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「セーラームーン」 です。90年代アニメ最大のエポック・センセーションといえます。
少女向けアニメとして制作されたのですが、男女ともに幅広い層に支持されました。

日本のみならず、アメリカや ヨーロッパ、中国、東南アジアなど世界中で大ヒット。
名セリフ 「月にかわってお仕置きよ!」 は、40ヶ国語に翻訳されました。

さて主人公、「月野うさぎ」 は、ドジで泣き虫、勉強苦手、運動ダメの女の子。
でも、元気の良さと立ち直りの早さは天下一品で、食べることと寝ることが大好きです。

そんなごくごくフツーの女の子 「うさぎ」 の運命が、ある日、人間の言葉を話す黒猫ルナと出会った時から、ガラリと一変してしまいます。

月からの使者というルナによれば、「うさぎ」 は選ばれたセーラー戦士で、悪い敵をやっつけるのが使命なのだそうです。
そして、他のセーラー戦士たちと共に、月のお姫様を探し出さなくてはならないとの事。

突然のことで訳の判らない 「うさぎ」 でしたが、素敵な変身ブローチをもらって、すっかりルンルン気分です。
頼りないセーラー戦士 「うさぎ」 は、果たして地球を守り通すことが出来るのでしょうか…?





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【第七課 第一節】

主角月野兔是个个性迷糊又爱哭的中学二年级女生。

她的在校成绩并不理想,常常由于睡过头上学迟到,而被老师罚站。
是她的老师与父母都有点头痛的女孩子。

尽管如此,但她对自己的未来总是充满了梦想,做着平凡少女纯真的梦。
在一个很平常的早上・・・。


妈 妈 : 小兔8点都过了。 (妈妈的声音从楼下起居室传来)
小 兔 : 讨厌!! 妈妈真是的怎么不早点叫醒我呢?

(小兔匆匆刷牙洗脸,绑个双马尾, 匆匆边换衣边满口抱怨)

妈 妈 : 我叫过很多次了。你每次答应, 不记得了吗?
小 兔 : 我没听见。妈妈,我去上学了!

妈 妈 : 哎,小兔。
小 兔 : 什么? 我来不及了。

妈 妈 : 盒饭你不要了吗?
小 兔 : 嗯, 要 ・・・。 我走了。

(我叫月野兔14岁, 初二。我自己也觉得, 自己是个爱哭的糊涂虫)

小 兔 : 为什么早上来的这么快。我还很困啊。

嗵! 扑通!

(我上学赶路的时候, 不小心踩到什么柔软东西了)

小 兔 : 我踩到什么了啊?
            什么? 是一只黑色猫。抱歉,抱歉。很痛吧。

            哈哈, 好可爱啊。 原谅我哟!哎呀,好痛! 你干嘛抓我!
            啊, 什么?  要我把你脸上的胶布拿下来吗? 我知道了。

            不过还和你很相配。 (她揭去了它额头上的胶布)
            好。好。现在好了。
            啊! 你额头上有一个月亮秃秃!!

(这时上课铃响起了)

小 兔 : 来不及帮你了! 又要迟到了。

老 师 : 月野兔!你又迟到了!

(这是我的老师樱田春菜。通称 「阿春」 负责英文)

小 兔 : 真过分! 怎么能让一个女孩子罚站在走廊上。

(我肚子咕噜噜直响)

小 兔 : 好饿啊。 (向左右看) 还没吃早饭呢。我开动了。哈哈。

老 师 : 月野同学! 你在做什么?
            你就是因为这样才会考这种成绩! 看你的考卷!

小 兔 : 什么? 30分!


(午休时间跟同学聊天)

奈 留 : 我再也不相信你了小兔。

(这是我的好朋友奈留。人漂亮,头脑不错, 还是个大小姐)

奈 留 : 一大早就在吃盒饭。女生不该有的坏毛病。
小 兔 : 但是我还在长身体。
            你是我最好的朋友。你应该知道的。不是吗?

