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本节课讲的是动画片 「宝莲灯」  (2000年8月上映)

宝莲灯是一个由上海美术电影制片厂制作的动画大片。
故事讲述了一个在民间广为流传的神话故事。

小主人公沉香,为了救出被压在华山地下的母亲,历经重重磨难。
鬼城、荒漠、怪石诡异多端;雪崩、地裂、沙暴恐怖惊人。

这一切都没有磨灭沉香的救母之心。
最终,沉香凭着坚定的信念、过人的勇气与智慧,战胜所有困难,
救出了母亲。





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【第十課 第一節】

这是一个古老的传说。天上的神仙三圣母爱上了人间的书生刘彦昌。
司法大神二郎神得知, 其妹三圣母私恋凡尘,违反了天规,气得暴跳如雷。

三圣母不顾哥哥二郎神的反对,毅然下凡,去追求人间的幸福生活。
故事就从这里开始 …

在巍峨宏伟的华山底下,耸立着一座高大的庙子,故名圣母庙。
一天,一根雪白无暇的绸带时而飘舞着,时而又打着转儿, 在云层中飞过。

突然,他调了个头,向着圣母庙飞去了。
不一会儿,绸带便在一个人的脚跟旁轻飘飘地 「着陆」 了。

拾起它的人是个面目清秀的书生,名叫刘彦昌。
他小心翼翼地捧起那根绸带,朝着修建在高高台阶上的圣母庙望了望。

突然,像被一阵风吹来了似的,一颗闪亮的星星拖着长长的金尾巴,
从华山的半山腰处一直缓缓地落在了圣母庙前,变成了漂亮的三圣母。
他们俩一见钟情,紧紧地拥抱在一起。

刚才还是万里无云的天空,猛然间变得乌云密布,电闪雷鸣。
只见二郎神站在一块又厚又黑的乌云上,脸色苍白,那石雕似的嘴唇咄咄逼人。
吓得三圣母和刘彦昌紧紧地缩成了一团儿。

而二郎神的那只又黑又瘦的天狗则在一旁 「汪汪」 地嚎叫着。

危急中,三圣母猛地高举起一盏长得与莲花一般的宝莲灯。
荷花花瓣迅速地亮了起来,并发出刺眼的光线,照亮了昏暗的天空。

「啊 —— 」 二郎神被这突如其来的正义光线射得睁不开眼睛。
他急忙用袖子挡住这光,但仍旧无济于事。

忽然,这光又一下子消失了。
二郎神揉了揉眼睛,往地面定睛一看: 天啊!
哪还有什么刘彦昌和三圣母的踪影,地上只留下一条绸带!

「去!」 二郎神对天狗做了一个手势,天狗尾巴一甩,
变出了几十只和它一模一样的狗,然后一路狂叫着,奔向了人间。

二郎神又从他的第三只眼里射出一道光束。
圣母庙顿时在 「轰轰」 的爆炸声和浓浓烟雾中化为了一片废墟。


七年后 …

这是一个多么好的天气呀!瞧,碧空万里无云。
清亮的湖水中盛开着一片片翠绿得刺眼的荷叶。
一朵朵荷花也毫不示弱,竞相开放。

不论在哪儿,总能闻声一片 「呱呱」 声。
远处,一艘小船轻轻地拨开荷叶驶来,划船的是一位妇女,正是三圣母。
船头坐着一个孩子,大大的眼睛,乌黑的头发,他就是三圣母的儿子 —— 沉香。

沉   香 :  妈妈,您为什么白天黑夜总是带着宝莲灯呢?
三圣母 :  啊 …

突然,一只小青蛙跳到了沉香手中,沉香立刻接住了这个朋友。
跟它手舞足蹈地玩了一阵后,又把它放回水中。
小青蛙跳上了荷叶,与它的小伙伴放声歌唱。

沉香也干脆脱去上衣,只穿着一个火红的肚兜。
「唉,沉香 …」 还没等三圣母皱着眉头把话说完,
沉香就 「扑通」 一下子猛地扎进水中。

沉   香 :  嘿嘿,来,嘿嘿,来,嘿嘿。妈妈,给。
不一会儿,沉香便双手捧满莲藕,一下子跳上了船。
「哈哈 …」  三圣母笑得合不拢。

三圣母 :   … 小心。

不料,船一倾斜,放在船头的宝莲灯倒在了船上并发出了亮光。
不幸的是,这光被寻找三圣母的二郎神给看见了。

三圣母小心翼翼地捧起宝莲灯,皱着眉头担心地望了望天空。

沉   香 :  妈妈,宝莲灯刚才亮了。

沉香说道。他仍旧处于一种高兴的状态。

三圣母 :  是的。
沉   香 :  妈妈,您不想让灯亮吗?

