Top Page 中国語講座
ある日、劇場内に突如鳴り響く警報。
地下の作戦室へ出向くと、団員たちが、それぞれ戦闘服に着替えていた。
だますようなまねをしていた理由を、大神に告げる米田中将。
歌劇団の実態は、帝都を守る秘密部隊 「帝国華撃団」 だったのだ。
敵は 「黒之巣会」 という帝都をおびやかす謎の組織。
奴らの操る魔操機兵に対抗するための武器が、霊子甲冑 「光武」 だった。
大神の 「出撃!」 の掛け声と共に、華撃団は敵のいる上野公園へと向かう。
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【第五課 第五節】
樱 : 啊 … 大神先生!请等一等!
(樱追了出来)
大 神: … 嗯?
樱 : 大神先生 …
(樱的脸上露出忧郁的表情)
樱 : 能不能请你 … 听我说几句话呢?
大 神: 好吧。你想说什么?
樱 : 在大神先生你来之前米田经理他是这么说的
… 花组的队长,单纯的军人是无法胜任的。不、那绝对不行
… 不能再打为求胜利,而牺牲他人生命的那种战争了
…
所以 … 要担任花组队长的人,对花组
… 对这个剧场 …
还有、对这里的生活,他非得打从心眼里去喜欢不可。米田经理是这么说的
…
所以米田经理他才会故意派大神先生去担任剪票员的工作。
大 神: … 原来是这样啊。
樱 : 大神先生。我也要拜托你。对这个剧场 … 还有我们花组的每一个人
… 请你敞开心扉接受我们! 还有 … 请以队长的身份和我们一起奋战!
(樱露出诚恳的表情,那是真正诚实的人才会有的热切、而且让人难以拒绝的表情)
大 神: 奋战 … 说到奋战 … 到底要和谁作战 … ?
樱 : 这、这是因为 …
(说到这里时剧场内响起警报)
大 神: 怎、怎么了? 这警报声是 … !?
樱 : 大神先生!要出动了!
大 神: 什么出动!? 这、这是怎么回事!?
樱 : 帝国华击团·花组要出动了!来,我们走吧!
(樱拉起一脸茫然的大神飞奔致一面墙的面前。那堵墙奇迹般地打开几个圆形的洞。
樱跳进其中一个洞,大神也有样学样地从另外一个洞钻了进去。
洞里面其实是一条长长的管道,管道的上方只有一点点微弱的灯光,
沿着管道向下滑了一会儿,不久从脚底传来踩到坚实的地面的感觉)
玛丽亚: 帝国华击团・花组全员集合完毕!
(是玛丽亚的声音!不止玛丽亚,樱、艾莉丝、堇等,已着上战斗服装,一字排开)
米 田: 嗯、辛苦了!
大 神: 米、米田经理 … 还有大家也 … 这、这是 … !?
(米田经理换上了陆军的绿色军装)
米 田: 大神,歌剧团暂时歇业。帝国华击团回到原本的任务了!
… 抱歉了,之前都瞒着你。
我只是想先试试看你到底够不够资格,担任这秘密部队的队长而已。
大 神: 这、这到底是 … ?
(看大神一副还是不懂的样子,米田再一次解释道)
米 田: 这里是帝国华击团的核心 … 地下指令室。
大 神: 米田经理,不 ··· 米田中将。华击团 … 华击团是真有其事吗?
米 田: 当然 … 歌剧团只不过是隐瞒身份的假象罢了。
那么,我再重新正式介绍吧。
这些女孩子是你的属下,也就是帝国华击团·花组的队员。
樱 : 大神先生 … 我觉得只要有你在一起,战斗时就能把实力发挥到底!
同样是帝国华击团的新人,让我们彼起一起努力吧!
爱丽丝: 爱丽丝的光武还没完工,所以我要在剧院留守 ··· 你要加油喔,大哥哥!
堇 : 少尉、就让我瞧瞧 ··· 你的技术有多厉害。
玛丽亚: 少尉。这并不表示我已经承认少尉你是队长了。
等到我能了解少尉的想法、还有少尉的心时
… 我再称呼你为队长吧!
