10月12日   大魔神   1966年(昭和41年)       邦画名作選
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時は戦国時代、丹波のある山里の城下に、恐ろしい魔神の伝説があった。
山には魔神の力を封じた石仏があり、領民たちから篤く信仰されていた。

だが丹波の国を治める領主は、領民に重税を課して悪政を行なっていた。
やがて横暴な領主は、領民の信仰の的である石仏の破壊を配下に命じる。

だが石仏の額に杭を打った瞬間、そこから真っ赤な鮮血が流れ落ちる。
すると突如、激しい雷鳴とともに大地が裂け、地面がぱっくりと開いた。

そして領主の配下の者たちは、次々と地割れの中に呑み込まれていく。
石仏の全身が露わになり、恐ろしい形相の巨大な魔神が姿を現した…。


東宝の特撮怪獣シリーズに対抗して、昭和40年「大怪獣ガメラ」を発表した大映が、翌年に
フランス映画「巨人ゴーレム」を題材として製作した、特撮スペクタル時代劇シリーズ第一作。

シリーズの各作品は、独立した物語となっているが、悪人の横暴によって民衆が虐げられると、
穏やかな表情の石仏が大魔神となり、破壊的な力を発揮するという舞台設定を同じくしている。

石仏の顔面をぬぐうと憤怒の形相に変貌したり、足音の轟きの効果など、印象強烈な趣向が多く、
当時の大映京都の時代劇の伝統と、そこで培ったスタッフの高い技術力が伺える作品である。



  製作  大映
  監督    安田公義

  配役    花房小笹 高田美和 花房忠清 島田竜三 左馬之助 五味龍太郎
      花房忠文 青山良彦 小源太 藤巻潤 軍十郎 遠藤辰雄
      少年時代 二宮秀樹 巫女 月宮於登女 竹坊 出口静宏

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