慶長十五年、徳川家に仕える武士2名が切腹を命じられた。
天下の名鳥「紅ヒヨドリ」を警護中、賊に襲われ逃がしてしまったからだ。
彼らの子供達、早苗と耀之助は父を助けようと、ヒヨドリを求めて旅に出る。
しかし、賞金稼ぎ達が、2人の行く手に立ちはだかる…。
吉川英治の名作の映画化。歌舞伎界の若手、中村錦之助の映画デビュー作。
錦之助の映画入りのきっかけは、美空ひばりの相手役を捜していたひばりの母親が
歌舞伎座の公演を見て、錦之助に白羽の矢を立てたからだという。
当時、ひばりは17才だったが、9才で歌手デビューし、12才で映画にもデビューしていた。
映画全盛時代だったこともあり、ひばりはすでに50本以上の映画に出演していた。
時代劇で美空ひばりと共演すると、その役者は必ず売れだすという伝説が映画界にあった。
果たして、本作「ひよどり草紙」が封切られると大変な評判になった。のちにひばり、
錦之助とも東映入社により、2人の映画が立て続けに作られ、どれも大入りの人気となった。
製作 新芸プロ 配給 松竹
監督 内出好吉
| 配役 | 玉水早苗 | 美空ひばり | 蛸八 | 堺駿二 | |||||||||
| 筧耀之助 | 中村錦之助 | 薬売り玄斎 | 山茶花究 | ||||||||||
| 今川美絵 | 嵯峨美智子 | 斯波丹波守 | 香川良介 | ||||||||||
| 投げ釘お銀 | 花柳小菊 | 有馬右門之介 | 沢村国太郎 |