5月26日    平成のアイドル(2) 倉木麻衣 (くらきまい)
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1999年10月、アメリカでリリースされた Mai. Kとクレジットされたある少女のシングル「Baby I Like」が店頭に並んだ。

当時全く無名であったにもかかわらず、そのCDはたちまち売り切れ、少女の素性が明かされないまま話題に上るようになった。
テレビ出演、芸能マスコミへの露出が制限され、彼女は厚い秘密のカーテンの向こうに隠されてきた。

少女の名は倉木麻衣。
大人びた歌唱力、R&B(黒人系)をルーツに持つシンガーとしては珍しく、アイドル的な美貌で、存在感のあるデビューを飾った。
確かに、彼女の安らぎを感じさせる歌声、透明感のある声質など、非凡なものがある。

しかし、デビュー時の経歴作りが宇多田ヒカルと似ていたことから、世間から大きな非難を受けた。

また、父親との金銭トラブル、両親が離婚していたにも関わらず「尊敬する人=両親」とした神経、立命館高校に編入時、
活動の基盤を関西に移したことが、反「GIZA studio」のマスコミからバッシングを受けるキッカケとなった。

ネットの書き込みでは、パッシング派と熱狂的なファンとの間で壮絶な戦いが繰り広げられた。
ネットに設置された「掲示板」には、倉木麻衣に対する差別、侮蔑、あからさまなプライバシーの侵害など凄まじいものがあった。

物には裏表があり、キレイな表面だけを見る人、汚物にまみれた裏面だけを見る人、この世は様々である。
匿名情報に惑わされず、自分の目で確かめたことを信じ、このインターネット社会を利用しなければならないと思う。


1982年(昭和57年)10月28日生まれ。千葉県船橋市出身。立命館大学卒。本名、青野真衣。

1999年(平成11年)10月、シングル「Baby I Like」でデビュー。同年12月「Love,Day After Tomorrow」がミリオンセラーを記録。
同時期にデビューした宇多田ヒカルとともに「平成の歌姫」と称される。
2000年(平成12年)8月 NHK連ドラ「オードリー」の主題歌に、新曲「
Reach for the Sky」が抜擢された。

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