不思議の国のアリス

ロッサノ・ブラッツィ（Rossano Brazzi）

生年月日： 1916/09/18
出身地：イタリア／ボローニャ
没年： 1994/12/24

フィレンツェ大学で法律を学び、卒業後は弁護士事務所に就職したが、俳優になりたいという夢を抑えきれず、
勤務のかたわら、アメリカ映画のイタリア語版吹替の声優として活躍する。

1938年、ジェンナロ・リゲリ監督の「ポケットの中の運命（Il destino in tasca）」で映画デビュー。

1942年に主演した「われら生きるもの」のヒットにより一躍注目され、以後二枚目スターとして売り出す。

1947年に渡米し、マーヴィン・ルロイ監督の「若草物語 1949」に出演して以来、米英仏独など各国の
映画に出演して人気を博し、中年になってからはロマンスグレーのスターとして名をなした。

代表作品

			若草物語（Little Women）1949年（米）アメリカの作家オルコットの同名小説（1868年）の映画化。マサチューセッツに住むマーチ家の四人姉妹は、南北戦争に従軍した父の留守宅で、母を助け、貧しいながらも希望をもって暮らしている。長女のメグ（リー）は、女優志望でしっかり者、次女のジョー（アリソン）は、ボーイッシュな作家志望、三女のエイミー（テイラー）は、いたずらっ子だが絵の才能がある。そして四女のベス（オブライエン）は、ピアノが得意で心優しい。ロッサノ・ブラッツィは、当時33歳、小説家志望の次女ジョーに作品のアドバイスをするドイツ語教授の役柄で出演している。（監督）マービン・ルロイ（Mervyn LeRoy）（出演）ジューン・アリソン（June Allyson）ジャネット・リー（Janet Leigh）エリザベス・テイラー（Elizabeth Taylor）マーガレット・オブライエン（Margaret O'Brien）ロッサノ・ブラッツィ（Rossano Brazzi）


			旅情（SUMMERTIME）1955年（英）憧れのベネチア旅行にやって来たアメリカ人のジェーン（ヘプバーン）は、独身の中年女性。ホテルも街も楽しげなカップルで溢れ、ひとり散策する彼女に話しかけてくるのは地元の少年だけ。孤独感を味わい、カフェに腰掛けた彼女を、イタリア人中年紳士レナート（ブラッツィ）が見つめる。ロマンスを求めるハイミスの哀歓を繊細なタッチで描き上げた恋愛映画の名編。あでやかで美しいベネチアの風景の一つひとつが、淋しいヒロインの気持ちと対照をなす。映画史に残る別れのラストシーンも見どころ。（監督）デヴィッド・リーン（DAVID LEAN）（出演）キャサリン・ヘプバーン（KATHARINE HEPBURN）ロッサノ・ブラッツィ（ROSSANO BRAZZI）


			南太平洋（SOUTH PACIFIC）1958年（米）舞台は、南太平洋に浮かぶ美しい島。この島に海兵隊と一緒にやって来た従軍看護師のネリー（ゲイナー）は、フランス人農園主エミール（ブラッツィ）と出会い恋に落ちる。ヒロインが、ロマンスグレーの中年男に招かれて彼の家に行き、宵闇せまる庭で恋を囁かれる。この中年男（ロッサノ・ブラッツィ）とにかく美声の持主なのにビックリ。さすがオペラの国イタリア出身の俳優だ...と思ったら、彼の歌声は吹き替えらしい。（監督）ジョシュア・ローガン（JOSHUA LOGAN）（出演）ミッチー・ゲイナー（MITZI GAYNOR）ロッサノ・ブラッツィ（ROSSANO BRAZZI）ジョン・カー（JOHN KERR）ファニタ・ホール（JUANITA HALL）（挿入歌）魅惑の宵（Some Enchanted Evening）

