この年、ブッシュ米大統領はイラクに対する武力攻撃を開始。英国、オーストラリアもこれに追従。
圧倒的な軍事力で４月９日、バグダッドが陥落し、フセイン体制は事実上崩壊。
多くの国民が殺され主要機能が破壊されて治安も悪化し国内は混乱した。
（映画）第76回アカデミー賞「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」
東宝「黄泉がえり」（草なぎ剛、竹内結子）
（音楽）第45回レコード大賞 「No way to say」浜崎あゆみ
「COLORS」宇多田ヒカル「地上の星」「銀の龍の背に乗って」中島みゆき「涙の海に抱かれたい」サザンオールスターズ「世界に一つだけの花」SMAP「GO GIRL 恋のヴィクトリー」モーニング娘。 「ペルセウス」島谷ひとみ「薄荷のキャンディー」Kinki kids 「雪の華」中島美嘉「自由」女子十二楽坊「虹」福山雅治 「さくら」森山直太朗 「The Nearness Of You」Norah Jones
（テレビ）武蔵 MUSASHI（NHK 市川新之助、堤真一、米倉涼子）てるてる家族（石原さとみ NHK）ブラックジャックによろしく(妻夫木聡 TBS) トリビアの泉〜素晴らしきムダ知識〜（フジ タモリ、高橋克実、八嶋智人）GOOD LUCK!!（TBS 木村拓哉、堤真一）白い巨塔（フジ 唐沢寿明、江口洋介、黒木瞳、矢田亜希子）Drコトー診療所（フジ 吉岡秀隆、柴咲コウ）僕の生きる道（フジ 草なぎ剛、矢田亜希子）美女か野獣（フジ 松嶋菜々子、福山雅治）ウォーターボーイズ（フジ 山田孝之、森山未來）マンハッタンラブストーリー（TBS 松岡昌宏、小泉今日子）笑顔の法則（TBS 竹内結子、阿部寛）末っ子長男姉三人（TBS 深津絵里、岡田准一、賀来千香子）元カレ（TBS 堂本剛、広末涼子）女金融道シリーズ あなたの借金請け負います！（TBS 中村玉緒、久本雅美）
僕だけのマドンナ（フジ 滝沢秀明、長谷川京子）特命係長只野仁1（テレ朝 高橋克典、梅宮辰夫、蛯原友里）どうぞ安らかに（日テレ 伊東四朗、榊原郁恵）迂回路（日テレ 内藤剛志、夏八木勲、斉藤慶子）エンタの神様（日テレ 福澤朗、白石美帆）テレ東「忠臣蔵〜決断の時」（中村吉右衛門、黒木瞳、松浦亜弥、上川隆也、池上季実子、橋爪功）
（スポーツ）1/15松井秀喜、ヤンキースと約25億2000万円で正式契約。1/20横綱・貴乃花が引退。1/29朝青龍が68人目の横綱に。9/15阪神18年ぶりリーグ優勝Ｖ４。12/10田村亮子、オリックス谷佳知外野手とパリで挙式。
（ファッション）ヌーブラ (Nu-bra シリコンブラ)（流行語）「マニフェスト」「ＳＡＲＳ」「なんでだろう？」「ゲッツ！」
（社会）2/1米スペースシャトル「コロンビア」空中分解、乗員７名死亡。4/5アジアを中心に原因不明の肺炎（重症急性呼吸器症候群ＳＡＲＳ）が流行。5/1岐阜県山間部の道路を占拠の白装束集団。12/12米軍「サダム・フセイン元イラク大統領逮捕」を発表。 12/24日米で初のBSE、米国産牛、売り場から撤去。
（物故）グレゴリー・ペック（87歳）夢路いとし(78歳)、宜保愛子（71歳）（その他）大河ドラマ「新選組！」の主人公に香取慎吾。生稲晃子（35）、佐山智洋（40）と結婚。ともさかりえ（23）、河原雅彦（33）と結婚。石原さとみ、東映「わたしのグランパ」でデビュー。堀北真希、映画「COSMIC RESCUE」でデビュー。北川景子、美少女戦士セーラームーン（中部日本放送）でデビュー。2/12広末涼子（23）、モデル兼デザイナーの岡沢高宏（28）と結婚。桜井幸子（30）、田中聡（43）と結婚。松平健（50）、大地真央（47）と離婚。
東京ディズニーランドが満20歳。「六本木ヒルズ」がオープン。家庭用生ビールサーバーがヒット（キリン）11/21Ｍ・ジャクソン逮捕、子供に性的いたずら、3億円で保釈。 112/14ソニー、ゲーム機能付きDVDレコーダーPSX発売。12/31 K-1、曙デビュー戦ボブ・サップにKO負け。バカの壁 (養老孟司) 新・三種の神器(デジタルカメラ、DVDレコーダー、薄型テレビ)
銀の龍の背に乗って （Dr.コトー診療所 主題歌）
Dr.コトー診療所
