船などの船舶や航空便、トラム路線が運行停止になることもある。
台風の警報が発令されると各種イベントが中止となるだけでなく、学校や企業、官公庁も休業となる。

冬は北風により中国本土の粉塵、工場や自動車の排ガスが流入することが多く、近年はそれによる霧や靄がしばしば発生している。
新界地区では、最低気温が10度を下回ることもあり、凍死者も出るため気温低下が予測される日には暖房設備を準備した公共施設を開放することがある。


面積
約1104平方キロメートル。(東京23区の約2倍程度)


人口
約715万人。(2014年)


政体
一国両制 (一国二制度)。 社会主義と資本主義が併存する。


民族構成
98%を占める漢民族と残り2%の外国人で構成。

宗教
仏教、道教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、シーク教、ユダヤ教など。


概要

香港は、香港島、九龍半島、新界および周囲に浮かぶ235余の島を含む。
1842年南京条約などにより清からイギリスに割譲、租借された土地。
1997年7月1日イギリスから中華人民共和国へ返還された。

公用語は英語と中国語。事実上の共通語は広東語である。
人口の 95.2%が広東語 (中国語の南方方言の1つ) を常用もしくは理解し、38.1%が英語を常用もしくは理解する。
香港をベースとする航空会社としてキャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空、貨物専門航空会社のエア・ホンコンがある。

なお、1998年にランタウ島 (大嶼山) に新しい空の玄関として香港国際空港が開港した。
ランタウ島は香港島の2倍の面積を有する香港最大の島であり、2005年9月には島内にディズニーランドが開園した。


隣接するマカオとの間には、24時間運行されている水中翼船や高速フェリーの他、ヘリコプターによる定期便も運航されている。
同じく隣接する広州との間はKCR (九廣鐵路) の運行する列車 「城際直通車」 で結ばれている。

2018年10月には、香港とマカオ、そして珠海市を結ぶ 「港珠澳大橋」 (全長55㎞) が開通した。


また、近年では南シナ海を運航する大型クルーズ船の寄港地としても知られており、九龍にある客船ターミナルに発着している。


香港島と九龍半島の間は自動車トンネルとMTR (地下鉄) で結ばれている。
またスターフェリーと呼ばれるフェリーが運航されており、市民の足として重宝されているだけでなく、観光客の間でも人気である。

銘柄品は、
手彫り風水印鑑 (Tangs・ザ・ペニンシュラ)、お菓子 (マンダリン・オリエンタル)、刺繍靴 (先達商店)、
シルク工芸品 (中芸)、チャイナドレス (上海灘)、漢方薬 (裕華国貨)、香港料理 (唐閣)、
ヤム茶 (YUM CHA) など。






観光スポット










① 香港ディズニーランド (Hong Kong Disneyland Resort 香港迪士尼樂園度假區) (ランタウ島大嶼山)

2005年のオープン以来、人気を集める香港ディズニーランド。
ファンタジーの世界と中国文化が出合う、香港ならではのディズニーランドを満喫できる。




アジア初の 「トイ・ストーリーランド」 には、映画 「トイストーリー」 にちなんだアトラクションや
ショップが並んでいる。入り口では、巨大なウッディの像が出迎えてくれる。

エリア内では、さまざまなおもちゃに出会え、観光客たちは映画の気分を味わいながら、
自分がおもちゃサイズになったような感覚になれる。


交通アクセスは、香港国際空港から、タクシーで15分。










② ビクトリア・ピーク (Victoria Peak) (香港島太平山頂)

香港島北側から九龍半島を見渡す絶景スポット。
夜は 「100万ドルの夜景」 の観賞を。

ピークタワーにはマダム・タッソーのろう人形館をはじめ、アトラクションが充実。
交通アクセスは、中環 (セントラル) からピークトラムかバス利用が便利。

ピークトラムの山麓駅へは、中環のスターフェリー乗り場前のバス停から15Cのバスで約5分。

ピークトラムに乗り換えて約15分。











③ アベニュー・オブ・スターズ (Avenue of Stars)  (九龍島尖沙咀星光大道)

九龍半島の南端、ヴィクトリア・ハーバー沿いに約1kmにわたって伸びる遊歩道 「尖沙咀 (チムサーチョイ) プロムナード」。
ここには、香港映画スターの手形&サインがずらりと並ぶ。

カンフーアクション映画で有名になったブルースリーの銅像も、等身大の大きさで展示されている。
100年をこえる香港映画の歴史をたたえ、香港映画にかかわったスターや監督、有名な歌手たちを後世に伝えるため2004年4月にオープンした。

香港島の摩天楼が眺められる絶好のビュースポットでもある。
交通アクセスは、まずMTR尖沙咀 (チムサーチョイ) 駅の出口J1を目指す。

この出口は地下道でつながっているので、そのままプロムナードへ出られる。










④ 女人街 (ノイヤンガイ) (九龍島油尖旺区旺角通菜街)

