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街一番の狩人ガストンがベルに結婚を申し込む。

だが彼は、ベルの気持ちも確かめずに一方的に結婚を迫るのだった。
ガストンの執拗なアタックに疲れてしまったベルは草原を歩く。

そこへ、モーリスの馬が慌てた様子で走ってくる。
父に何かあったのでは…と一人父を探しに出かけるベル。

辿り着いたそこでベルが見たものは…。


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【第三課 第四節】

(加斯顿和来富来到贝儿家门外,准备向她求婚。村民们正忙着准备他们的婚礼)

来富:我看贝儿今天一定乐坏了,是不是啊,加斯顿?

加斯顿:对,我会让他永生难忘。欢迎各位来参加我的婚礼,
首先呢,我要进去向那个女孩求婚,哈哈哈。来富,当我和贝儿从大门出来的时候…。

来富:哦,我知道,我知道,乐队开始演奏。

(村里的乐队开始演奏婚礼进行曲)

加斯顿:还没有开始,笨蛋。
来富:哦,对不起。

(贝儿在安静的看书,敲门声响起,她把门开了个逢看了一下,无奈的打开门)

贝儿:加斯顿,真是意外啊。

加斯顿:说的是啊,的确会让你感到意外的。贝儿,你知道,全城没有一个女孩儿,
不希望拥有你现在的地位,而我今天…对,今天就能让你美梦成真。

贝儿:你怎么知道我的梦想是什么呢?
加斯顿:当然了,来,想想这个画面,一个淳朴的乡间小屋,我刚打的猎物正在火上烤着…。

(加斯顿使劲地坐在椅子上,粗鲁地把脚跷上桌子,泥水溅满了贝儿心爱的书本)

加斯顿:我的小妻子帮我按摩着双脚,孩子们和小狗玩着,贝儿,你说,我们要养六个还是七个?
贝儿:小狗?

加斯顿:不是啊,贝儿,是像我一样的儿子。
贝儿:你真能想。

加斯顿:你知道那小妻子是谁么?
贝儿:我猜是…。
加斯顿:是你,贝儿。

(贝儿后退到门附近)

贝儿:加斯顿,你是在开玩笑的吧,我说什么好呢?
加斯顿:说你愿意嫁给我。

贝儿:对不起加斯顿,但是我,但是我(悄悄打开门)实在是配不上你。

(贝儿一开门,就把加斯顿推了出去,在外面乐队演奏起)

来富:怎么样啊,结果如何?
加斯顿:(恶狠狠)我一定要娶贝儿做我的妻子!!谁敢阻止我就要他好看!
来富:神气!

(贝儿打开,自言自语)

贝儿:他走了么? 哦,你能相信么,他要我嫁给他? 我?做那个粗俗又自大的人的太太!

(唱)加斯顿夫人? 我怎能接受。加斯顿夫人? 是他的新娘。
哦天啊,不要,别让它发生,我要的生活不该是这样的。我希望走出枯燥无味的生活,
去探索神秘的宇宙,在我茫然的生命中,需要有人了解我。梦想理想必定会实现?

(这时,费力就喘着粗气飞奔回来)

贝儿:费力,你怎么会在这里?爸爸呢?爸爸在哪儿?怎么回事了?

(费力冲着莫维斯出事的地方发出一声长嘶,贝儿明白一定是出事了)

贝儿:哦,我们一定要找到他,你快带我去找他。

(费力带着贝儿飞快地来到了森林深处一座宏伟的石头城堡前)

贝儿:这是什么地方啊?

(费力嘶叫起来)

贝儿:费力,站好。

(贝儿透过厚厚的铁栅栏发现了爸爸丢在地上的帽子)

爸爸?

(贝儿迅速下马,牵着费力进了门,然后让它在那儿等着。她拾起爸爸的帽子,
推开门就战战兢兢地走了进去。在城堡里,葛士华和卢米亚窃窃私语)

葛士华:你就不能老实点,对不对? 非得把他留下来是不是? 还请他喝什么茶,坐什么主人的位子,还有个垫脚凳呢?
卢米亚:我是在尽地主之谊啊……
贝儿:请问有人在么? 爸爸? 你在这儿么?

