10月11日 タイタンの戦い (Clash of the Titans) 1981年 (昭和56年)


全能の神ゼウスと人間の間に生まれたペルセウス。
彼は、美しき王女アンドロメダと運命の出会いを果たす。
だが彼女は、女神テティスの呪いを掛けられていた。
彼女はまもなく海獣の生け贄にされてしまうのだという。
アンドロメダを救うため、海獣退治に向かうペルセウスだが…。
SFXの魔術師ハリーハウゼンがギリシア神話を題材に撮った最後の作品。
若き勇者ペルセウスが、美しいエチオピアの王女アンドロメダとの恋を
成就させるまでを描いたアドベンチャー巨編である。
ペルセウスは、見た者は石になるという怪物メデューサの首をとったことで
知られる。
ギリシア神話では、メデューサとの戦いの後に、たまたま通り掛かってアンドロメダに出会うが、
映画版では、当初の目的がアンドロメダを救うことになっている。
蛇頭の怪物メデューサ、海の魔物クラーケン、天翔ける馬ペガサス、双頭の犬オルトスなど、神話に登場する生き物たちが
多数登場する作品として全世界のファンタジーファンに賞賛された。
ロケ地は、南イタリアのパエストゥム (Paestum)、地中海のマルタ島(Malta)など、
古代ヨーロッパを想わせる史跡を巡って二年間に渡る撮影が行われた。

タイタンの戦い(Clash of the Titans)1981年(米、MGM)
監督:デズモンド・デイヴィス(Desmond Davis)脚本:ビバーリー・クロス(Beverley Cross)
製作:チャールズ・H・シニア(Charles H. Schneer)特撮:レイ・ハリーハウゼン(Ray Harryhausen)
出演:
ハリー・ハムリン(Harry Hamlin)ペルセウス、ジュディ・バウカー(Judi Bowker)アンドロメダ
ローレンス・オリヴィエ(Laurence Olivier)ゼウス、マギー・スミス(Maggie Smith)テティス