海 野 : 小兔。你考试结果怎么样?
小 兔 : 海・・・海野。

(这同学叫海野。戴着厚厚的近视眼镜。是个讨厌的家伙)

奈 留 : 你看小兔这忧郁的样子就知道了。肯定是很差了。
            啊! 说中了。对不起。

海 野 : 你不用这么难过的。这次我也没有考好95分。
            考试不过是跟游戏一样。

奈 留 : 游戏? 你还真讨厌。
            那个, 你听说了吗? 那个水手V又出现了。

小 兔 : 水手V?
奈 留 : 是啊, 她抓住了那伙抢劫珠宝的罪犯。

小 兔 : 啊! 真厉害!
奈 留 : 很厉害吧。

小 兔 : 水手V是什么?
奈 留 : 别告诉我你不记得她了。(奈留惊讶的说)

海 野 : 水手V是现在社会上一位身穿水手服的大英雄。
            据说是警视厅的特别搜查官。

小 兔 : 有那种人啊?那世界就快完蛋了。

奈 留 : 但是那些珠宝的的确太漂亮了。我可以理解那些罪犯的心理。
小 兔 : 是啊。我想要一个钴石戒指。

奈 留 : 我想要一个红宝石的耳环。
小 兔 : 哈哈, 真想要。

奈 留 : 对了, 小兔。我家商店从昨天开始有些珠宝大拍卖。想来吗?
小 兔 : 珠宝大拍卖?!

奈 留 : 会有连我们也买得起的珠宝的。
小 兔 : 是吗? 我要去!

奈 留 : 好, 那一起去。
小 兔 : 我肯定会去的。真希望能早点下课。

(小兔和奈留来到奈留妈妈的珠宝店, 看店里人山人海)

小 兔 : 人真多啊。
奈留妈 : 谢谢大家的光临。欢迎。请随意试戴。

奈 留 : 妈妈好像在随意降价呀。
小 兔 : 会是为了促销吗?

奈留妈 : 欢迎光临。它们都在大减价。

奈 留 : 妈妈。
奈留妈 : 啊, 欢迎回来奈留。

奈 留 : 我带了一个朋友回来。
小 兔 : 你好!

奈留妈 : 啊, 欢迎你的光临。这里人多很拥挤。请随便挑选。
小 兔 : 好的。 (哎呀, 奈留妈妈还是那么漂亮!)

奈留妈 : 来看看吧,奈留的朋友可以在算便宜一些哦!
小 兔 : 真的吗?太幸运了。

奈留妈 : 这个钴石戒指怎么样?平时可要 500,000日元的。
小 兔 : 500,000日元!?

奈留妈 : 不过给你只要 30,000日元。
小 兔 : 500,000日元只要 30,000日元!?

(听到这话, 客人们都冲过来)

客人们 : 我要了!我要了!

(拥挤不堪的人海之中, 小兔和奈留被排挤出来了)

小 兔 : 真是太便宜了啊。500,000日元到 30,000日元啊。好想要。

奈 留: 那你为什么不找你爸爸帮你呢。
小 兔 : 但是我英文不及格啊 ・・・。

奈 留 : 啊・・・是啊。 (小兔, 真难为你了)
小 兔 : 而且这个月的零用钱也用完了。

奈 留 : 坚强点 ・・・ 小兔。

(走出店门口想回家的小兔再次把她那张考卷拿出来看)

小 兔 : 要是再努力点就好了。唉,讨厌!

(小兔居然把考卷揉一揉给丢了出去,
却丢了的考卷碰到一个戴着黑墨镜的男人头上)

男 人 : 砸得很痛啊。肉丸子头。
小 兔 : 啊,对不起。

(男人看到了小兔不及格的考卷,嘲笑了小兔一番)

男 人 : 30分? (汗)  要努力学习哟。肉丸子头。
小 兔 : 这与你无关吧!  (急得满脸通红)

(被嘲笑的小兔一把抓过考卷很生气地做了个鬼脸走开了。
不过走到不远她又回头看去, 只见那个男人摘下黑墨镜,看着珠宝店,似乎在想些什么・・・)

小 兔 : 竟然会有这样的人。真是的。
            可是大白天的。他穿着那么正式的晚礼服。讨厌的家伙!