阿齐:妈妈,城堡里有个女孩耶。
茶煲太太:阿齐,我不是告诉过你,不要胡思乱想么?
阿齐:真的,妈妈,我看见了。

茶煲太太:不要再多说了! 快洗澡去。
扫把人:哦,女孩儿,我看见城堡里有个女孩耶。
阿齐:你看,没错吧。

葛士华:你这个人啊,不负责任,不听劝告,还死爱表现……
贝儿:爸爸?
卢米亚:!!!你看见了么? 是个女孩?

葛士华:我知道是个女孩。
卢米亚:就是她,她就是我们等了很久,来帮助我们解除诅咒的女孩。

葛士华:喂,等一下……等等我啊
贝儿:爸爸? 请问,有人在么? 等一等,我是来找我爸爸的,我……奇怪,我刚刚明明听到有声音……有人在么?

(贝儿听到城堡深处的某个地方有人在咳嗽)

莫维斯:贝儿?
贝儿:爸爸?
莫维斯:你是怎么找到我的?

贝儿:哦,您的手跟冰一样,我一定要让你出来。
莫维斯:贝儿,我要你赶快离开这里。
贝儿:谁把你关在这的?

莫维斯:没时间解释了。你快走啊。
贝儿:我要跟你一起走!

野兽:你在这做什么?

(这时,一声吼叫回荡在塔中)

莫维斯:快跑,贝儿。
贝儿:谁? 是谁?
野兽:这城堡的主人。

贝儿:我是来找我爸爸,我求求你放他出来,他生病了。
野兽:他不该闯进这里!!
贝儿:他会死的,我求求你,我愿意做任何事情。

野兽:你什么也不能做! 他是我的囚犯。
贝儿:哦,一定会有什么办法可以……等一等……让我来代替他。
野兽:你?!你愿意…代替他?

莫维斯:不,贝儿,不可以的。
贝儿:假如我愿意,你就会放他走?

野兽:会,但是你得答应永远留在这里。
贝儿:请站到亮的地方来。

(贝儿举起烛台看去,她倒吸了一口凉气。一头可怕丑陋的野兽站在她面前)

莫维斯:不行,贝儿,我不答应你这么做。

(贝儿断然走到野兽跟前)

贝儿:我答应你。
野兽:好!
莫维斯:贝儿,你听我说,我老了,活不了多久了。

贝儿:等一下。
莫维斯:贝儿……不,求求你放了我的女儿,求求你…。

野兽:她已经不再是你的了,回去吧。
莫维斯:哦,放我出来,求求你……放我出来!

(野兽抓着莫里斯的上衣,把他塞进马车里,马车向城镇飞奔而去)

卢米亚:主人。
野兽:什么事?

卢米亚:既然那个女孩要跟我们住上一段时间,你也应该让她有一间很舒适的房间你也可以…。

(野兽大吼一声,卢米亚的声音逐渐弱了下去)

卢米亚:当我没说。

(野兽打开了牢房的门,走到贝儿旁边,她一直哭着)

贝儿:你居然不让我说再见,我永远都看不到他了……你却不让我跟他说再见。
野兽:…我带你去你的房间。
贝儿:我的房间? 我以为…。

野兽:你要住在塔里么?
贝儿:不要。
野兽:那你跟我来。

(贝儿跟着野兽走出了牢房。她走过长长的石头走廊,从走廊四周看,
城堡里面又大又黑暗...还有一些恐怖的雕像,让人毛骨悚然)

卢米亚:跟他说说话啊。
野兽:我希望你会喜欢这里。在这个城堡里,你可以到任何一个地方去,除了西厢房。

贝儿:为什么?
野兽:那是禁区!

(野兽把贝儿带到为她准备的房间,房内布置得又干净又漂亮,还配备了一张华盖床)

野兽:假如你需要什么,我的仆人会拿给你。

卢米亚:邀她一块晚餐。
野兽:待会你要和我一起吃晚餐,但这不是要求…。

(野兽说着,使劲地关上了门。贝儿伤心地跑到床边又哭了起来)


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【注 釈】

【真能想】(=真有想象力)  想像力が豊かなのね。(Imagine that)
【要他好看】(=给他难堪)  ひどい目に遭わせてやる。

【扫把人】sào bǎ rén  フェザーダスター(Featherduster)
城のメイドで、ルミエールの恋人。呪いで羽根ばたきの姿になっている。

【还死爱表现】(=还好出风头)  出しゃばりやがって。(devil-may-care)
「还」は、非難を表す語気副詞。<用例> 还顶嘴!(口ごたえしやがって)

