雨月物語 1953年 (昭和28年) 邦画名作選 |
戦国の世、貧しい陶工・源十郎は妻子を捨て、若狭姫と名乗る美しい女性と暮らし始める。
だが若狭姫の正体に気づいた源十郎は、若狭姫を捨てて故郷に逃げ帰る。
家に帰ってみると家には眠っている子供と妻が居たが、その妻は…。
巨匠・溝口健二が上田秋成の原作「雨月物語」を映画化。
戦争の惨禍、無常観を背景に、欲におぼれる男の姿、また、その犠牲になり、哀怨から死霊となって
男を待つ女を幽玄の絵巻にまとめあげた珠玉の名編。
この映画は、ベネチア国際映画祭で最優秀賞を受賞し、溝口の名声を決定的なものとした。
製作 大映
監督 溝口健二
配役 | 若狭 | 京マチ子 | 藤兵衛 | 小沢栄 | ||||||||||
阿浜 | 水戸光子 | 右近 | 毛利菊枝 | |||||||||||
宮木 | 田中絹代 | 老僧 | 青山杉作 | |||||||||||
源十郎 | 森雅之 |