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【注 釈】

【主角】 zhǔ jué (=主人公) 中心人物。ヒロイン。
【个性】 gè xìng (=personality 为人) 気立て。人柄。 (cf. 性格  character)
【迷糊】 mí hu  (=dull in action)  ぼんくら。とろい。

【并不理想】 bìng bù lǐ xiǎng  (=令人并不满意)
先が思いやられる。がっかりさせる。

【由于睡过头上学迟到,而被老师罚站】
 yóu yú shuì guò tóu shàng xué chí dào,ér bèi lǎo shī fá zhàn
睡过头 (=oversleep) 寝坊やら遅刻やらで、先生に罰として立たされる。
因为+述詞+而・・・ の構文で、因果関係を表す述詞構造を形成する。
<用例> 由于电车发生故障而迟到的。 (電車の故障で遅れた)

【尽管如此】 jǐn guǎn rú cǐ (=however) とは言うもののやはり。
<用例> 尽管如此, 也该打个电话来。 (とはいえ、電話ぐらい寄こせばいいのに)

【总是】 zǒng shì (=always  无例外地, 全都是, 总归是)
〔副詞〕 お決まりだ。(動作、状態が例外なくそうであることを表す)
<用例> 他总是做着发财的梦,比如说在路上捡到一个钱包或者说买彩票中大奖,
但这些好事他从来没碰到过。
(彼はいつも金持ちになる夢を见ている。たとえば、道で财布を拾ったり、
宝くじが当たったりすることがあるが、彼はこんないいことに一度も出会ったことがない)


【起居室】 qǐ jū shì (=客厅)  リビングルーム
【讨厌】 tǎo yàn  (=令人不喜欢) うざい。むかつく。
【匆匆】 cōng cōng  (=急急忙忙地)  あたふた。せかせか。

【绑个双马尾】 bǎng gè shuāng mǎ wěi   双马尾  (=twin tail  ツインテール) 
绑  (=tie up 捆)    个 (=just  一下)   ひととおり髪をたばねる。
<用例> 洗个澡。(ひと風呂浴びる) 睡个觉。(ひと眠りする)

【边换衣边满口抱怨】 biān huàn yī biān mǎn kǒu bào yuàn
满口  (=完成是)  着替えながら不平タラタラ。
边・・・边・・・ の副詞構文で、動作の同時進行を表す。
<用例> 边看电视边吃饭。(TVを見ながらご飯を食べる)

【不记得】 bù jì de  (=想得不起来)  思い出せない。
<用例> 有没有说过,我不记得了。(言ったかどうか記憶に無い)

【糊涂虫】 hú tu chóng  (=stupid fellow) ぼんくら。のろま。
【很困】 hěn kùn  困 (=想睡)  眠たくてたまらない。
【干嘛】 gàn ma (=为什么) なんで。どうして。
【胶布】 jiāo bù (=adhesive tape) バンソーコー。

【还和你很相配】 hái hé nǐ hěn xiāng pèi 意外と君に似合っている。
还 (=没想到) 「还」 は、意外を表す副詞。 <用例> 你还真有办法。(君って、なかなかやるじゃない)
相配 (=match) マッチしている。 <用例> 他们两个很相配。(あの二人はお似合いだ)

【额头】 é tóu (=forehead) おでこ。
【秃秃】 tū tū (=naked head 光秃秃) ハゲ。 <用例> 头上光秃秃的。(スキンヘッド)

【来不及帮你了】 lái bù jí bāng nǐ le  手伝っているヒマがない。
来不及 (=not enough time)
<用例> 今天我们来不及去看他了。(彼に会いに行くヒマがない)
There's no time for us to go and see him today.