三圣母 :  不,妈妈很想让它亮起来,但是现在不行。
                这盏灯不是一盏平平常常的灯。

沉   香 :  那它是 …
三圣母 :  它是一盏神灯。

沉   香 :  神灯? 妈妈,它为什么是神灯呢?

三圣母微笑的看着他说。

三圣母 :  因为 … 因为坏人都怕它,因为它能给好人带来幸福。
沉   香 :  妈妈,什么叫幸福啊?

小沉香天真地追问。

三圣母 :  幸福就是 … 妈妈跟沉香在一起呀。
沉   香 :  啊,我懂了,我和妈妈在一起,最高兴。

三圣母 :  对。
沉   香 :  和妈妈在一起,就是幸福。

三圣母 :  对。
沉   香 :  妈妈,那我们就让灯永远亮着,我要和妈妈永远在一起,永远都幸福。

这时,沉香早已用双手枕着头进入了梦乡。

三圣母把船靠了岸,对着沉香微微一笑,便端着满满的一盆莲藕上了岸。
谁知她刚走几步,一只鹰从天空中俯冲下来叼走了沉香,然后向空中飞去,只丢下了一根羽毛。

「妈妈,妈 —— 妈 ——」 沉香拼命地叫喊,但无济于事 …



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【注 釈】

【三圣母】 sān shèng mǔ
神话传说中的华山女神。又称华山圣母。
二郎神的妹妹。她为追求人间的爱情,
私奔下凡与书生刘彦昌 liú yàn chāng 生下了沉香。

三聖公主  (さんせいこうしゅ)
華山・聖母宮に住む仙女。二郎神の妹、沈香 (チェンシアン) の母。
三聖公主は仙界での侘しい生活に耐えかね、「宝蓮灯」 を持って
書生 「劉彦昌」 と共に人間界へ駆け落ちを計る。
やがて息子が誕生、ようやく幸せが訪れたように見えたが ・・・

【二郎神】 èr láng shén
道教俗神。又称二郎真君。民间普遍信仰的水神之一。
玉帝的外甥。三圣母的哥哥。
他因为三圣母触犯天条律令, 勃然大怒, 就把她压在华山底下。

二郎神 (じろうしん)
道教の治水の神。別名を二郎真君。玉帝の甥。三聖公主の兄。
仙界の掟に背いた妹を連れ戻そうとするが、抵抗したため、華山の下へ閉じ込めてしまう。

【巍峨宏伟的华山】 wēi é hóng wěi de huà shān
雄々と聳え立つ華山。
巍峨宏伟(= majestic towering  高大雄伟)

【一颗闪亮的星星拖着长长的金尾巴】
ひとすじの煌めく星が、金色の長い軌跡を描きながら。
拖 tuō (= 在身体后面耷 sǒng 拉着)
<用例> 天上飞机拖着长长的尾云划过苍穹 cāng qiōng。
(天上の飛行機は長い雲の軌跡を描きながら大空をかすめてゆく)

【那石雕似的嘴唇咄咄逼人 duō duō bī rén】
石の彫刻のように血の気のない唇は、見る者を畏怖させずにおかなかった。
咄咄逼人(=咄咄:使人惊奇的声音。言语或神态中有一种威胁逼人的气势。
气势汹汹,给人压力 ⇔ 和颜悦色、温文尔雅)