【当我没说】(=当作没说过好了)  何も聞かなかったことにしてくれ。(Then again, maybe not)
<用例>算了,当我没看过好了。(まあよい、何も見なかったことにしよう)


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【口語訳】

(ガストンとライフがベルの家にやって来る。
ガストンは彼女にプロポーズするつもりだ。村人たちは、彼らの結婚式の準備をしている)

ライフ:楽しみだな、ガストン。ベルはきっとびっくりするぜ。

ガストン:そうとも、あの娘は大喜びさ。みんな俺の結婚式にようこそ。
でもプロポーズが先だな、ハッハッハ。ライフ、俺とベルが戸口に立ったら…。

ライフ:わかってる、演奏開始だろ。

(村の楽隊が結婚マーチを演奏する)

ガストン:まだだ、このばか。
ライフ:わかったよ。

(ベルが本を読んでいると、ドアを叩く音が聞こえた。
彼女は「のぞき穴」から外をうかがうと、ため息をつきながらドアを開けた)

ベル:ガストン、驚いたわ。
ガストン:君を驚かせに来たのさ。この町の娘たちは、みな君を羨んでるよ。今日は…そう君の夢が叶う日だ。

ベル:私の夢をご存じなの?
ガストン:もちろんさ、さあ、想像してごらん。素朴な森の小屋で、俺の狩った獲物の肉が焼けている…。

(ガストンは勢いよく腰かけると、無造作にテーブルの上に足を投げ出した。ベルの大切な本が泥まみれになってしまう)

ガストン:可愛い妻が俺の足を揉むそばで、子供と子犬が遊んでいる。そうだ六、七人がいい。
ベル:子犬を?

ガストン:違うよ、ベル、俺に似た子供たちだ。
ベル:それは素敵ね。

ガストン:可愛い妻は誰だと思う?
ベル:誰かしら…。
ガストン:君だよ、ベル。

(ベルはドアの近くまで後ずさりする)

ベル:ガストン、からかわないで、私困ってしまうわ。
ガストン:俺と結婚すると言え。

ベル:ガストン、ごめんなさい、でも…(そっとドアを開ける)とても無理よ。

(ベルがドアをパッと開けると、反動でガストンが外に飛び出してしまう。すぐさま楽隊が演奏を始める)

ライフ:それで、どうなった?

ガストン:(憎々しげに)俺は必ずベルを妻にする。誰がなんと言おうとだ!
ライフ:おっかねえ!

(ベルはドアを開けてつぶやく)

ベル:もう行ったかしら? 信じられる、結婚を申し込むなんて? 誰があんな下品で自惚れ屋の男なんかと!

(歌う)ガストン夫人? 想像できる? ガストン夫人? 彼の妻ですって?

絶対、嫌よ、ごめんだわ、望んでいるのは、そんな平凡な生活じゃない。もっと胸躍る、世界を見たい。
どこかにいるはず、私を理解してくれる人が。それが夢でも、私はその夢を実現してみせるわ。


(この時、愛馬のフィリップが駆け戻って来た。荒い息づかいをしている)

ベル:フィリップ! どうしたの? パパは? パパはどこ? 何があったの?

(フィリップは、モーリスの事故が起きた方向に向って一声長くいななく。ベルは父親に何かあったのだと瞬時に悟った)

ベル:捜さないと…さあ、早く案内して!

(フィリップにまたがったベルは、やがて森の奥深くまでたどり着く。そこには巨大な石造りの城がそびえ立っていた)

ベル:ここはどこかしら? 

(フィリップが突然いななく)

ベル:フィリップ、お願い大人しくして。

(分厚い鉄の門の向こう側に、ベルは父親の帽子を見つけた)

パパ?

(ベルはすばやく鞍から降りると、フィリップを門の中に入れて近くにつないだ。
そして父親の帽子を拾い上げると、城の扉を押し開け、びくびくしながら中に入った。
城の中では、コグスワースとルミエールが、何やらひそひそ話をしている)

コグスワース:なんてお人好しなんだ、お前は。ヤツを泊まらせたばかりか、お茶を出してもてなし、
ご主人の椅子にかけさせ、そのうえ、脚置き台まで用意しやがって。

ルミエール:客への礼儀さ。
ベル:失礼します。誰かいませんか? パパ? どこなの?

