7月14日     パリ祭  (Bastille Day)
直線上に配置

7月14日はフランスの革命記念日。(日本ではこの日をパリ祭と呼んでいます)

1789年、パリ市民が蜂起、バスチーユの監獄を襲い「フランス革命」のきっかけとなりました。

(パリへの交通 日本から直行便で、約12時間。 現地のことばは、フランス語です)


(革命パレード)
凱旋門からコンコルド広場まで、シャンゼリゼ大通りでパレードが行われます。
(コンコルド広場)
革命広場はルイ16世やマリー・アントワネットなど多くの命が消えた場所です。
ノートルダム大聖堂
1250年の初期ゴシック建築。ナポレオン1世の戴冠式はここで行われました。
(凱旋門)
パリ祭のこの日は、凱旋門とシャンゼリゼの木々に国旗の装飾が施されています。
(エッフェル塔)
革命100周年を記念し1889年開催されたパリ万国博覧会のために建設されました。高さ、321m。
(オペラ座)
1860年、建築家シャルル・ガルニエ作。劇場としては世界最大級。
(ルーブルとセーヌ)
セーヌ川は観光船のほか、建築材運搬などにも広く利用されています。
(ベルサイユ宮殿)
ブルボン王朝の象徴ともいえるのが、このベルサイユ宮殿です。1682年ルイ14世が建設しました。
宮殿内)
施された彫刻、絵画や調度品は、贅沢きらびやかです。


                   (ラ・マルセイエーズ)





      巴里祭(14 Juillet)1933年(フランス映画)

革命記念日を明日に控えたパリの下町。花売り娘のアンナ(アナベラ)は、酔客に
平手打ちを喰わせ、クラブの支配人から出入り禁止を言い渡される。

広場でダンスが始まり、アンナは運転手のジャン(リゴー)と踊るが、気分は塞ぎがち。
雨模様となり、雨宿りした二人はキスするが、ジャンに他にも女性がいることがわかって…。

お祭り気分にわくパリの下町が舞台。街々には提灯が飾られ、一晩中踊り騒ぐ若者たち、
いたずらをする子供たち、そして、花売り娘とタクシー運転手との恋のいざこざ…。
革命記念日とは何の関係もないパリっ子の、パリを楽しむための祭り、それがパリ祭だ。

(監督)ルネ・クレール(Rene Clair)
(出演)アナベラ(Annabella)ジョルジュ・リゴー(George Rigaud)
       
       
       
      ノートルダム大聖堂といえば、ガーゴイル(Gargoyle)


見てくれは魔物のような形相で、建物の外側に向かってその口を大きく開けた姿で彫刻されている。

この魔物は喉から大量の水を吐き出して村々を津波で破壊するなど悪行のかぎりを尽くしたといわれる。
やがて大司教に退治され、火刑に処された。

その灰はセーヌ河に流され、各地でガーゴイル像となって残っている。

元々は教会の門や屋根の装飾として用いられていた彫像のことをいう。

ゴシック建築では、雨が壁を傷めないよう雨樋 (あまどい) を突きだす必要があり、
ガーゴイルをかたどった彫像が雨水の落とし口として、教会などの屋根に飾られるようになったという。

Carol Rose (Giants, Monsters, and Dragons)