旺角 (モンコック) の通菜街 (トンチョイガイ) の屋台街は別名 「女人街」 といわれる。
女性物の衣類や雑貨が中心。

おしゃれとはいえないが、遊び心を満たしてくれるアイテムやチープでユニークな物が見つかる。
ビーズのバッグや民族調のウェア、レトロモダンな小物類などおみやげによい物もある。

露店の裏にも商店や飲食店が並んでいる。
交通アクセスは、旺角駅D3出口から徒歩約3分。








⑤ ザ ペニンシュラ 香港  (The Peninsula Hong Kong 香港半島酒店)  (九龍島梳士巴利道)

香港でもっとも長い歴史を持つホテル。
1928年の開業以来、貿易商からハリウッドスターまで、世界中の人びとをもてなしてきた。

尖沙咀 (チムサーチョイ) のビクトリアハーバー沿いに位置。
ローマ様式の屋内プール、広さ1115m2のスパ、受賞歴のあるレストランとバー9軒を併設している。

1970年代には、ロールスロイスによる送迎を開始するなど、話題に事欠かない。
交通アクセスは、MTR尖沙咀駅のフェリーターミナルから徒歩5分。

空港からは、ホテル所有のロールス・ロイスのリムジン、または専用ヘリコプターで優雅にアクセスできる。









⑥ アバディーン  (Aberdeen 香港仔)   (香港仔長洲碼頭)

アバディーンは、香港島の南部に位置する港町で、「香港」 の地名の由来とも言われている。

タンミン(蛋民)と呼ばれる水上生活者が見られ、ジャンク船やサンパンという
観光客向けの小舟が多く停泊している。

豪華なイルミネーションが目を引く水上レストランがいくつかあり、観光名所となっている。
海に浮かぶ宮殿のような店内で味わえるのは、新鮮な素材を使った広東式海鮮料理である。

水上レストランへは、香港仔の海浜公園の桟橋から無料の送迎船が出ている。
















⑦ 香港海洋公園 (Ocean Park Hong Kong)  (香港仔黃竹坑道180号)

アバディーンの南東2kmにあるアミューズメント・パーク。(1977年開設)

ジェットコースターをはじめとする絶叫マシンなどのエリア、ジャングル探検のアトラクション・エリアなど
動物園、水族館を併設したバラエティ豊かな遊園地である。

また中国歴代王朝の楼閣、宮殿、街並みを再現した歴史館 「集古村 (Middle Kingdom)」 が隣接している。












香港アラカルト




1. 香港トラム (Hong Kong Tramways)

香港島北部を走る2階建ての路面電車。どこへ行くにも一律2香港ドル (約25円) と格安。

広告が描かれたトラムのボディを眺めるのも楽しいが、やはり車中から香港の町並みを眺めるのが一番!
降車を知らせるブザーも車内アナウンスもなく、各トラムストップにかならず停車する。

2階への階段が狭く急なため、目的地への短距離の移動には1階席がオススメ。
長距離の移動や、街並見物目的でのんびり乗るのであればぜひ2階席前方を。

途中で気に入った町並みがあったら途中下車して散歩するのも一考である。









2. 飲茶店 「YUM CHA」  (上環駅前、尖沙咀駅前)

飲茶 (ヤムチャ) とは、中国茶を楽しみながら点心を食べる伝統的な習慣のこと。

香港は、飲茶の本場と言われており、街にはたくさんの飲茶スポットがある。
なかでも、上環駅前の 「YUM CHA」 は、若者に人気の飲茶店である。

イエローまん (黄色) 中には、カスタードクリームが入っている。
グリーンまん (緑色) 中には、抹茶クリームが入っている。

ブタの顔をした点心は、文字通り、豚まんである。











3. 茶餐廳 (ちゃさんちょう)

朝食から夜食まで楽しめる、香港ならではの飲食店。
朝昼晩と時間帯により異なるメニューが卓上に置かれ、店ごとにさまざまなセットがあるのも特徴。

店内はいつも満員、相席必至。
支払いは、食後に出口のカウンターに行って支払う。

香港の一般のレストランで求められるチップの支払いは不要。







翠華餐廳 (すいかレストラン 中環威靈頓街店)

地下鉄中環駅 (セントラル駅) より歩いて5分という好立地にある翠華餐廳。
1967年九龍旺角で小さく始まった茶餐廳だったが、現在は、都心部に24時間営業の店舗を構える大チェーン店である。
   

    茶餐廳のメニュー           
           
 熱女及茶 (イッナイチャ)      奶油豬 (ナイヤウチャイ)      西多士 (サイトーシー)    
 煮出したホットミルクティー    練乳トースト    フレンチトースト  
         シロップをかけて食べる  
           
