ののとゆかいな仲間達 (その228)         Top Page


2009年02月01日  
赤い蝶


お城に到着し馬車から降りると、運転手にチップを渡してポーシャは舞踏会へと向かいました。

お城の大広間では、美しく着飾った令嬢たちが、楽しく踊っていました。
美しいドレスも持っていないポーシャは、広間の隅っこでひっそりとしていました。

と、そのとき、どこからともなく一匹の蝶が姿をあらわしました。
いえいえ、ただの蝶ではありません。全身がまっ赤に輝いているとても大きな蝶なのです!

王さまが立ちあがって叫びました。
「この赤い蝶こそ、最も美しい女性を求めるといわれる伝説の蝶にちがいあるまい。
この赤い蝶を捕らえた方を、わが王子の妃(きさき)に選ぼう!」

さあ、広間は大騒ぎです。
令嬢たちは、なんとか「赤い蝶」を捕らえようと、けんめいに両手をのばしました。
けれども「赤い蝶」は、その騒ぎの中を、風に舞う赤い花びらのように悠々と飛んでいました。

ポーシャは、ひとりポツンと、この騒ぎを見つめていました。
(ポーシャは赤い蝶に興味がなかったのでしょうか?
いえいえ、そうではありません。彼女としては単に面倒くさかっただけでした )

ふと、ポーシャは肩をたたかれ、驚いてふりむきました。
すると、そこには、王さまが立っていました。

「どうして、あなたは、あの蝶を捕らえようとしないのですか?」
从;^ー^)<だって、私より美しい方は、たくさんいらっしゃいますもの・・・

(ポーシャはほんとうに心からそう思っていたのでしょうか。
いえいえ、そうではありません。とっさに口から出た心にもないきれいごとでした)

王さまは、にっこり笑われました。いつのまにか王子さまもそばに来ていました。
「あなたこそ、この王子の妃になるにふさわしい人だ」王さまは満足そうに言いました。

「ボクが父上にお願いしたんですよ。舞踏会で赤い蝶を放ち、誰が最も妃にふさわしいかを知るために」

「そう。そして、この世で最も美しいのは、謙虚で美しい心を持った人なのです」
王さまも、そういいました。

こうしてポーシャと王子は結婚しました。
結婚式には、お城の人々だけでなく、 モーニング娘。やシンデレラ、白雪姫など、ポーシャの友人たちもおとずれて、 二人の幸せを祝福しました。

ところでその後、ポーシャと王子はほんとうに幸せになったのでしょうか。
いえいえ、そうではありません。

幸が薄く、おまけに性格がグダグダでアホ全開の彼女と結婚して幸福になれるワケがありません。チヤンチヤン







2009年02月15日  



最近、安倍なつみの周りにはとにかく個性豊かで魅力的な人たちが集って来るようになった。

アーティスト、デザイナー、シナリオライター… (自称、霊能力者とかに指摘されるまでもなく)
クリエイティブな人たちとの出会い、仕事を通じて得るものは、かけがえのない財産となることだろう。

また彼女自身も一人の「表現者」であり、「出会い」の訪れはそのまま彼女の魅力を物語っていると言える。
同時に、彼女にとって人生の転機となる「最良の出会い」もそこから生まれるかも知れない。

ところで彼女をこれからも応援して行くうえで、ファンが覚悟しなければならないコトがある。
それは、やがて訪れるであろう電撃熱愛に電撃入籍報道。(電撃でなければ事務所に許可をもらえないからである)

もちろんファンの「擬似恋愛」はOKである。それは立派なアイドル応援スタンスのひとつのジャンルだと思う。
ただそのときになって「裏切られた」とか「凹んだ」とか八つ当たり的に批判をかましたりしてはいけない。

当然のことだが、彼女は自分自身のために歌い、舞台やステージに立ち、自身の夢の実現に向けて進んでいるのである。
自身の将来性を踏まえた結果として、進もうとしていた目標が恋愛や結婚に軌道修正することもあるだろう。

ひとりの女性として、ひとりの人間として、彼女が最終的に選択した自身の「ハッピーエンドの道」
それならば心から祝福し、最後の最後まで彼女の物語を見届けることこそがファンの使命ではなかろうか。

