ののとゆかいな仲間達 (その228)       Top Page


1997年11月30日 モーニング娘。誕生!




午後2時半。スタッフが 「あと10枚です」 とアナウンス。「6枚。あと5枚」
ナゴヤ球場スタンドを埋めたファンの間からカウントダウンが起った。「4、3、2、1・・・」

2時31分。最後の1枚のCDを5人が手を揃えて、最後のお客さんに手渡す。

マイクを持ったスタッフがグラウンドに出て、「ただ今5万枚完売いたしましたー!」 と叫ぶと、
「ワアーッ」 というどよめきが湧き上がった。抱き合う娘。たち。

感動の涙。立ち直って、「・・・ありがとうございました!」 とあいさつ。
再び泣き崩れる娘。たちに拍手の嵐。「おめでとう」 の声。


1997年11月30日、午後2時31分。ナゴヤ球場にて 「愛の種」 5万枚完売!

メジャーデビュー決定の瞬間、モーニング娘。誕生!
ナゴヤ球場が大歓声につつまれ、喜びの涙に濡れていた5人の娘。たち。

そして、この奇跡の瞬間とともに 「モーニング娘。」 という壮大な物語のすべてが始まったのである。




メジャーデビュー決定の瞬間は、ホント嬉かったよぉ。
「うわぁぁ! やったぁ!!」 って、家族にすぐ電話してさ。

お母さんが電話の向こうで喜んでいるのが伝わってきて、なっち、もっともっと嬉しくなって、きゃーきゃ~声が弾んじゃって。

あの5万枚はね。もう、なっちの一生のたからもん。
サインを手書きで書いて、ポストカードと一緒にCD手売りして・・。

ホント、手作りだった・・。あの5万枚。大事な5万枚。

                (安倍なつみエッセイ集 「ALBUM 1998-2003」 より)









1998年1月28日 デビューシングル 「モーニングコーヒー」 発売




記念すべきモーニング娘。のメジャーデビュー曲ですね。おめでとうございます。

数ある候補曲の中からデビュー曲に選ばれたという 「モーニングコーヒー」
プロデューサーつんくが、はじめて手掛けた楽曲でもあります。

前曲 「愛の種」 では特に誰がメインを取るといったことはなく、全員で歌い分けていましたが、
この曲はメインボーカル争奪戦の末、安倍なつみがメインに決まったそうです。

他メンバーは、ソロパートがあるものの、基本的にはハーモニー&コーラスが中心。
ただ、そのお陰で 「歌を聴かせる」 という点においてはかなり強い個性が感じられます。

歌詞の内容は、けっこうオトナの世界を歌っているようですね。

C/W 「愛の種」






1998年1月30日 ミュージックステーション初出演


Mステ初出演おめでとうございます。初めての歌番組出演ですね。
5人とも前の晩は眠れなかったそうですね。かおりんは全然寝ていなかったとのこと。

当日は朝早くから歌合わせや音合わせのリハーサルがあったけれど、5人とも全然身体が動かない。
それで和田マネから寝不足解消と緊張ほぐしのため昼寝命令が出されたとか。

リハーサル室の床で一時間ほど昼寝をしてから、いよいよ生放送本番へと突入。
歌っている姿は、緊張の中にも初々しさがあふれていて、なかなか好感がもてました。

何かと貴重な初体験でしたね。本当にお疲れ様でした。

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(なんでも出演の1週間前に、5人で見学に行った時、ランスルーで階段をSMAPが
下りてきたのを見て、何だか分からないけど感動して大泣きしてしまったとか。

目の前でSMAPを見たら、そりゃあ 「芸能人だ~!」 って感激しちゃいますよね。
でも、みなさんもすでに 「芸能人」 なンですからね。早く自覚もってもらわないと。 (笑)

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メインボーカル争奪戦 (飯田圭織)


1997年12月2日、デビュー候補曲の3曲 「モーニングコーヒー」、「どうにかして土曜日」、
そして 「ウソつきあんた」 のレコーディングが2日間かけて行われた。

高校の試験の都合で1日しか参加できない飯田圭織は気合を込めて熱唱し、見事、候補曲2曲
「モーニングコーヒー」、「ウソつきあんた」 のメインボーカルを獲得した。


デビュー曲のボーカルは飯田でほぼ確定かと思われた。
しかし、レコーディングの翌4日、突如5人はレコーディングスタッフに再招集された。

なぜ呼び出されたかわからない5人の不安げな表情をよそに、スタッフから思わぬ発言が…。
「先日決めたデビュー候補曲のパート割りに変更があります。」

結局、デビューシングルとして最も相応しいと思われる 「モーニングコーヒー」 の
メインボーカルは安倍なつみで決着した。


この時点で一挙に2曲のメインを失うことになった飯田圭織は、ひとり大号泣。
「試験なんてやってる場合じゃなかった、昨日に戻りたい…。」

ガックリと肩を落とした飯田。これまでにない、激しい涙が飯田圭織の頬を、顔中を濡らした。


高校の試験の時間をも惜しんで、欠席したいと両親に説得していた飯田。
しかしその願いも空しく1日しかレコーディングに参加できないことになった。

この私的事情がいったんは決まった彼女のメインボーカルの座を失わせることになったのだろうか。


「芸能界をナメたらアカン、要するに陣取り合戦や!」 (つんく)

芸能界とは 「スターの座」 という一握りの座席を、凌ぎを削って奪い合う熾烈な世界である。
レコーディングであれば、何よりも優先して常にスタンバイする覚悟と自覚がなければならない。

つんくの言葉は、芸能界に身を置く者の 「心がまえ」 を端的に示しているのではないだろうか。


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On January 28, 1998, Morning Musume debuted with their first official single, "Morning Coffee".
It sold a total of 200,790 copies, which in its first week reached #6 on Oricon singles chart.

Early on, Tsunku had decided that Iida Kaori was going to be the lead vocalist.
Before the recording on the second day, Tsunku changed his mind and told the group
that he was going to change the lead vocals to Abe Natsumi instead.

It is the group's only major-label single to exclusively feature the original members.
c/w is the unofficial debut single "Ai no Tane".



"Oricon Inc." established in 1999, it supplies statistics and information on music in Japan and Western music.
The charts are compiled from data drawn from some 39,700 retail outlets and provide sales rankings
of music CDs, DVDs, electronic games, and other entertainment products based on weekly tabulations.






1998年01月28日,正式发售出道单曲「早安咖啡」(Morning Coffee),
是制片人淳君第一次亲自动手的歌曲。

累计销量超过20万张,Oricon 第6名,是当时由 ASAYAN 出道艺人当中的最好成绩。

据说5位成员展开了主唱争夺战之后,决定安倍夏美为主唱,饭田圭织为副主唱。
其他成员,虽然有独唱部分,但基本上和声&合唱为主。

这首歌曲节奏明快高扬,更有现代感,而歌词的内容,好像唱出成年人的恋爱感觉。
C/W 是独立单曲「爱之种」



“Oricon”是以提供等娱乐资讯服务为主要业务的日本企业,
其名称来自英文「Original Confidence」(绝对的信赖)的缩写,
也因此该公司的主要业务——影音产品销售排行榜在中文社群被称为「公信榜」。

该公司公布的Oricon公信榜,是日本现时最具知名度及公信力的音乐排行榜。

销量榜共提供每天、每星期、每月等不同计算方法的销量榜,也提供诸如流行曲、演歌、
西洋音乐等不同的音乐类型的排行榜,甚至更会公布DVD及电视游戏等的销量榜,
以及由观众的电视广告好感度等。







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