知らない同志   1972年(昭和47年)       ドラマ傑作選

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スーパーの店長を勤める今西健太郎(杉浦直樹)は、営業不振で大阪転勤を命じられる。

妻・節子(栗原小巻)としばらくの間離れて暮らすことになってしまった。


今西の跡を受け継ぐ店長は、仕事ができることで評判の三友竜一(田宮二郎)


新店長の三友は、朝礼でいきなり今までの社訓を破り自分本位の営業方針を語り始める。

売上第一で情を挟まない新店長のやり方に、古株の従業員は不満を感じるのだが…。



左遷された夫と別れて暮らすことになった妻と、そこへ現れたやり手の男とのラブ・ロマンスを描く。


本作は昭和40年代後半、セルフサービスという言葉が一般に定着し、急増した総合スーパーが舞台。


杉浦直樹演じる前任の店長は、義理と人情を大切にする、古いタイプの店長だが、売り上げ不振で

大阪の店舗に飛ばされてしまう。妻の節子を東京に残していくことだけが気がかりだ。


一方、田宮二郎扮する新店長は、店の立て直しに敏腕を振るうモーレツ店長である。

だがこの新店長、前任の店長の奥さんにも、モーレツぶりを発揮。ついに「知らない同志」では

なくなってしまうという波乱含みの展開となる。



(制作)TBS(脚本)山田太一、ジェームス三木

(配役)三友竜一(田宮二郎)三友郁子(山本陽子)今西節子(栗原小巻)今西健太郎(杉浦直樹

今西ユキ(賀原夏子)綾倉公平(石立鉄男)大隈貢(前田吟)滝口律子(鳥居恵子)

田村吾郎(高松しげお)加藤修(岡本富士太)高山貞子(大山のぶ代)


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