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【第一課 第七節】 桃太郎 (日本民间传说)  

很久很久以前,有一个老爷爷,有一个老奶奶。
老爷爷上山砍柴,老奶奶到河边洗衣服。
有一天,老奶奶正在洗呀洗的,忽然河上漂来了一个桃子。

老奶奶把桃子捞上来一看:“咳,挺好的桃子,一定很甜,拿回去给老头子吃吧。”

她把桃子带回家,放在架子上,等着老爷爷回来。
天晚了,老爷爷背着柴下山回家了。
老奶奶告诉他:“老头子,今天我在河边洗衣服,飘来了一个桃子,我带回来了,现在吃吧。”

她说着从架子上取下桃子,放在砧板上切。
可是桃子刚切开,就蹦出了一个胖娃娃。
老爷爷和老奶奶高兴极了。
老爷爷说:“这孩子是桃子里出来的,就叫他桃太郎吧。”

老爷爷老奶奶给他吃粥吃鱼。
桃太郎吃得多,长得快,力气越来越大。
老爷爷和老奶奶都很喜欢他,整天“桃太郎”“桃太郎”地叫个没完。

有一天,桃太郎跟他们说:“老爷爷,老奶奶,我已经长大了。

听说鬼怪岛上有鬼怪,专门害人抢东西,我要去打他们。
请给我做些日本第一的团子,让我路上吃吧。”
两位老人家劝他说:“那怎么行啊,你太小了,打不过他们的。”

桃太郎说:“打得过!打得过!”
老爷爷老奶奶被他缠得没法子,只好答应了,给他做了日本第一的团子,
还给他扎上新头巾,穿上新裤子,带上刀,桃太郎举起了一面旗子,上面写着:
“日本第一的桃太郎”,挺神气的出发了。

桃太郎出了村子,来了一只狗。
狗问他:“桃太郎,你一个人上哪儿去呀?”
桃太郎说:“我要去鬼怪岛上打鬼怪。”
狗说:“那我跟你一起去,请你给我吃一个团子吧。”

桃太郎说:“好啊,多一个帮手就多十个人的力量了!”
桃太郎从口袋里拿出了一个团子给它吃。
狗跟着桃太郎走了。

桃太郎和狗来到山边,看到了一只野鸡。
野鸡问他:“桃太郎,你们两个上哪儿去?”
桃太郎说:“上鬼怪岛打鬼怪去。”
野鸡说:“我跟你们一起去,请给我吃个团子吧。”

桃太郎说:“好,多两个帮手就多二十个人的力量了!”
桃太郎也给它吃了个团子。
野鸡跟着桃太郎和狗走了。

桃太郎带着狗和野鸡来到山里,看见了一只猴子。
猴子问他:“桃太郎,你们三个上哪儿去?”
桃太郎说:“上鬼怪岛打鬼怪去。”
猴子说:“那我跟你们一起去,请给我吃个团子吧。”

桃太郎说:“好啊,多三个帮手就多三十个人的力量了!”
桃太郎也给它吃了个团子。
猴子跟着桃太郎、狗和野鸡走了。

桃太郎当大将,猴子举着旗子,他们四个一起来到江边,远远地看见了鬼怪岛。

狗说:“桃太郎,你坐在我的身上,我背着你游水过去。”
狗就这样背着桃太郎游到了对岸。
猴子坐在野鸡身上,野鸡背着猴子飞过去了。

他们到了岛上,看见一个洞口有一扇大黑门。
猴子走过去“笃笃笃”地敲门。
门里说:“谁呀?”

门打开,出来了一个红鬼。
桃太郎说:“我是日本第一的桃太郎,我来打鬼怪来了!”

他说着拔出了刀,猴子使枪,狗和野鸡也使刀,一起把红鬼杀了。
一个小鬼子吓破了胆,连忙跑进洞里去报告正在大吃大喝的鬼怪。
这些鬼怪说:“桃太郎是什么东西!”
他们神气活现地走出洞来。

桃太郎他们四个吃了日本第一的团子,有几千人的力气,把这些鬼怪打败了。
黑鬼大将的两只大眼睛里,眼泪像雨点一样地流下来,他举手投降了:
“饶命吧,我今后决不做坏事了,所有的宝贝都送给你们。”
桃太郎说:“只要你们不做坏事,我就饶了你们。”

桃太郎把鬼怪们抢走的东西装上车,由狗、猴子、和野鸡拉着回家,
老爷爷老奶奶很高兴,称赞了桃太郎,把宝贝分给了周围的人。



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【注 釈】

【桃太郎】 táo tài láng  桃太郎。
【砍柴】 kǎn chái  柴を刈る。しば刈りをする
【捞上来】 lāo shàng lái  すくい上げる

【架子】 jià zi  たな。戸棚。
【砧板】 zhēn bǎn  まな板
【蹦出】 bèng chū  跳び出す

【胖娃娃】 pàng wá wa  大きな赤ん坊
【粥】 zhōu  おかゆ
【吃得多,长得快】 chī de duō,cháng de kuài
たくさん食べて、どんどん大きくなる