【又要迟到了】 yòu yào chí dào le  またしても遅刻だ。
要 (=soon  at once  right away  快要, 将要, 就要) 「要」 は、即刻を表す助動詞。

【负责】 fù zé  (=担负责任)  担当する。
【真过分】 zhēn guò fèn  ホントひどすぎる。
过分 (=超过一定的程度) <用例> 说得过分。(言いすぎ)

【怎么能让一个女孩子罚站在走廊上】  zěn me néng ràng yí ge nǚ hái zi fá zhàn zài zǒu láng shàng
女の子を廊下に立たせるなんてどういうこと。
怎么能 (=how can 还能, 哪能) どうしてできようか。
罚站 (=be asked to stand still as punishment) 罰として立たせる。

【肚子咕噜噜直响】 dù zi gū lū lū zhí xiǎng お腹がぐうと鳴る。
【我开动了】 wǒ kāi dòng le 开动 (=start  开始吃饭) いただきまーす。

【就是因为这样才会考这种成绩】 jiù shì yīn wèi zhè yàng cái huì kǎo zhè zhǒng chéng jì
そんなことだからこんな成績になるんですよっ。
「才」は、帰結を表す副詞。 <用例> 就是因为为你想才这么说的。(君のことを思えばこそ、こう言うのだ)

【大小姐】 dà xiǎo jiě お嬢様。
【一大早】 yí dà zǎo 朝っぱら。

【女生不该有的坏毛病】 nǚ shēng bù gāi yǒu de huài máo bìng。
(=女生有坏毛病是不应该的) 女生徒が悪いクセを持つのはいけないことよ。

【那伙抢劫珠宝的罪犯】 nà huǒ qiǎng jié zhū bǎo de zuì fàn
宝石強盗団の犯人たち。伙 (=groupe  人群)

【世界就快完蛋了】 shì jiè jiù kuài wán dàn le。  (そんなモノが現れるようじゃ) 世も末ね。
完蛋 (=be all over) おじゃん。おだぶつ。

【耳环】 ěr huán イアリング。
【大拍卖】 dà pāi mài バーゲンセール。
【人山人海】 rén shān rén hǎi 〈成〉黒山の人だかり。

【可以在算便宜一些】 kě yǐ zài suàn pián yi yì xiē
今なら少しオマケしてもいいわ。「在」は、状態を表す副詞。
<用例> 价格在算便宜! (価格はお安くなってます)
<用例> 手术后,要多久才可以在抽烟喝酒?  (手術後どれくらいで喫煙飲酒できるようになりますか)

【拥挤不堪】 yōng jǐ bù kān 押し合いへしあいの大騒ぎ。身動きも出来ぬ程のごったがえし。
【被排挤出来】 bèi pái jǐ chū lái 押し出されて出てくる。

【为什么不找你爸爸帮你呢】
wèi shén me bù zhǎo nǐ bà ba bāng nǐ ne
为什么不 (=how about 你看・・・好不好?) パパに頼んで援助してもらえばいいのに。

【不及格】 bù jí gé 不合格。
【零用钱】 líng yòng qián おこずかい。
【肉丸子头】 ròu wán zi tóu おだんごアタマ。
【做了个鬼脸】 zuò le gè guǐ liǎn あかんべえをする。
【大白天】 dà bái tiān 真昼間。


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【口語訳】

主人公の月野うさぎは、ドジで泣き虫の中学二年生。
遅刻と朝寝坊は、日常茶飯事。学校の成績もかなり悪く、廊下に立たされること数知れず。

担任の先生と両親にとっては、ちょっと頭の痛い女の子です。

それでも、彼女は、希望に満ち溢れている未来を信じて疑いません。
将来の自分に、純真な夢を抱いている、ごくごく普通の女の子です。

そんな平々凡々なある日の朝・・・。


育 子:   うさぎ、八時すぎたわよ!

