深い傷を負った野獣・・・もうろうとした意識の中でベルに語ります。
「一目君に会えてよかった」そして力尽きたのでした。
そんな野獣にベルは涙ながら「愛してる」とささやきます。
が、そのとき、まばゆい閃光が野獣の周りを包みました。
野獣の体が宙に舞い、次の瞬間、光の中に人間の王子の姿が現れたのです。
野獣とベルは愛し愛されることを知り、奇跡が生まれたのです。
そして二人のキスで城も光に包まれ、呪いがすべて解けていきました。
ウォルト・ディズニーの長編アニメ「美女と野獣」を見ました。
ディズニーならではの、フルアニメの美しいアニメーションには、改めてみとれてしまいます。
特に感心したのは、絵の立体感が非常によく出ている点で、まるで実写のような巧みなカメラの動かし方がすばらしいと思いました。
見のがしてならないのが、CG(コンピュータ・グラフィック)との合成です。
美女と野獣が二人きりで踊る大広間。シャンデリア、天井、窓、柱、床、ローソクのあかり、星空。
立体的な映像で、踊る二人を中心にして、カメラがCGの大広間のなかを動き回ります。
なんとすばらしい動きでしょう、立体感でしょう。
忘れられない感動的な主題歌、得意のユーモア、すてきなラブストーリ。とても素敵な、感動的なミュージカルアニメでした。
美女と野獣