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「美女と野獣」です。ウォルト・ディズニーの長編アニメ作品。
1991年初演。同年、アカデミー最優秀作品賞にノミネート。

ストーリーから曲から全てがハイレベルな内容でまとめられています。
間違いなくミュージカル・アニメ映画史上最高傑作の一つでしょう。

さて物語はフランスの小さな町。
森の中の古城には魔女に呪いをかけられ、野獣に姿を変えられた王子が住んでいました。

魔女がおいていったのは一輪の魔法の「バラの花」
花びらが散るまでに真実の愛を見つけなければ、永遠に醜い姿でいなければなりません。

絶望にくれる王子の城へ、美しい町娘、ベルがやってきます。
家具や食器に姿を変えられたお城の使用人達は色めき立ちます。

城での奇妙な同居生活が始まりました。
度々喧嘩はするものの、野獣とベルの間にはほのかな恋が芽生えます。

このまま2人は愛しあい、はたして魔法は解けるのでしょうか?




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【第三課 第一節】

很久很久以前,在一个遥远而又美丽的城堡里住着一个年轻的王子。
虽然他拥有了一切他想要的东西,但这个王子却被宠坏了。

他的脾气非常暴躁而且自私。
在一个寒冷的夜晚,城堡前来了一个又冷又饿的老太婆,想要用他一朵玫瑰花去跟这个王子换得一个能栖身的地方。

王子不屑于他的玫瑰,并且很残忍的把他赶走。
这个老太婆警告王子:不要只看外表,内在才是最美丽的根本。

王子不理会,凶狼的赶他离开。
突然这个丑陋的老太婆变成了一个非常美丽的女人。

王子赶忙向他道歉,但是已经太迟了。
因为她发现王子没有一点爱心。

为了惩罚他,她把王子变成了野兽,并且对整个的城堡以及里面的人发下了咒语。
巨大而恐怖的野兽羞于他的外表,而终日把自己锁在城堡里。

只有一个魔镜可以看见外界的情形。
那个女人留下的玫瑰变成了魔术花,将在王子21岁时绽放。

如果在最后一片花瓣掉落之前,王子能够学会了爱人,而且也有人爱他,那所有的咒语就会解除。
否则他就会终身是一头野兽了。

时间一天天的过去了。
他陷入了失望和绝望之中,因为有谁会去爱上一只野兽呢?


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【注 釈】

【拥有】yōngyǒu
(土地・人口・財産)所有する。保有する。擁する。

【宠坏】chǒnghuài
甘やかして台無しにする。(=spoil a child)

【脾气】píqi (人の)性質。たち。気質。(=temper)

【暴躁】bàozào  短気。怒りっぽい。荒い。(=不能控制感情)
<用例>脾气暴躁。(気性が激しい)

【想要用他一朵玫瑰 méigui 花去跟这个王子换得一个能栖身 qīshēn 的地方】
一輪のバラを王子に差し出し、その代わりに身を寄せる場所を得ようとした。
「去」は動作目的を導く動詞。
<用例>有谁会去爱上一只野兽呢。
(いったい誰が野獣を愛するのか)

【不屑于】bùxiè yú ~を軽蔑する。~をさげすむ。(于=对)
【残忍】cánrěn  残忍である。残酷である。 (=cruel, 野蛮yěmán)
【赶走】gǎnzǒu  追い払う。追い出す。
【根本】gēnběn  根源。基礎。

【内在才是最美丽的根本】
(=内在之美才是真正的美丽)
内在の美こそ真の美しさである。

【理会】lǐhuì 理解する。わかる。(=了解意义)
【凶狠】xiōnghěn  (=cruel, 厉害)
(性質や行為が)恐ろしい。凶悪で残忍である。

【离开】lí kāi  離す。遠ざける。(=move away)
【丑陋】chǒulòu  (=ugly)
(容貌や格好が)醜い。ぶざまである。

【以及】yǐjí  (=和) 〔接続詞〕および。並びに。
【咒语】zhòuyǔ  呪い。呪文。まじない。

【羞】xiū  (=不好意思,难为情nánwéiqíng)  
恥じる。きまり悪がる。恥ずかしがる。

【锁】suǒ  閉じこもる。かぎをかける。

【情形】qíngxing  (=situation, state of affairs)
状態。事情。様子。

【绽放】zhànfàng  (=bloom) (花が)咲く,満開になる。

【所有】suǒyǒu  (=all , 一切,全部)
すべての。あらゆる。

【解除】jiěchú  (=free from, 去掉)
解除する。取り除く。

【爱上】ài·shàng  (=fall in love,看得上)
好きになる。恋に落ちる。
「上」は結果を表す方向補語。
<用例>迷上了跳舞。(ダンスに夢中になる)

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【口語訳】

昔々、遠い国の輝く城に若い王子が住んでいました。
なに不自由なく甘やかされて育ったのでわがままなうえに思いやりを知りません。

ある寒い夜、餓えてこごえた老婆が城に来て一夜の宿を求め一輪のバラを差し出しました。
王子はバラの花には目もくれず、非情にも老婆を追い返そうとします。

老婆は外見だけを見て人の心の美しさを見逃してはいけないと忠告しました。
王子は忠告を聴き入れないどころか情け容赦も無く老婆を追い立てようとします。

するとその時、その老婆の醜さは一瞬にして消え、美しい魔女の姿が現れたのです。
王子はあわてて謝ろうとしましたがすでに手遅れでした。

愛のない王子の心を見抜いた魔女は罰として王子を野獣の姿に変えてしまいます。
さらに城と王子の家来たちにも呪いをかけました。

野獣は自分の大きく恐ろしい姿を恥じて城の中に一日中閉じこもってしまいました。。
魔法の鏡だけが外の世界を見る唯一の窓でした。

魔女の残していったバラは魔法の花に変わり王子が21歳になるまで咲き続けます。
そして最後の花びらが散るまでに愛し愛されることを知るなら呪いは解けるのです。

それが叶わぬのなら王子は永遠に野獣の姿のままになってしまうでしょう。
年月が流れ王子はあきらめと絶望にとりつかれてしまいます。

いったい誰が野獣を愛してくれるというのでしょうか?