	Some Enchanted Evening（Richard Rodgers）

ポケットの中の運命（Il destino in tasca）1938年
トスカ（Tosca）1941年
リゴレット（Il re si diverte）1941年
われら生きるもの（We the Living）1942年
マリア・マリブラン（Maria Malibran）1943年
十戒（The Ten Commandments） 1945年
ブラックイーグル（Black Eagle） 1946年
肉体の誘惑（Furia）1947年
ステファノを射て（Il passatore）1947年
若草物語（Little Women）1949年
噴火山の女（Vulcano）1950年
愛の泉（Three Coins in the Fountain）1954年
裸足の伯爵夫人（The Barefoot Contessa）1954年
旅情（Summertime）1955年
光は愛とともに（The Story of Esther Costello）1957年
間奏曲（Interlude）1957年
失われたものゝ伝説（Legend of the Lost）1957年
南太平洋（South Pacific）1958年
ある微笑（A Certain Smile）1958年
愛ふたたび（Count Your Blessings）1959年
恋愛専科（Rome Adventure）1962年
湖愁（The Battle of the Villa Fiorita）1965年
女と女と女たち（Woman Times Seven）1967年
無責任恋愛作戦（The Bobo）1967年
紅ばらがひらく夜（Il diario segreto di una minorenne）1968年
キング・オブ・アフリカ（Caccia ai violenti）1968年
ジャワの東（Krakatoa, East of Java）1969年
ミニミニ大作戦（The Italian Job）1969年
冒険者（The Adventurers）1969年
怒りの戦場（Mister Kingstreet's War）1971年
美しく青きドナウ（The Great Waltz）1972年
オーメン/最後の闘争（Omen III: The Final Conflict）1981年
処刑都市（Fear City）1984年
カウボーイ・ダンディ（Final Justice）1985年
サイコ・キラー（7, Hyden Park: la casa maledetta）1985年
ルシカム/KGB・赤い狙撃者（Russicum - I giorni del diavolo）1988年

			若草物語（Little Women）1949年（米）アメリカの作家オルコットの同名小説（1868年）の映画化。マサチューセッツに住むマーチ家の四人姉妹は、南北戦争に従軍した父の留守宅で、母を助け、貧しいながらも希望をもって暮らしている。長女のメグ（リー）は、女優志望でしっかり者、次女のジョー（アリソン）は、ボーイッシュな作家志望、三女のエイミー（テイラー）は、いたずらっ子だが絵の才能がある。そして四女のベス（オブライエン）は、ピアノが得意で心優しい。ロッサノ・ブラッツィは、当時33歳、小説家志望の次女ジョーに作品のアドバイスをするドイツ語教授の役柄で出演している。（監督）マービン・ルロイ（Mervyn LeRoy）（出演）ジューン・アリソン（June Allyson）ジャネット・リー（Janet Leigh）エリザベス・テイラー（Elizabeth Taylor）マーガレット・オブライエン（Margaret O'Brien）ロッサノ・ブラッツィ（Rossano Brazzi）


			旅情（SUMMERTIME）1955年（英）憧れのベネチア旅行にやって来たアメリカ人のジェーン（ヘプバーン）は、独身の中年女性。ホテルも街も楽しげなカップルで溢れ、ひとり散策する彼女に話しかけてくるのは地元の少年だけ。孤独感を味わい、カフェに腰掛けた彼女を、イタリア人中年紳士レナート（ブラッツィ）が見つめる。ロマンスを求めるハイミスの哀歓を繊細なタッチで描き上げた恋愛映画の名編。あでやかで美しいベネチアの風景の一つひとつが、淋しいヒロインの気持ちと対照をなす。映画史に残る別れのラストシーンも見どころ。（監督）デヴィッド・リーン（DAVID LEAN）（出演）キャサリン・ヘプバーン（KATHARINE HEPBURN）ロッサノ・ブラッツィ（ROSSANO BRAZZI）


			南太平洋（SOUTH PACIFIC）1958年（米）舞台は、南太平洋に浮かぶ美しい島。この島に海兵隊と一緒にやって来た従軍看護師のネリー（ゲイナー）は、フランス人農園主エミール（ブラッツィ）と出会い恋に落ちる。ヒロインが、ロマンスグレーの中年男に招かれて彼の家に行き、宵闇せまる庭で恋を囁かれる。この中年男（ロッサノ・ブラッツィ）とにかく美声の持主なのにビックリ。さすがオペラの国イタリア出身の俳優だ...と思ったら、彼の歌声は吹き替えらしい。（監督）ジョシュア・ローガン（JOSHUA LOGAN）（出演）ミッチー・ゲイナー（MITZI GAYNOR）ロッサノ・ブラッツィ（ROSSANO BRAZZI）ジョン・カー（JOHN KERR）ファニタ・ホール（JUANITA HALL）（挿入歌）魅惑の宵（Some Enchanted Evening）

	Some Enchanted Evening（Richard Rodgers）