3月4日 からくり時計 春夏秋冬 (タンポポ) |
有楽町で友人と映画を観て、劇場を出たとたん、「有楽町マリオン」のからくり時計が鳴り出した。
大きな時計がせり上がり、中からファンファーレを鳴らす人形が回りながら登場する。
こちらをむいてポーズをきめた後、しばしの間、曲にあわせて金管を叩き、再び回りながら壁へ戻ると同時に時計が元の位置へ戻った。
そばにいたドイツの友人は、マリオンのからくり時計を見て、実に日本的だと言った。
浅草のインフォメーションセンターにある時計は神輿が現れるので日本的だが、なぜマリオンの時計が日本的なのか理解できなかった。
話によると、人形が現れて音楽を演奏する前後にお辞儀をするのが日本人を象徴しているのだそうだ。
ちなみに、ミュンヘン市の市庁舎にも、ドイツ最大のからくり時計 (Neues Rathaus Glockenspiel) があり、毎朝11時になると、
からくり人形を見るために、市庁前広場におおぜいの観光客が集まるという。
このからくり時計は、まず、オルゴールが鳴り、からくり人形がオルゴールに合わせて踊りだす。
からくり人形は、ビール樽の周りを踊ったり、ワインを飲みほすしぐさをしたりと、なかなかユーモラスな動きをするそうだ。
有楽町もミュンヘンもからくり時計のおかげで、待ち合わせの場所としては、かなり有名になったようです。
ここなら、相手を少しくらい待たせても大丈夫でしょうね?
有楽町マリオン からくり時計(2018年)