チップ:ママ、女の子がお城に来たよ。
ポット夫人:チップ、またそんな嘘を。

チップ:本当だよ、ママ、見たもの。
ポット夫人:話はもうおしまい! さあ洗い桶に入って。

フェザーダスター:女の子よ、城に女の子が来たわ。
チップ:ほらね、言ったとおりだろ。

コグスワース:見栄ばかり張りやがって、結局無責任なんだよ、お前は。
ベル:パパ?

ルミエール:!!!見たか、若い娘だ。
コグスワース:見ればわかる。

ルミエール:待ちに待った娘だよ。呪いがついに解ける。
コグスワース:おい、ちょっと待てよ……待ってくれ。

ベル:パパ? 誰かいませんか? 父を捜しているんです。変ね。誰かいたのに。

(その時、城の奥の方でせきこむ音が聞こえた)

モーリス:ベルか?
ベル:パパ?

モーリス:どうしてここがわかった?
ベル:手が氷のように冷たいわ。ここを出なきゃ。

モーリス:ベル、わしに構わず、早く帰れ。
ベル:誰に閉じ込められたの?

モーリス:話してる暇はない。すぐに逃げろ。
ベル:帰るときは、パパと一緒よ。

野獣:何をしてる!

(城をゆるがさんばかりのうなり声がとどろいた)

モーリス:逃げるんだ、ベル。
ベル:誰なの? あなたは?

野獣:この城の主人だ。

ベル:父を迎えにきたの。すぐに出してください。父は病気なのよ!
野獣:やつは無断で城に入ったのだ!!

ベル:そんな…死んでしまうわ、お願い、何でもしますから。
野獣:無駄だ、やつはわしの囚人だ。

ベル:何とかならないの…待って…身代わりになるわ、私が!
野獣:お前がやつの身代わりになるというのか?

モーリス:いかん、ベル、何を言い出すんだ。
ベル:私が身代わりになったら、父を出してくれますか?

野獣:よろしい、ただし永久に此処にいると約束しろ。
ベル:あなたの顔を見せてくださる?

(ベルは床においた燭台を高く掲げると、思わず息を呑んだ。目の前には醜く恐ろしい野獣の姿があった)

モーリス:よせ、ベル、そんなことは許さんぞ!

(ベルは意を決して野獣の前に進み出る)

ベル:約束するわ。
野獣:よし!

モーリス:ベル、言うことを聞け。わしはもう老い先も短い…。

ベル:待って。
モーリス:ベル……頼む、娘だけは見逃してくれ…。

野獣:もう娘はいないと思え。さあ、帰るんだ。
モーリス:放してくれ、頼む、お願いじゃ…!

(野獣はモーリスのえり首をつかむと、城の馬車に無理矢理押し込んだ。馬車は町に向って飛ぶように走って行く)


ルミエール:あのご主人様。
野獣:なんだ?

ルミエール:あの娘を城に留めるなら、居心地のいい部屋を与えるべきかと思いますが…。

(野獣がうなり声を上げると、ルミエールは口をつぐんだ)

ルミエール:いえ、何でもありません。

(野獣は牢の扉を開けてベルのそばにやって来る。ベルはずっと泣きじゃくっている)

ベル:あんまりだわ。さよならも言わせてくれないなんて。もう二度と会えないのに。
野獣:…お前の部屋に案内しよう。

ベル:私の部屋に? でも…。
野獣:牢にいたいのか?

ベル:いいえ。
野獣:では、ついてくるのだ。


(ベルは野獣について牢をあとにした。石造りの長い通路をすすみながら、ベルは周囲を見回した。
城の中は広く薄暗く、不気味な彫像が何体も並んでいる。ベルは恐ろしさにぞっとした)

ルミエール:娘に何か話しかけてやって。
野獣:お前がこの城を気に入ればよいが…城の中では、出入りは自由だ、西の塔以外はな。

ベル:どうして?
野獣:そこは禁断の場所なのだ!

(野獣がベルのために準備した部屋は、清潔でこぎれいな作りで、天蓋つきのベッドがしつらえてあった)

野獣:用事があれば、わしの召使に頼めばよい。
ルミエール:彼女を夕食に招いてやって。

野獣:晩餐に付きあうように、無理にとは言わんが…。

(野獣はそう言うと勢いよくドアを閉めた。ベルは悲痛な面持ちでベッドに駆け寄るとまた泣きじゃくり始めた)