2月15日      アダムとイブの子どもたち
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エデンの園から、追い出されてしまったアダムとイブは、その後、どうなったの?アダムとイブがかわいそう...。


ローマ法王庁には、毎年、世界中の子供たちから、問い合わせの手紙が殺到したといいます。

そこで、グリム兄弟は、子供たちのために、アダムとイブのその後について、お話を書いています。

アダムとイブは、エデンの園から、追い出されてしまうと、あれた地上に家をたて、ひたいにあせをながしながら、アダムは畑をたがやし、イブは毛糸をつむぎました。
イブは、毎年、ひとりずつ子どもを生みましたが、その子どもたちは、美しい子どももあり、みにくい子どももありました。

さて、何年も何年もたったある日、ふたりのもとへ、神様から手紙がきました。

手紙には、神様がまもなくやって来られて、ふたりがどんなふうに暮らしているか見てみたい、と書いてありました。
アダムとイブは、それを読むと、たいそうよろこんで、さっそく家中をいっしょうけんめいそうじして、花をかざりました。

それがすむと、イブは、子どもたちを、よびよせました。といっても、美しい子どもたちだけでした。
イブは、その子たちの顔やからだをあらって、髪の毛をとかしてから、神様がおいでになったら、おぎょうぎよく、おりこうにするのですよ、といいきかせました。

みにくい子どもたちのほうは、神様にすがたをお見せしてはいけない、といわれました。

そこで、ひとりは、ほし草の下にかくれ、ふたりめは、屋根うらに、三人めは、わらの中に、四人めは、穴ぐらの中に、五人めは、おけの下に、六人めは、ブドウ酒だるの下にかくれました。

みんなが、ちょうどかくれおえたとき、入り口でノックの音がきこえました。

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