7月24日 ウインナ・ワルツ
(Viennese Waltz)
オーストリアの
ウィーン
は、森と音楽の町であり、ワルツのメッカです。
ワルツが、この地に花開いたのは、19世紀初頭のころ。
ワルツのルーツは、ドナウの源流、シュバルツバルトの「レントラー」 (Landler) という踊りです。
レンツやウィーンの居酒屋などで踊られていたものが、しだいにサロン的な踊りとして普及してきたのです。
この普及に功績があったのが、作曲家シュトラウス一族です。
なかでも、「ワルツ王」と賞賛される
ヨハン・シュトラウス2世
は、民俗的であら削りなワルツを、洗練された芸術作品にまで仕立て上げ、
優雅な「ウインナ・ワルツ」として、階層をこえ、国内だけではなく、広くヨーロッパにまで広めたのです。
ウィーンでは、毎年12月から2月にかけては「舞踏会シーズン」。
ひと冬になんと、300もの舞踏会が開かれているのです。
シーズン中、大統領主催で開かれる国立オペラ座舞踏会を筆頭に、様々な場所で舞踏会が行われています。
場所も、王宮、一流ホテルから小さな宮殿までと、様々です。
上流階級の子女達は、きちんとしたワルツ・スクール(国立)に16歳になったら通う事が慣わし。
ウインナ・ワルツは、バリエーションをつくらないように協定され、昔から踊り継がれています。
ステップは、ナチュラル・ターン、リバース・ターン、チェンジ・ステップ、ナチュラル
及びリバース・フレッカール (Natural&Reverse Fleckerls) だけを使用するようになっています。
クルクルと回転しながらフロアを舞うウインナ・ワルツは、華麗の一言につきる美しいダンスです。
Once Upon A December(Anastasia)
Dancing bears Painted wings
Things I almost remember And a song someone sings
Once upon a December
Someone holds me safe and warm
Horses prance through a silver storm
Figures dancing gracefully Across my memory...