大 神: 各位,就拜托你们了! 米田中将。我们的敌人到底是谁?
米 田: 我看你多少也听过传闻了吧。
驱使魔操机兵的机械兵,危害帝都安全的神秘组织
… 名称就叫做 … 黑之巢会。
大 神: 黑之巢会 … ?
米 田: 不过要对抗魔操机兵,光凭肉身是不行的 … 就因为这样,我们这边可也有强力的武器。
我带你到地收藏库看吧。
(说完米田带着他们走出指令室)
大 神: 这 … 这个是!?
(没想到歌剧院下面会藏着这样的东西!
四个并排在一起的机械人!每个都有五个成年人的体积那么大!)
米 田: 帝国华击团引以为豪的秘密兵器 … 灵子甲胄〈光武〉!
大 神: 灵子 … 甲胄!?
米 田: 对 … 只有拥有强大灵力的人才可以操作,可说是机械的甲胄。
具有这种能力的就是这个花组的人 … 还有,就是你!
来吧,你的光武是白色的那部,上去试试吧。
大 神: 是! (原来如此 … 光武的内部原来是这样的啊!
果然比我在士官学校里操控的蒸气人型还容易!
靠这个应该就没问题!)
米 田: 黑之巢会出现的地点是上野公园,搭乘子弹列车前往目的地吧!
樱 : 大神队长,下令出动吧!
大 神: 好吧。 帝国华击团·花组 ··· 出动!!
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【注 釈】
【不能再打为求胜利,而牺牲 xī shēng 他人生命的那种战争了】
「为求胜利而牺牲他人生命」 (勝利を得るために他人の命を犠牲にする)
「那种战争」 (そのような戦争を)
「不能再打了」 (再び行ってはならない) 「了」は禁止を表す。
「为~而」 は目的と帰結を表す介詞構造。
<用例> 不能为反对而反对了。(反対のために反対してはならない)
【他才会故意派大神先生去担任剪票员的工作】
「才会故意派」 (それゆえ、わざと任命したに違いない)
「去担任剪票员的工作」 (モギリの仕事を勤めるよう)
「会」 は必然を表す助動詞。
<用例> 因为明天要跟他比武的人是我,所以他才会派几个忍者来袭击我,目的是试探我的实力吧?
(明日の試合の相手は拙者ゆえ、ヤツは数人の忍者を差し向け、拙者の実力を探ろうとしたのであろう)
【子弹列车】zǐ dàn liè chē 弾丸列車 轟雷号(ごうらいごう)
帝都中央部全域に、速やかに霊子甲冑を輸送する為に開発された高速輸送列車。
太正十一年、神崎重工によって製造された。全長25.563m。全高9.083m。
初期加速は時速二百キロをこえ、銀座-上野間を約三分で走破する。
子弹列车 轰雷号
帝国华击团对降魔部队作战专用地下弹丸列车。
火车头是流线型的,像巨型子弹,开起来如子弹出膛呼啸前进,所以有“子弹列车”之称。
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【口語訳】
さくら : あっ … 大神さん!ちょっと待って下さい!
(さくらが追って来る)
大 神: … んっ?
さくら : 大神さん …
(さくらの顔は、愁いを含んだ表情をたたえている)
さくら : あたしの話を … 聞いていただけますか?
大 神: わかった。何の話だい?
さくら : 大神さんが来られる前に、米田支配人はこうおっしゃいました。
… 花組の隊長は、ただの軍人にはできない。いや、させてはならない。
人の命を、勝利のために犠牲にするような戦いを繰り返してはいけない
…
だから … 花組の隊長をつとめる人は、花組を
… この劇場を …
そして、ここでの暮らしを愛してくれる人でなければダメなんだ、って…
米田支配人はこのように言ったのです。
だから米田支配人は大神さんに、わざとモギリの仕事をやらせたんです。
大 神: … そうだったのか。
さくら : 大神さん。あたしからもお願いがあります。
この劇場を … そして、あたしたち花組を …
好きになってください!
そして … あたしたちの隊長として、一緒に戦って下さい!