(リビングルームから、ママの声が響いてくる)

うさぎ :   やだっ、ママったら、どうしてもっと早く起こしてくれないの? 

(慌てて歯を磨き顔を洗い、ツインテールを整える。慌ただしく着替えながら、うさぎは不平をこぼす)

育 子:   何度も起こしたわよ。そのたんびに、ちゃんと返事したじゃない?
うさぎ :   聞こえてないもん!。行ってきまーす!

育 子:   あら、うさぎ。
うさぎ :   何? いま急いでるの!

育 子:   お弁当いらないの?
うさぎ :   うーん・・・いるっ! 行ってきます。

(あたし、月野うさぎ、14歳、中二。自分でも思うケド、ちょっと慌てん坊で泣き虫。(>_<)

うさぎ :   ああん、朝ってなんで早く来るの? ふああ~ (~O~) ねむい~

ぶにゅ! びたん!

(学校へ急ぐ途中、なにか柔らかいモノを踏んでしまう)

うさぎ :   イタタ、なんかふんづけちゃった。うそ~っ ネコ!? ごめんね、ごめんねっ、痛かった!?
               あはは、かっわいーい、ゆるしてねっ。きゃ~っ、イタタタッ。なによっ、ひっかくことないでしょ!

               アラッ、なあに? バンソーコ  なんかつけて。はがしてほしいの? わかった、わかった。
               でもソレ、けっこう似合ってるじゃん。

(猫のおでこの上の絆創膏を引きはがす)

               はいはい、これでよしと。あっ! おでこに三日月ハゲ!!


(この時、始業開始のベルが鳴り響く)

うさぎ :   あーっ!こんなことしてる場合じゃなーい! また遅刻だわっ!

先  生:   月野うさぎさん! また遅刻なの!?

(これは担任の桜田春菜センセ。通称 「春だ」 タントーは、エーゴ)


うさぎ :   ひどーい! かよわい女の子を廊下に立たせるなんて。

(お腹が ぐぐぐぅぅ と鳴る)

うさぎ :   お腹すいたぁ。 (左右を見回して) あはは、朝食抜きだもんね。いただきまーす。

先  生:   月野さん!何をしているの? 
              そんなことだから赤点をとるんですよっ。見なさい、あなたの答案っ!

うさぎ :   えぇーっ!? 30点!


(昼休み。お友だちとおしゃべりの時間。 (〃^∇^)ノ

ナ   ル:   も~うさぎったら信じらんないっ。

(これは親友のナル。ナルはキレイで頭もよくて、おまけに、おジョーなのよ)

ナ   ル:   女の子のクセに早弁なんて。

うさぎ :   だって育ち盛りなんだもん。親友ならあたしの気持ちわかってくれるでしょ、ナルちゃん?

海  野:    うさぎさん。テストどうでした?
うさぎ :    うっ・・・海野。

(コイツは海野。牛乳瓶の底みたいなメガネかけてる。とっても嫌なヤツなの)

ナ   ル:   この落ち込みを見ればわかるでしょ。ダメだったに決まってるじゃん。
                あっ、傷ついた?ごめ~んっ!

海  野:    そんなに落ち込むことないですよ。ボクも今回は手ェ抜いたんで百点とれなくて95点。
                まっ、テストなんてゲームっすよ、ゲーム。

ナ   ル:   ゲーム?あなたってホントやなヤツッ! 
                そいえば、セーラーVがまた現れたんだって。聞いた?

うさぎ :   セーラーV?

ナ   ル:   そうそう。宝石強盗の犯人をつかまえちゃったのよ。
うさぎ :    えぇっ! すごい!

ナ   ル:   すごいよね~。
うさぎ :    ・・・セーラーVって何?

