山盛り食堂   1975年(昭和50年)       ドラマ傑作選

直線上に配置




国道四号線沿いのドライブイン「山盛り食堂」は、家庭的でサービスは満点。

おふくろのように頼りになる女主人・ふみ江(京塚昌子)の人柄から、

常連のトラック運ちゃんたちでいつも賑わっている。


ふみ江は、5年前に夫を急病で亡くし、その保険金で食堂を始めたのだった。

娘のキヨ子(杉田かおる)は、1年前、いきなりバックしてきたトラックに

はねられ、足にケガを負った。


傷は治ったが、事故の後遺症のため、未だに左足を引きずったままだ。




息子の孝太郎(下條アトム)は、大学受験に失敗し、現在は食堂のウエイター。

看板娘の鯛子(都はるみ)に、思いを寄せているが、告白できないでいる。


ある日、キヨ子にケガを負わせた黒島(大門正明)がやって来た。

お詫びのしるしにと、フランス人形を差し出す黒島を、ふみ江は追い返す。

隣家の利八郎(大坂志郎)が仲裁に入り、キヨ子は人形を受け取った。


翌日から黒島は客として「山盛り食堂」に顔を見せるようになった。

実は、黒島の本当のお目当ては鯛子だった。

息子の思いを知っているふみ江は、孝太郎と鯛子を結婚させようと躍起になる。


ところが、鯛子が愛を受け入れたのは黒島だった。

やがて、孝太郎にも、洋子(竹下景子)という恋人ができる。


青春を謳歌する若いカップルたち。そして、ふみ江にも二度目の春が訪れる。

なんと食堂の常連のトラック運転手・田口(植木等)がプロポーズしてきたのだ。



歌手の都はるみがドラマ初出演で、GパンとTシャツ、髪も短く切って、みるからに、

そこらのお手伝いさんになりきって奮闘している。


国道沿いのトラックの運ちゃん相手の食堂が舞台。ここの女主人が京塚昌子で、体格が

山盛りなら、ご飯やお新香も山盛りとあって、名付けて「山盛り食堂」


はるみは、この店のお手伝いさんで、何を言われてもケロッとしてる明るい娘。


「私の役柄は、きどらなくていいし、何より地でやれるから」と、初めての経験ながら、

かなり自信ありのようす。ライバルの水前寺清子が、ドラマ「ありがとう」で

人気急上昇しただけに、闘志充分ってところか。



(制作)NTV(脚本)向田邦子、田上雄、窪田篤人

(主題歌)都はるみ「泣き笑い」(作詞:山川啓介、作曲・中村雅俊)

(配役)ふみ江(京塚昌子)キヨ子(杉田かおる)孝太郎(下條アトム)赤沢鯛子(都はるみ)

黒島緑郎(大門正明)倉岡利八郎(大坂志郎)洋子(竹下景子)田口(植木等


直線上に配置