9月19日   夜の河   1956年(昭和31年)       邦画名作選          
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堀川の京染屋の娘きわは、結婚もせず家業に打ち込んできた。

そんなある日、中年大学教授の竹村に出会い恋に落ちてしまう。
ところが、彼に病床の妻があることを知り、彼と別れたいと願う。

だが、諦めようとすればするほど思いが募るのだった…。


京都・堀川を舞台に、若く美しい染物職人きわと妻子ある大学教授の一途な愛と別れを描く。
ミス日本から映画界入りした山本富士子が、一躍トップスターの道を歩む転機となった作品。

中年の大学教授竹村に想いを寄せたヒロインは、長く病床にあった竹村の妻が世を去り、
自分がそれを待っていたかのように思われるのが許せず、竹村に別れを告げる。

「人の不幸の上に生きたくない」というモラルを貫くきわの姿は、気丈な京女の誇りを感じさせる。
恋愛の結末において、上原謙扮する大学教授の身勝手さ、頼りなさとの対比が印象に残る作品である。


 
  製作  大映
  監督  吉村公三郎  

  配役 舟木きわ 山本富士子   舟木美代 小野道子         岡本五郎    川崎敬三 
  舟木由次郎 東野英治郎   竹村幸雄 上原謙         せつ子    阿井美千子 
      舟木みつ 橘公子   竹村あつ子 市川和子              

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