ナ  ル:    知らないのに感心しないでよ! (あきれて言う)

海  野:    セーラーVとは、今ちまたをにぎわせているセーラー服の正義の味方。
               実は、警視庁の特捜官というウワサもあるんです。

うさぎ :    ふ~ん、そんなのが現れたんだ。いよいよ世紀末よね。

ナ   ル:   でもさ、宝石ってキレイだもん。強盗しちゃう気持ちわかるわぁ。
うさぎ :    そうよね~。あたしダイヤのリングがほしい。

ナ   ル:   私はルビーのイヤリングがほしくって。
うさぎ :    あはは、あこがれちゃう。

ナ   ル:   そうだ、うさぎ。私の店で昨日から宝石のバーゲンやってるのよ。来ない?
うさぎ :    えっ~、宝石のバーゲン!?

ナ   ル:    私達でも買える指輪とかありそうなのよ。
うさぎ :     行く行く!

ナ   ル:    じゃあ、帰りにいっしょに行こうよ。
うさぎ :     うんうん。ぜったい行くぅ。ああ~早くガッコ終わらないかなあ。


(うさぎとナルは、ナルのママの宝石店にやって来る、店の中は黒山の人だかり)

うさぎ :   すごい人だね~。

ナルママ: まいどごひいきにありがとうございます。
                 いらっしゃいませ。どうぞご自由にお手にとって見てください。

ナ   ル:   うちのママ、やけに張り切っているわ。
うさぎ :    商売に目覚めたんじゃない?

ナルママ: さあいらっしゃいませ。どれもお安くなってますよ。

ナ   ル:   ママ!
ナルママ: あらっ、おかえりナルちゃん。

ナ   ル:   お友だちを連れてきたのよ。
うさぎ :    こんにちは!

ナルママ: まあ、よくいらしてくださったわ。混んでますけどゆっくり見ていってくださいね。
うさぎ :    はぁ~い! (やっぱりナルのママ、とってもキレイ!)

ナルママ: こちらへいらっしゃい。ナルちゃんのお友だちなら、さらにオマケしちゃうわ。
うさぎ :   本当ですか?ヤッター、ラッキー!!

ナルママ: ダイヤならこれなんかどう? 50万円の品なんだけど。
うさぎ :    50万円!?

ナルママ: でも思い切って 3万円にまけちゃうわ。
うさぎ :    50万円が 3万円!?

(これを耳にした店のお客さんたちが、いっぺんに突進して来た)

客たち:   私が買うわ!私も!

(押し合いへし合いの人込みの中、うさぎとナルは、やっとのことで抜け出した)

うさぎ :    50万円が 3万円か。ほしいなあ~!
ナ  ル:    パパにおねだりしちゃいなよ。

うさぎ :    でもエーゴ赤点とっちゃたしね。
ナ   ル:    あっ、そっか。 (かわいそうなうさぎ、ホント同情するわ)

うさぎ :    その上今月のお小遣いももう無いし・・・。
ナ  ル:     強く生きるのよ・・・うさぎ。


(ナルの店を出て、帰ろうとするうさぎ。ポケットからあの答案用紙を出して、もう一度見る)

うさぎ :    もう少し勉強しておけばなあ ・・・。ええぃ、まっさつぅ!

(ふいに答案用紙を丸めて、ポイッと捨ててしまううさぎ。
その答案用紙が、サングラスをかけた男の人にぶつかってしまう)

男の人:   痛いじゃあないか、おだんごアタマ。
うさぎ :    ご、ごめんなさいっ!

(その男の人は、うさぎの答案用紙を見ると、うさぎをからかうように言う)

男の人:   30点?(汗) もっと勉強しろ、おだんごアタマ。
うさぎ :    よ、よけいなおせわよっ!! (あせって顔が真っ赤になる)

(すぐさま答案用紙を取り戻したうさぎ。「あかんべえ」 を一発かまし、プリプリ怒りながら、その場を立ち去る。
振り返って見ると、その男の人はサングラスを取り、宝石店をじっと見つめ、何か考えごとをしている)

うさぎ :   なんだって言うのよ、まったくもうっ!
              それにしても、このまっ昼間にタキシードなんて着ちゃって。・・・ キザなヤツ !!