外科医・五島健助（吉岡秀隆）は、沖縄の離島・志木那島に赴任する。
医者不在だったこの離島へ自ら志願してやってきたのである。
健助を待ち受けていたのは、医療器具もほとんどない寂れた診療所だった。
島民も、医者が来てもすぐ居なくなると、当てにしない者ばかりだった。
ある日、漁師の一人息子が急性虫垂炎を患った。
健助は緊急の手術が必要だと判断したが、父親は島の医者は信用できないと本土の医者に診せるため、息子を漁船に乗せて港を離れた。
だが、このままでは手遅れになると考えた健助は、漁船に飛び乗るのだった。
島の医者を信用しない島民らは、健助の診療所に寄りつこうとしなかった。
だが、漁師の息子の一刻を争う盲腸の手術を船の上でやり、成功させたことで、
健助は島民から「ドクター・コトー」と呼ばれるようになる。
健助の医者としての技量の確かさと誠実な人柄は、やがて島民の心を掴んでいく。
本作は、離島医療に情熱を賭ける一人の医師の姿を通して、本当の医療のあり方を
問いかけるヒューマンドラマである。
ロケ地となった与那国島の自然が美しく、離島での過酷な医療状況とともに、
島でのゆったりとした時間の流れや人間関係が情緒豊かに描かれている。
僕の生きる道
中村秀雄（草なぎ剛）は、私立高校「陽輪学園」の生物教師である。
幼い頃、教会で聖歌隊の合唱に加わったことがきっかけでテノール歌手を夢見ていた。
だが、28歳のある日、健康診断の再検査でスキルス性胃癌と診断され、余命一年と宣告される。
最初は自暴自棄になっていたが、やがて「残りの人生を悔いなく生きる」ことを選ぶ。
秀雄は、副担任のみどり（矢田亜希子）に告白し、生徒たちにも本音でぶつかるようになる。
そして、合唱部の設立など、死の直前まで自分が生きた証を最大限に残す努力を始めた。
その後秀雄は、余命を知ったみどりにプロポーズして二人は結婚する。
結婚後、みどりは秀雄の最大の理解者となる。
合唱コンクール終了後、みどりに看取られながら、秀雄は静かに息を引き取る。享年29。
本作のテーマは「死」ではなく「生」。
余命宣告を受けた一人の若い教師が、よりよい最後の一年を送ろうと模索する姿を描く。
それまでの人生を可もなく不可もなく、無目的に生きてきた男の「素晴らしい余命一年間」を
肯定的に描くことにより、人が「生きていくことの本当の意味」を問いかける作品である。
主人公・秀雄を演じた草なぎ剛は、本作を契機に役者として大きな飛躍を遂げた。
また、主人公を支え励ます恋人・みどりを演じた矢田亜希子の熱演も胸を打った。
第1話は、15.4％でスタートした視聴率も、じわじわと上がっていき、最終回は21.6％を記録。
エンディングで流れるSMAPの「世界に一つだけの花」もドラマの世界観とマッチしていた。
白い巨塔
外科医・財前（唐沢寿明）は、内科医の里見（江口洋介）から患者の診察を頼まれる。
財前は、その患者が初期のすい臓がんであることを見抜き、手術を引き受ける。
だが、がんを初診時に見落とした医者が医学部長（伊武雅刀）だと知り、執刀を辞退する。
里見はそんな財前に激しく詰め寄る。
「君はまさか、医学部長の手前、自分の将来を考えて降りると言っているのか？」
「医学部長に恥をかかせると、大学病院というところは、いろいろとやりづらくなる」
「医者である限り、患者の命を守るために全力を尽くすべきじゃないのか？」
「…医者は神様じゃない。人間だからな」
山崎豊子の小説「白い巨塔」の4度目のテレビドラマ化。
大学の付属病院を舞台に、医師の権力争いと医療倫理の問題を鮮やかに切り取った医療ドラマ。
財前（唐沢寿明）は、野心を持った医師であり、教授になろうと画策する。
産婦人科医院を開業している義理の父親（西田敏行）の協力を取り付け、
札束が乱れ飛ぶ熾烈な選挙戦を僅差で制する。
教授に就任した直後、財前は胃がんの患者・佐々木庸平の手術を担当する。
だが、がんの転移を見落としたのが元で彼を死なせてしまう。
それは自身の教授としての用事の為に、精密検査を怠ったことが原因であった。
死亡した患者の遺族は、財前と病院を相手取り、医療訴訟を起こす。
だが、権威を守ろうとする大学側の証人は、財前を無罪にしてしまう。
本作は「白い巨塔」といえば田宮二郎といわれていたそのイメージに果敢に挑んだ作品でもある。