【紧紧地缩成了一团儿】
(気を呑まれた二人は) 立ちすくんだまましっかりと一つになった。

【天狗】 tiān gǒu
天狗是中国民间传说中的神兽。又称哮天犬。
是二郎神的爱犬,凶猛无比。

仙犬
民間伝説中の神獣。別名哮天犬 (こうてんけん) ともいわれる。
二郎神の飼い犬で、その狂暴さは比類がない。

【急忙用袖子挡住这光,但仍旧无济于事 wú jì yú shì】
とっさに袖で光を遮ろうとしたが、やはり何の足しにもならなかった。
无济于事 (= to no effect  济:补益,帮助。对事情没有什么帮助或益处。比喻不解决问题)
<用例> 后悔也无济于事。(後悔先に立たず)

【哪还有什么】 (= 不会还有什么)
一体どこにあろうか。
<用例> 这年头哪还有什么白马王子呢?
(このご時世、いまさら 「白馬に乗った王子様」 でもあるまい)

【不论在哪儿】
(= everywhere 不论在这里或那里, 到处)
どこもかしこも。


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【口語訳】

この物語は、中国に古来から伝わる伝承神話である。

天界に住む仙女、三聖公主は、ある時、人間界に住む書生、劉彦昌とめぐり会い、意気投合し、いつしか恋に落ちる。

しかし、神と人間の恋愛は、天界の掟で禁じられていた。
彼女の兄であり、天界の法を司る二郎神は、二人の交際を知り激怒する。

思い余った三聖公主は、劉彦昌との愛をつらぬくため、二郎神の反対を振り切って、人間界へ駆け落ちしてしまう。

・・・ 物語はここからはじまるのである ・・・。

雄壮とそびえ立つ華山のふもと近く、聖母廟と呼ばれる一座の祠堂が高々と建っていた。
ある日、どこからともなく一条の真っ白な薄い絹布が現れ、風になびき、空を舞いながら雲間に漂い続ける。

ふと、その絹布は向きを変え、聖母廟に向って飛び立ってゆく。
やがて、絹布は、木の葉が舞い散るようにゆっくりと地に向かい、聖母廟の前にたたずむ一人の男の足元に
ふわりと着地した。

絹布を拾い上げた男は、眉目秀麗な書生、名を劉彦昌と言う。
彼は慎重に薄い絹布をささげ持ち、そのまま石段の上に高く築かれた聖母廟を見上げる。

突然、一陣の風が吹いたかと思うと、ひとすじの煌めく流星が、華山の中腹より現れ、金色の長い軌跡を描きながら、
ゆっくりと聖母廟の前に立ち降りていった。すると、その流星は一瞬にして消え、美しい三聖公主の姿が現れた。

二人は逢い初めた者同士のごとく、お互いに寄り添い、しっかりと抱擁しあう。

その時、先ほどまで見渡す限り快晴の空が一転、にわかに黒雲が隙間なく立ち現れ、雷鳴がとどろく。
ふと見ると、天界の司、二郎神が厚く暗い雲の上に仁王立ちしている。

その青白き顔色、石の彫刻のように血の気のない唇は、見る者を畏怖させずにおかなかった。

気を呑まれた三聖公主と劉彦昌の二人は、立ちすくんだまましっかりと一つになろうとする。

二郎神の傍らに従う痩身の黒い仙犬が 「ウオゥー」 と咆哮を上げる。

風雲急を告げ、三聖公主がとっさに高く掲げるは、蓮の花の如き灯心の 「宝蓮灯」。
蓮花の花弁はみるみる輝きを増し、そのまばゆき光芒は、漆黒の天空を一瞬にして白く照らし出した。

「むっ ―― 」 二郎神はこの突然やってきた真理の光芒に目を塞がれ開くことができない。
彼はとっさに袖で光を遮ろうとしたが、やはり何の足しにもならなかった。

突然、光は急に消えてなくなった。
二郎神は目をこすって、下界に目を凝らして見遣る。 ―― 何と!

