静かな住宅地が広がっている、習志野市谷津2丁目周辺。
このあたりには、昭和57年(1982)の閉園の日を迎えるまで、大きな遊園地が広がっていました。
谷津遊園は、東京から近距離という立地条件、目の前の海での海水浴や潮干狩り、また東洋一といわれた大観覧車や、
当時は大変に珍しい海上ジェットコースターなどの名物により、東京周辺のみならず、関東一円から行楽客を集めていました。
(昭和33年に完成した海上ジェットコースター)
初めてジェットコースターに乗ったこと、遊園地の先の干潟で潮干狩りをしていて夕立にあったこと、
考えているうちにいろいろ思い出した。(1965年前後のこと)
谷津遊園のお城へ入るには、堀の橋とは別にフィールドアスレチックみたいな水上丸太(ドラム缶?)橋みたいのがあった。
お城の中でひとつだけ覚えてるのは、不思議な斜めの部屋。ボールや水が高い方へ流れるエッシャーばりの仕掛けがあった。
それともう一つ思い出したのは、ビックリハウスという遊園地の施設。
建物に入ってイスに座ると、壁と天井が一体になってグルグルと廻りだして、まるで自分がイスごと垂直方向に回転している錯覚を起こさせる恐怖の部屋でした。
園の門と京成線の駅までの間は、やはりどこかの参道のような趣で、お土産屋や食堂が何軒かあって、サザエとか焼いていた香りの記憶があるような、ないような。
駅から入園口までの道々には、「貝細工」や「海ほおずき」も売ってたよね。