小説モーニング娘。 第十七章 「ここにいるぜぇ!」    

矢口「メンバーまた増えるらしいですね」
飯田「正直言って、あっまた来たかって感じなんだけど」
安倍「すごい楽しみだね、なっちは」
矢口「どうなの、ごっちんは?」
後藤「もう1回そういう経験してるから、あぁ、そっかあって感じ」
矢口「どうする?加護、辻よりかわいい子入ってきたら?」
加護「う〜ん・・・、そりゃあそん時だ!」
辻  「男の子入ってくんの?」
後藤「娘。って書いてあるじゃん!(笑)」

中澤が卒業してから間もなく、2001年6月3日、5期メンバー募集の告知があった。
新メンバーオーディションは「モーニング娘。LOVE オーディション 21」と称され、テレビ東京「MUSIX!」の主催となっていた。

これに先立つ4月1日、テレビ東京オーディション番組「ASAYAN」は、視聴率低迷を理由に事実上の放送終了を予告していた。

「ASAYAN」といえば、モーニング娘。の「生みの親」とも言える番組。
この番組に出たことがきっかけで彼女たちの人生が大きく変わっていったのである。
ある意味、モーニング娘。の礎というのは、彼女たちとASAYANスタッフとの共同作業で作り上げてきたものといえるだろう。
それは時代が生んだ奇蹟なのかもしれない。

今回のASAYAN卒業はすなわち、今までASAYANと共に歩んできた彼女たちの一人立ちを意味していた。

5期メンバーオーディションは、書類選考、歌唱審査、合宿選考というASAYAN方式を踏襲していた。
そして2001年8月26日、「LOVE オーディション 21」最終オーディションにて、応募総数2万5千人の中から、高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙の4名加入が決定した。