一体どこへ行ったのか、すでに二人は影も形も消え失せ、一条の薄い絹布だけが地上に残されていた。

「行けぃ!」 二郎神は傍らの仙犬に手振りをして命じる。仙犬が尾を振るや、
何と一瞬にして数十匹の仙犬の姿が立ち現れ、狂ったように咆哮を上げつつ、下界に向かい一斉に駆けつける。

二郎神はまた彼の額にある三つ目の眼からひとすじの閃光を聖母廟に向け打ち放った。

聖母廟は爆発音とともにたちまち崩れ落ち、立ちこめる硝煙の中、一挙に廃墟と化してしまった。


七年後 …

見渡す限りの青い空、うららかな光に包まれた晴天のある日。

澄みきった湖水の中、まぶしく青緑色に輝く蓮の葉が至る所に咲き誇っている。
一つ一つの蓮花も負けず劣らず、満開の花弁をまるで競い合うように咲かせている。

至る所に、「ガァガァ」 と蛙たちの大合唱が聞こえる。

遠くから一艘の小舟が、そっと蓮の葉を押しのけながら疾駆してくる。
舟をこいでいるのは一人の女性、彼女はまさに三聖公主だった。

船首に坐っている一人の子供、とても大きい目、真っ黒な髪の毛、
彼は三聖公主の一人息子 ―― 沈香 (チェンシアン) である。


沈      香  :  ママ、なぜ昼も夜も宝蓮灯を持っているの?
三聖公主 :  それは …

突然、一匹の小さな蛙が沈香の手の中に飛び込む。沈香はすぐさまこの友達をしっかり抱きしめ、
嬉々としてひとしきり遊んだ後、またそれを水の中に放す。

蛙は近くにある蓮の葉に跳び乗るや、小さな仲間たちと声をはりあげて唄い始める。

「あっ、沈香 …」 三聖公主は眉をひそめ何か話しかけようとしたが、沈香は、ぱっと上着を脱ぎ捨て、
真っ赤な腹巻き姿になると、そのまま 「どぶん」 と水の中に飛び込んでしまう。

沈      香 :  へへへ 、ママ、見て、これをあげるよ!

間もなく、沈香は両手にレンコンをいっぱい抱きかかえ、再び船に跳び乗った。
「ほほほ …」 三聖公主はにっこりと笑いかける。

三聖公主 :  … あっ、気をつけて。

その時、船がグラリと揺れ、船首に置かれた宝蓮灯が倒れ、キラリと光を放った。
不幸なことに、この光は天上にいる二郎神の目に触れてしまう。
三聖公主は慎重に宝蓮灯をささげ持ち、ふと眉を曇らせ天上を眺める。

沈      香 :  ママ、さっき宝蓮灯が光ったよ。

沈香がはしゃぎながら言う。

三聖公主 :  そうね …

沈     香 :  ママ、宝蓮灯に光ってほしくないの?

三聖公主 :  いいえ、ママも宝蓮灯に光って欲しいわ。でも今は駄目なの。
                  この光は普通の光ではないのよ。

沈      香 :  普通じゃないって?
三聖公主 :  これは不思議な力のある灯なのよ。

沈      香 :  不思議な力? ママ、なぜこの灯に不思議な力があるの?

三聖公主は微笑みながら言う。

三聖公主 :  なぜかというと … 悪い人はね、みんなこの灯のこと、怖がるの。
                  それは、この灯が良い人を幸せにする力があるからなの。

沈      香 :  ママ、幸せって何?

幼い沈香は無邪気に問いはじめる。

三聖公主 :  幸せはね、フフッ … つまりママが沈香と一緒にいることよ。
沈      香 :  あっ、わかった。 だからボクはママといる時、一番楽しいんだ。

三聖公主 :  … そうね。
沈      香 :  ママと一緒にいるって幸せなんだ!

三聖公主 :  そうよ …
沈       香:  ママ、この灯がずっと光っていたらいいな。 ボクもずっとママと一緒にいて、ずっと幸せでいたい。

それから、沈香は両手を枕にして船の上にねころみ、夢の世界に入りはじめる。
三聖公主は船を接岸すると、沈香に微笑みかけ、両手いっぱいのレンコンを抱えながら岸に降りる。

しかし彼女が数歩も進まぬうち、何と一羽の恐ろしいタカが空から舞い降り、沈香をくわえこむや、
一気に空中に向って飛びたってしまった。

「ママ、ママ ―― ママ ―― 」 泣き叫ぶ沈香。 だがすでに遅かった。
そして後には、一枚のタカの羽だけが残されていた …