「・・・忘れないで欲しいのは、なっちはどこにいても、どんな仕事をしていても、みんながいての安倍なつみです」
先日のライブでそう語っていた彼女。

「どこにいても、どんな仕事をしていても・・・」これはどういう意味なのだろう。
なっちはどこかへ行ってしまうのか、それとも何か不安を抱えているのだろうか、あれこれ心配してしまうようなこの発言。

最近のなっちはとにかくファンに感謝をしてくれることが多い。
「みんなのおかげでステージに立って歌う事ができます」という一言もそうである。

なっちの場合、色々とあった過去の出来事。
現在の自分は周りの声援や支持があってはじめて成り立っているという縁の大切さや感謝の思い。
それらが彼女自身の感性や感動する心を徐々に養ってきたのかも知れない。

歌を歌い続けたいという情熱、歌えることの喜び。そして10年間共に歩み、培ってきたファンとの絆・・・
デビュー以来、彼女が紡いできたそんな物語性、その過程こそ、我々ファンが共鳴し、愛し、そして心から応援する大切なファクターだったのではなかろうか。

nacci090113colab.wmv    (微風  そよかぜ)







2009年2月18日  38th シングル 「泣いちゃうかも」 (モーニング娘。)


ああ、あなたが優しいのわかってる
けどその分辛過ぎるの ♪


なぜ優しさが辛いのでしょうか。

優しい彼は、優しいから付き合ってくれているだけ。
いつかは終わりがあるかもしれない。

彼が優しくしてくれればくれるほど、それを失う時が怖い。
そういう意味かも知れません。


マリコという女性の繊細で複雑な心理を描いた歌詞であり、
湿っぽい歌謡メロに乗せて哀愁感が漂う曲調になっています。

普段の元気一杯の姿は影を潜め、か弱い乙女心を表現する娘。たち。
もはや独特の世界を構築しています。ある意味攻めてますね。


090218kamo.wmv







2009年02月20日  
道化師のソネット


从‘ 。)<・・・次が最後の曲になります

(会 場)<え~!?

从` ロ )<声が小さい~!!!

(会 場)< Σ( ̄□ ̄;)ええええええ~~~~!!!

从´ 。)<・・・ご満悦

MC<楽しい時間はあっという間に過ぎて・・・次が最後の曲に・・・(会場)エー!!
は、ライブでお決まりのやり取りですよね。ベタですよねえ、ベッタベタ。

でも以前、横浜アリーナで、シャ乱Qのまことが、これを言ったところ・・・
「バカヤロー! ひっこめ!!」の野次が会場から飛びました。

やっぱ、このセリフは、あややみたいなカワイイコが言わんとね。笑

最後の曲といえば「勝負曲」です。最近のライブでは「dearest」 そして「ダブルレインボウ」
バラード曲主体ですね。Yeah ! めっちゃスラッシュ~♪とやってた彼女もすっかり「オトナ路線」に。

あの元気いっぱい「アイドルあやや」のイメージはまだ世間一般に残っているようです。
けれども彼女がアイドル路線から完全脱却する時期は必ず訪れてくるように思います。

2001年4月デビュー。右も左もわからずにとにかく全力でぶつかってきたこの8年間。
ファンそして事務所の期待に精いっぱい応じようと頑張って、そして期待以上の結果を残してきた。

しかし2006年10月、顎関節症によりツアー中止!「あやや倒れる」というニュースが日本中を駆け巡った。
顎関節症は「ストレス病」という一面もあり、再発しやすく完治しにくい病気と言われている。

ファンにとっては心配であり残念でもあったが、一番悔しい思いをしているのは言うまでもなくあやや本人だった。
しかし幸不幸は表裏一体。病気をきっかけにようやく自分のことをみつめる時間を持てるようになった。

「最近ようやく仕事でもプライベートでも、人と人の繋がりがとても大切だと感じはじめている。
これからは着々と、これまで出来なかった事にチャレンジしたいと考えているので温かく見守ってください」
ラジオ番組「FIVE STARS」でそう語っていた彼女。

先日の音楽番組では、フォーク界の大御所であるさだまさしさんとの対談が実現したあやや。
さださんはあややのことを「器用でどんなタイプの曲も歌いこなすことの出来る人」と評価してくれた。

