5月14日 カンヌ国際映画祭
(Festival de Cannes)
5月の陽光の下、世紀の大スターが一堂に集まるカンヌ国際映画祭。
この期間、早朝から深夜まで、街中が華やかなパーティ会場と化す。
映画祭の象徴となるのが、メイン会場の正面に敷かれるレッドカーペット。
美しいドレスを着飾った各国のスターやセレブが次々と登場するカーペットには、
何百台ものカメラが並び、フラッシュが降り注ぐ。
そこは地球上で最も人々の視線が集まる場所の一つとなっている。
(カンヌ国際映画祭とは)ベネチア・ベルリンとともに世界三大映画祭のひとつ。
第1回は1946年に開催された。審査委員は、著名な映画監督や俳優が担当している。
最高賞パルムドールのほか、監督賞や男優・女優賞などがある。
映画芸術の発展のために設立された映画祭であるが、同時に各国のスターや映画人の
集いの場であり、文化交流の場であることも目ざしている。
(カンヌへアクセス)ニースのコートダジュール国際空港から地中海沿いに車で40分。
カンヌは温暖な気候と美しい海岸沿いの風景が人気で、ニースと並ぶ南仏のリゾート地
として大変人気のある場所。
海岸沿いのラ・クロワゼット通り(Bd. de la Croisette)はカンヌの目抜き通り。
高級ホテルやブランドショップが立ち並び、ヤシや四季折々の花が通りを飾っている。
カンヌのビーチは、ニースの石浜と違い砂浜の海岸。市内48か所あるビーチのうち、
33か所は入場料の必要なプライベートビーチとなっている。
公共のビーチで気軽に遊泳を楽しむこともできるが、カラフルなパラソルの下で
優雅なリゾート気分を味わうのも、カンヌの醍醐味のひとつだ。