【越来越大】 yuè lái yuè dà  だんだん強くなる
【叫个没完】 jiào ge méi wán   しきりに呼びかける
「个」は、動詞の否定形式の前に置き 「持続」 を表す量詞
<用例> 雨下个没完。雨がとめどなく降っている

【鬼怪岛】 guǐ guài dǎo  鬼が島

【鬼怪】 guǐ guài 鬼
【专门】 zhuān mén  もっぱら。ひたすら
【害人抢东西】 hài rén qiǎng dōng  人を害してものを奪い取る

【日本第一的团子】 rì běn dì yì de tuán zi 日本一のきびだんご
【打不过他们】 dǎ bu guò tā men   彼らを打ち負かせない
「不过」は、「敵わない」 を表す可能補語
<用例> 我跑不过他 私は駆け足では彼にかなわない

【被他缠得没法子】 bèi tā chán de méi fǎ zi
桃太郎にせがまれてどうしようもない
【挺神气地】 tǐng shén qì de  元気いっぱいに

【多一个帮手就多十个人的力量】 duō yí ge bāng shǒu jiù duō shí gè rén de lì liang
味方が一人増えると十人分の力に匹敵する。「多」 は動詞 (増える)
<用例> 多一个人就多一分力 fēn lì 量。(一人分増えるとそれだけ力が増す)

【野鸡】 yě jī  キジ。

【吓破了胆】 xià pò le dǎn 肝をつぶして
「破」は、「破損」 を表す結果補語
<用例> 磨破了鞋底xié dǐ。靴底に穴があいた

【神气活现】 shén qì huó xiàn  気勢を上げる

【只要不做坏事】 zhǐ yào bú zuò huài shì  悪いことをしないのなら
「只要」は、「必要条件」 を表す接続詞
<用例> 只要有钱,什么东西都可以买得到。金さえあれば、どんなものでも買える

【由狗、猴子、和野鸡拉着回家】 yóu gǒu、hóu zi、hé yě jī lā zhe huí jiā
犬、サル、そしてキジが車を引いて家に帰った
「由」は、「動作の主体」 を表す介詞
<用例> 孩子们由老师带领参加活动。子供たちは先生に引率されて活動に参加した


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【練習問題】  

次の文を日本語に訳してみましょう。

① 青蛙在水田里叫个不停。qīng wā zài shuǐ tián lǐ jiào ge bu tíng
② 我怎么也敌不过他。wǒ zěn me yě dí bu guò tā
③ 膝盖擦破了。xī gài cā pò le
④ 只要练习,就会熟练的。zhǐ yào liàn xí,jiù huì shóu liàn de
⑤ 只要是星期三都可以。zhǐ yào shì xīng qī sān dōu kě yǐ
⑥ 只要不下大雨,我也去。zhǐ yào bú xià dà yǔ,wǒ yě qù
⑦ 这方面的工作由她负责。zhè fāng miàn de gōng zuò yóu tā fù zé


次の文を中国語に訳してみましょう。

① 子供がいつまでも泣きじゃくっている
② どうしても君を言い負かすことができない
③ ズボンがすり切れた
④ 勉強しさえすれば上達する
⑤ 麺類ならなんでも好きです
⑥ きみさえよければ私は構わない
⑦ 彼は私の紹介で入団した


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【口語訳】

昔、昔、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、川の上の方から、桃がひとつ流れて来ました。

おばあさんは桃をすくい上げてながめました。
「おやおや、なんとみごとな桃だこと。きっと甘いに違いない。
持ち帰っておじいさんに食べさせてあげましょう。」

おばあさんは桃を家に持ち帰って、たなの上に置き、おじいさんの帰りを待ちました。
日が暮れて、おじいさんが山から柴を背負って帰って来ました。

おばあさんはおじいさんに言いました。
「おじいさん、今日河で洗濯していると、桃が流れて来たので持ち帰ったのですよ。さっそく食べてみましょう。」

おばあさんはたなの上から桃を取り上げてまな板の上にのせました。
桃を切ろうとしたところ、桃の中から大きな赤ん坊が跳び出しました。
おじいさんとおばあさんは大喜びです。

おじいさんが言いました。
「この子は桃の中から生まれたので、桃太郎と名づけよう。」
おじいさんとおばあさんは赤ん坊におかゆと魚を食べさせました。

桃太郎はたくさん食べてずんずん大きくなり、とても力持ちになりました。
おじいさんとおばあさんは朝に晩に 「桃太郎や」 「桃太郎や」 とかわいがって育てました。

ある日のことです。桃太郎が、おじいさんおばあさんに言いました。
「おかげさまで、私はこんなに大きくなりました。
聞くところによると鬼が島の鬼たちが人々を殺 (あや) めてものを奪っているとか。
これから鬼が島に行って、鬼を退治してまいります。
どうか日本一のきびだんごを作ってください。私はきびだんごを食べながら鬼が島を目指します。 」