  沙爹牛肉公仔麵     干炒牛河 (ゴンチャウアウホウ)      
 (サーテーアウヨゴンチャイミン)     牛肉入りきしめん炒め      
 サテソースで炒めた牛肉麺          









4. 煲仔飯 (ボウチャイファン)

冬の風物詩となっている釜飯。(土鍋炊き込みご飯)

煲仔飯は、茶餐廳 (ちゃさんちょう) のほか、香港島なら銅鑼湾のジャーディンズ・バザールや湾仔のヘネシーロード、
九龍サイドでは油麻地のテンプルストリート付近の食堂でよく見掛ける。

ご飯とともに炊き込む素材は、スペアリブ、鶏肉、しいたけ、チャイニーズサラミ、そして食用カエルなどなど様々。







四季煲仔飯 (九龍油尖旺区油麻地)

店の名前のとおり、一年中煲仔飯が食べられる専門店。
寒くなってくると、お店の外に長い行列ができる人気店である。

飾り気のないシンプルな店内にはテーブルが整然と並び、これぞ専門店という雰囲気。
各テーブルには専用のかけ醤油のボトルがある。




お好みに合わせてアツアツのご飯にかけて食べる。


煲仔飯用醤油

芳醇な大豆の香りと甘さが際立ち、釜飯の味付けに最適なのはもちろん、炒麺や、ポークソテーの下味にもぴったり。
ご飯にかけて食べるだけでもおいしい。
















中国語講座 「香港、輝く真珠」 


香港位于祖国漫长海岸线的南端,她面积不大,却是亚太地区的航运中心、贸易中心和金融中心,还是购物、美食和旅游的好去处。

香港是一个著名的港口,世界各地的商人都乐意来这里做生意。
因此,香港的市场是一个“万国市场”。
来自近两百个国家和地区的商品,琳琅 línláng 满目,应有尽有,而且物美价廉。

在香港,人们能够品尝到世界各地的美食。
内地的粤菜 yuècài、川菜,德国、法国、意大利等国的佳肴,东南亚各地的饮食,一应俱全,游客们可以大饱口福。

所以,人们又把香港称作“美食天堂”。
香港还是一个旅游胜地。

小朋友们最爱去的就是举世闻名的海洋公园。
公园里的海豚 hǎi tún 和海狮表演最为出色。

在清澈qīngchè的池水里,它们一会儿钻圈 zuānquān,一会儿顶球。
有时趁你不注意,会突然跃出水面,向你点头,有时还会喷你一身水呢。

每当夜幕降临的时候,香港就成了灯的海洋。
港湾里闪耀的灯光,像五颜六色的焰火 yànhuǒ,洒落 sǎluò 人间。

马路上一串串明亮的车灯,如同闪光的长河,奔流不息。
高楼大厦的霓虹灯 níhóngdēng 光彩夺目,热情欢迎来自五洲四海的游客。

香港,真是我国南海之滨一颗璀璨 cuǐcàn 无比的明珠。



【注 釈】

【好去处】 hǎo qù chù  穴場。拠点。中心地。要所。名所。
不为人知的好玩的地方。人が見のがしている恰好かっこうの場所。
人にあまり知られていない楽しめる場所。

【洒落人间】 sǎ luò rén jiān   地上にこぼれ落ちる。



【口語訳】

香港は我が国の長い海岸線の南端に位置し、面積は広くありませんが、アジア太平洋地域の水運の中心、
貿易の中心かつ金融の中心で、更にはショッピング、美食と旅の拠点です。

香港は有名な港で、世界各地の商人がここで商売するのを好みます。
それで、香港の市場は、「世界の市場」 になっています。

二百近くの国家や地域からの商品は、素晴らしいものが沢山で、すべてがそろっていて、かつ質が良く安価です。
香港では、人々は世界各地の美食を味わうことができます。

国内の広東料理、四川料理、ドイツ、フランス、イタリア等の美味しい料理、東南アジア各地の飲食料品が、すべてそろい、観光客はご馳走を堪能することができます。
それで、人々は香港を 「美食天国」 とも呼ぶのです。

香港はまた観光景勝地でもあります。
君たちが良く行くのが世界的に有名な海洋公園です。

公園のイルカとアシカのショーは最も見ものです。
透き通ったプールの水の中で、彼らは輪をくぐったり、玉のせをしたりします。

時には君が気づいていないのを見計らって、突然水面に飛び出して、君に向かって頭を振ったり、時には君に水を浴びせるでしょう。
毎日夜のとばりが降りるころ、香港は電燈の海原になります。
港できらめく照明は、色とりどりの花火のようで、地上にこぼれ落ちます。

大通りではひと筋ひと筋の明るい車のライトが、きらめく川の流れのようで、勢いよく流れて止むことがありません。
高層ビルディングの蛍光灯はまばゆいばかりで、世界各地からの観光客を熱心に歓迎しています。
香港は、まさに我が国南シナ海岸の光輝く殿堂です。











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