「どんな曲も歌いこなせる人」さださんのこの一言は、あややにとっては最大の賛辞だったに違いない。
そのさださんの曲で「ぜひ歌ってください」というリクエストに応えて歌ったのが「道化師のソネット」

彼女が歌い出した瞬間、その「透明感」のある「歌声」に、とにかく聴き惚れてしまった。
この曲はネットでも配信され反響も大きく、彼女の歌唱力を高く評価するコメントが殺到した。

これまで周囲の期待に応えることが自分の夢と思っていた。そして病気という挫折を味わった。
思えばあの病気はあややにとって本当の意味での挫折ではなかった。彼女はくじけなかったし、折れなかった。

むしろこれまで出来なかった事、本格的なボイトレや歌唱訓練に時間を割けるようになった。
挫折して向いた方向には、本当にふさわしい自分の夢が見えた。

もちろん、この先進んでみないと本当にふさわしいかどうかはわからない。
「これが自分に一番の道だった」そう言えるように精一杯努力する。それが彼女にとって、新たな夢への第一歩。


aya090131big.wmv    (道化師のソネット)







2009年02月28日  
人生冒険


事務所社長の「思いつき」に振り回され、演歌歌手としてデビューするハメになった中澤裕子。
当初は断固ことわるつもりだった。演歌への転向は、モーニング娘。からの離脱を意味していたからである。

「もしこれをことわったら、私はモーニング娘。をクビになるのかな・・・。暫く1人で考えてみた。
やるかやらないか。はっきり答えが出せなかった。今まで自分で何でも決めて来たのに・・・」
                    (中澤裕子「ずっと後ろから見てきた」)

モーニング娘。をクビになる可能性すら思い描きながら、それでもなお踏み込むことに思い迷ってしまう世界。
それが中澤裕子にとっての「演歌」という世界だった。

心を決めたキッカケは、ファンから寄せられた1通の手紙だった。
「演歌のコトはよく知らないけれど、中澤さんが歌うのなら演歌を好きになれるかもしれません。
これからも応援しつづけます。だからぜひ頑張ってチャレンジしてほしいなと思います」

ここへきてはじめて、ファンの反応を恐れていた自分自身に気がついた。
モーニング娘。は応援するが、演歌を歌う中澤裕子に興味が無いと言われるのがこわかったのである。

そして10年後。歌手活動はもちろん、舞台やドラマに多方面での活躍を見せてくれる中澤さん。
今もなお芸能界という世界で幅広い活動ができるのも、彼女が一歩踏み出す勇気を持てたから、夢をあきらめなかったからだと思われます。

彼女が好んで使っていた言葉「人生冒険」。なんと前向きで力強い言葉なのでしょう。

「冒険」とは決して、今いる場所や今の状況を否定することから始まるものではありません、
それは新たな「出会い」や「発見」を求め旅立つ、といった意味合いが強いように思われます。

「あの日あの時 あの場所で 君に会えなかったら 僕らはいつまでも 見知らぬ2人のまま」
                    (小田和正「ラブストーリーは突然に」)

何もしなければ何事も始まらない。だから思っていること、やりたいことを勇気を出して実行することが大切。
それは新たな「出会い」であるとともに、新しい自分の「発見」、新たな自分を「創造」することでもある。

「ハァ?そんなこと悩んで馬鹿じゃない!?」冒険できない自分の不甲斐なさに「叱咤激励」してくれた裕ちゃん。
「ぼやいてないで前向きにやってみな、喝ッ!」って言われた気がしました。(^へ^;







                 






"Naichau Kamo (泣いちゃうかも:I Might Cry)" is Morning Musume's 38th Single. It was released on February 18, 2009.

This song is a techno music with heavy synths and powerful beats.

The emotions in this song really shine through which is most noticeable when the members sing
with a great touch to the mellow tone.

In the music video, the outfits of members are white and red simple costumes in the raining scene.
It matches well with the techno music, leaving a very strong impact on the viewer.






“或许会流泪”是早安少女组。的第38张单曲。于2009年02月18日发售。

这首歌是电子音乐,有厚重的合成器和强有力的节拍。
这首歌的情感很突出,在成员们用柔和的音调唱歌时最为明显。

在音乐视频,雨中的场景中,成员们的服装都是白色和红色的简单服装。
这与深厚的电子音乐十分匹配,给观众留下强烈的印象。








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