(さくらは真剣な表情を大神に見せた。その表情は、何としてもあらがうことのできない力を大神に感じさせた)
大 神: 戦う … 戦うって … いったい、誰と…?
さくら : そ、それは …
(そのとき劇場内に警報が鳴り響いた)
大 神: な、なんだ? この警報の音は!?
さくら : 大神さん!出撃です!
大 神: 出撃だって!? ど、どういうことだ!?
さくら : 帝国華撃団・花組、出撃です!さあ、いきましょう!
(さくらは茫然としている大神を一面の壁の前につれていく。
その壁は奇妙ないくつかの円形の穴があいていた。
さくらはその中のひとつの穴に跳び込んだ、大神も続いて見よう見まねで飛び込んで行く。
すると穴の中はひとすじの長いパイプになっており、上方にはかすかに光るいくつかの照明がついていた。
パイプに沿ってしばらく滑っていくと、ほどなく足の底に頑丈な地面の感覚があった)
マリア : 帝国華撃団・花組、全員集合しました!
(あれはマリアの声だ! いや、マリアだけでない、さくら、アイリス、すみれの花組のメンバーたちが戦闘服姿で整列していた!)
米 田: うむ、ご苦労!
大 神: よ、米田支配人 … みんなも、これは … !?
(米田支配人は陸軍の緑色の軍服をきていた)
米 田: 大神、歌劇団はしばらく臨時休業だ。帝国華撃団は本来の任務に戻ったのだ!
… お前をだますような事をしてすまなかった。
しかし私は、お前が秘密部隊の隊長として適任かどうか、試したかったのだ。
大 神: こ、ここは一体 … ?
(大神の訳のわからない様子を見て、米田は再度説明する)
米 田: ここが、帝国華撃団の中枢部。… 地下司令室だ。
大 神: 支配人 … いえ米田中将!華撃団は … 本当にあったんですね!?
米 田: むろんだ … 歌劇団とは世を忍ぶ仮の姿にすぎない。
では、改めて紹介しよう。彼女たちが、きみの部下になる帝国華撃団・花組の隊員たちだ。
さくら : 大神さん … あたし、大神さんとなら、力の限り戦えそうな気がします!
帝国華撃団の新人どうし、がんばりましょう!
アイリス: アイリスの光武はまだないから、お留守番をしてるけど…お兄ちゃん、がんばってね!
すみれ : さて少尉がどれほどの腕前か … とくと拝見させていただきますわ。
マリア : 少尉。私は、少尉をまだ隊長として認めたわけではありません。
少尉の考え方、そして心が理解できたとき … 私はあなたを隊長と呼ばせていただきます!
大 神: …わかった。みんな、よろしく頼む!米田中将。われわれの敵は、誰なんですか?
米 田: お前も、うわさぐらいは耳にしているだろう。
魔操机兵と呼ばれる機械兵を使い帝都をおびやかす謎の組織
… その名を … 黒之巣会という。
大 神: 黒之巣会 … ?
米 田: しかし魔操机兵相手に、生身では限界がある … そこでだ、われわれにも強力な武器がある。
地下倉庫に案内しよう。
(話し終わって全員司令室を出る)
大 神: こ … これは!?
(劇場の地下にこんなものが隠されているとは思い付かなかった!
立ち並ぶ四体のロボット!一体が大人五人分の容積はあるだろう!)
米 田: 帝国華撃団が誇る秘密兵器 … 霊子甲冑 「光武」 だ!
大 神: 霊子 … 甲冑!?
米 田: そうだ … 強い霊力を持つ者だけが動かせる、いわば機械の甲冑だ。
その力を備えた者たちがこの花組 … そして、お前だ!さあ、お前の光武は白いやつだ。乗ってみるがいい。
大 神: はい! (なるほど … 光武の内部はこうだったのか!
士官学校で乗った人型蒸気よりはるかに扱いやすい。これならいけそうだ)
米 田: 黒之巣会の出現地点は上野公園だ。現地へは、弾丸列車に搭乗して向かうがいい!
さくら : 大神隊長、出撃命令を!
大 神: よしっ! 帝国華撃団・花組、出撃せよ!!