小説モーニング娘。 第十四章「Mr.Moonlight〜愛のビックバンド〜」    

小さい頃から芸能人になるのが夢だった。そんな自分の目の前に現れたのはアイドル、モーニング娘。
同じ年頃の女の子がブラウン管の中で歌ったり、踊ったりしてる。
きらびやかな世界の中でもさらに輝いて見えた。

彼女の夢は、芸能人という枠組からさらにモーニング娘。になる事と鋭くなっていった。
「ASAYAN」でモーニング娘。の4期追加メンバー募集の発表を見ると、彼女は迷うことなく応募した。
2000年3月29日、オーディションの最終審査が終了。彼女は見事、モーニング娘。の一員に選ばれた。

オーディションは、当初3人選ばれる予定だった。しかし、急きょ予定が変更され4人となった。
最後に名前を呼ばれたのが、彼女、辻希美であった。

「ダイヤモンドの原石のような可能性を感じるんや。みがけば光るかもしれん。どうしても入れたいんや」(つんく)

つんくの予感どおり、その後、辻は大ブレイクする。テレビ東京「ハローモーニング」内の腕相撲大会で、矢口、辻、加護のチームが辻の怪力により優勝、矢口の発案で新ユニット「ミニモニ。」を結成することになった。

矢口「とーとつですが、あたしたちで新ユニットを結成しまぁす!」
加護「えっ!なに?どしたの急に?」
辻 「ひぇ〜っ!し、新ユニット?」
矢口「そ!あたしたち、ちっちゃい者どうしでCD出しちゃおうってわけ」
加護「わあ〜おもしろそ〜やりましょうよ〜」
辻 「でも、それってマジィ?、本気ィ?」
矢口「しーっ!まだ計画だからね。つんくさんには秘密だよ」

2001年1月、矢口、加護、辻にココナッツ娘。のミカを加え「ミニモニ。」がデビュー。
デビューシングル「ミニモニ。じゃんけんぴょん!」は70万枚という驚異的なセールスをとげた。
ファン層としては、タンポポ、プッチモニなどよりも、より小さな子供をターゲットとし、辻の泣き虫でいたずら好きなキャラクターを前面に押し出した新ユニット「ミニモニ。」は爆発的な人気を得たのである。