「何を言うのだ桃太郎。お前はまだ子どもじゃ。あの恐ろしい鬼を相手に勝てるわけがない!」
おじいさんとおばあさんはそう言って桃太郎を止めようとしました。
「大丈夫です。私は勝てますよ!」 桃太郎は言います。

桃太郎の決意に折れ、おじいさんとおばあさんは仕方がなく、桃太郎に日本一のきびだんごを作ってやりました。
新しいはかまに刀を身に付けた桃太郎は 「日本一の桃太郎」 と書いたはたを持ち、元気いっぱいに出発しました。

桃太郎が村を出ると、一匹の犬がやってきました。
「桃太郎さん、どこへいくのですか?」
「鬼ヶ島へ、悪い鬼を退治に行くんだ」
「それでは、きびだんを一つ下さいな。おともしますよ」

桃太郎は言いました。
「よし、家来がいれば十人力だ!」
桃太郎は腰につけたきびだんごを一つ取って犬に食べさせました。
犬は桃太郎のあとから、ついて行きました。

桃太郎と犬が山に来ると、一羽のキジに出会いました。
「桃太郎さん、あなた方はどこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、悪い鬼を退治に行くんだ」
「それでは、きびだんを一つ下さいな。おともしますよ」

「よし、家来が二人いれば二十人力だ!」
桃太郎はきびだんごをキジにも食べさせました。
キジは桃太郎と犬のあとから、ついて行きました。

桃太郎は犬とキジを連れて山の中に入ると、一匹のサルに出会いました。
「桃太郎さん、あなた方はどこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、悪い鬼を退治に行くんだ」
「それでは、きびだんを一つ下さいな。おともしますよ」
「よし、家来が三人いれば三十人力だ!」

桃太郎はきびだんごをサルにも食べさせました。
サルは桃太郎、犬、そしてキジのあとから、ついて行きました。
大将となった桃太郎はサルに旗を持たせました。

こうして、桃太郎、イヌ、サル、キジの一行は、河辺にたどりつきました。
するとはるか向こうに鬼が島が見えました。

犬が言いました。
「桃太郎さん、どうぞ私の背に乗ってください。あなたを背負って河を泳いでいきますから」
犬は桃太郎を背負って向こう岸に泳ぎはじめました。
サルはキジの背に乗り、河を飛び越えていきました。

一行が鬼が島に到着すると、洞窟の入り口に黒い大きな扉がありました。
サルが走り寄って扉をたたきました。
「だれじゃい?」
中から赤鬼が出てきました。

桃太郎は言いました。
「私は日本一の桃太郎!鬼が島の鬼どもを退治に来たのだ!」
桃太郎はそう言うと刀を抜きました。サルは槍を持ち、イヌとキジも刀を使って赤鬼を倒しました。

それを見ていた小鬼は肝をつぶして逃げ出しました。
小鬼は、洞窟の中を走っていって飲み食いしていた鬼たちに報告しました。
「なに?桃太郎?どこのどいつだ!」

鬼たちは気勢を上げて洞窟から現れました。
日本一のきびだんごを食べ、千人力となった桃太郎たちは、鬼たちを打ち負かしてしまいました。

桃太郎に手をあげて降参した大将の黒鬼は、大きな目から涙がぽろぽろこぼしました。
「どうか、命ばかりはお助けくだされ。もうこれから悪いことは决していたしません。宝物はみんなさしあげます」

桃太郎は言いました。
「これから悪いことはしないなら、命だけは助けやろう」
桃太郎、犬、サル、そしてキジは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、家に帰りました。

おじいさん、おばあさんは大よろこびで桃太郎の勇気と力をほめたたえました。
そして桃太郎たちが持ち帰った宝物を村人たちに分け与えてやりました。



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【練習問題・解答】

① カエルが田んぼでしきりに鳴いている
② どうしても彼に太刀打ちできない
③ ひざをすりむいた
④ 練習しさえすれば上手になる
⑤ 水曜なら何時でもいいです
⑥ 大雨が降らない限りわたしも行きます
⑦ こういった仕事は彼女が担当する



① 孩子哭个不停。hái zi kū ge bù tíng
② 我怎么也说不过你。wǒ zěn me yě shuō bu guò nǐ
③ 裤子穿破了。kù zi chuān pò le
④ 只要用功,就能学好。zhǐ yào yòng gōng,jiù néng xué hǎo
⑤ 只要是面条就爱吃。zhǐ yào shì miàn tiáo jiù ài chī
⑥ 只要你合适,我没关系。zhǐ yào nǐ hé shì,wǒ méi guān xi
⑦ 他由我介绍入了团。tā yóu wǒ jiè shào rù le tuán



①「个」 は、動詞の否定形式の前に置き 「持続」 を表す量詞
②「不过」 は、「敵わない」 を表す可能補語
③「破」 は、「破損」 を表す結果補語
④「只要」 は、「必要条件」 を表す接続詞
⑦「由」 は、「動作の主体」 を表す介詞