田宮二郎の財前五郎とは異なる、誠実な青年医師がやがて権謀術数の中で心ならずも変貌していく
その姿を悲劇的に描きあげている点で、別物の魅力を生み出して成功している。
迂回路
東京都内の宝石店である夜、時価一億円相当の宝飾品が盗まれた。
高価なものばかりで、プロの仕業と思われた。
海堂刑事（内藤剛志）は、捜査を進めるうちに、5年前に退職した先輩刑事・樋口（夏八木勲）が
店の警備を務めていたことを知る。
刑事の心構えを教えてくれた樋口は、かつて警察の内部事情を暴力団に売ったことがある。
金の受け渡し現場を目撃した海堂は、樋口を許すことが出来ず、樋口の娘・栞（斉藤慶子）との
婚約を解消したのだった。
今回の窃盗事件と並行して、経営コンサルタントの青山（天宮良）が自分の事務所で殺害される。
殺害された青山は栞の婚約者だったが、警察は第一発見者である栞に容疑をかけ取り調べを始める。
海堂は、この二つの事件は関連しているのではないかと疑う。
これまで悪役が多かった内藤剛志だが、この「火曜サスペンス劇場」から刑事役が定着したと言える。
内藤は、見るからに現場の叩き上げというイメージがあり、彼の短く刈り込んだヘアスタイルも、
実直で硬派な印象を与えている。
本作は、そんな硬派一辺倒の刑事であるがゆえに、理由を言わずに婚約者と別れてしまったりする。
また一方、彼の元先輩刑事も、不正に手を染めた本当の理由を言おうとしない。
彼らは「言い訳は見苦しい」と考え、自分だけでなく、他人に対しても厳しい目を向けてしまうのだ。
見ている視聴者のほうは、何とももどかしく、切ない気持ちにさせられてしまう。
本作は、主演の内藤、夏八木、斎藤、それぞれの演技が余韻を残し、複雑な事件の背景と相まって、
上質の人間ドラマに仕上がっている。
女金融道シリーズ あなたの借金請け負います！
司法書士・大河内双葉（中村玉緒）は、街金融「双葉ローン」の社長である。
悪質なヤミ金融に泣かされる人々を救うことが彼女の生きがいとなっている。
ある日、店に藤沢圭織（菊地麻衣子）という女性がやってくる。
彼女はヤミ金融「ラブキャッシュ」に多額の借金があるという。
双葉は圭織とともにその会社に乗り込み、違法な取り立てを止めるよう掛け合う。
そして圭織は「双葉ローン」から金を借り直し、少しずつ返済することになった。
だが双葉は、圭織が高額な美容歯科に通っていることを知り、不審に思うのだった。
中村玉緒演じる消費者金融会社の社長が、悪徳ヤミ金融業者に立ち向かう姿を爽快に描く。
この当時は、貧困層がカネを借りることのできるサラリーマン金融が全盛を迎えていた。
テレビCMが繰り返し流され、街角には派手なデザインの広告や看板が林立していた。
その一方で「払い過ぎた金利を取り戻せます」など、過払金の返還をアピールする
司法書士の広告も急増していた。本作は、そんな時代背景を反映したドラマである。
司法書士の資格を持つ街金会社の社長・大河内双葉は、客には無理なく返済できるよう
アドバイスをして金を貸すなど、庶民の味方のような存在だ。
本作は、玉緒演じる双葉がヤミ金業者に切るタンカが痛快、わずかな借金が雪だるま式に
増える手口がよくわかった、など視聴者から多くの反響が寄せられた。
また、ヤミ金融に引っかかりながらも、事件調査に協力する山田数子を久本雅美が好演。
中村と久本が繰り広げるコミカルなやり取りも見どころである。
特命係長 只野仁
舞台はバブル経済に沸く1980年代の東京。
大手広告代理店に勤務する只野仁は、冴えない窓際係長である。
だが彼は、会長直属の特命社員として、キナ臭い事件の真相を調べ上げるという
もうひとつの顔があった。
ある日、会長に呼び出された只野は、経理部長・浦木の調査を命じられる。
会長によれば、彼は一社員にもかかわらず外車を乗り回し、毎晩高級クラブで豪遊しているという。
一体どこからそんな金が出ているのか、出所を突き止めろという特命だ。
普段はダメ社員のフリをしているが、夜になると大変身、無敵の特命社員として
様々なトラブルを解決するというスーパーサラリーマン物語。
主演・高橋克典のブルース・リーばりの格闘シーンと、AV女優の大挙出演が話題となり、
深夜枠にもかかわらず、10パーセントを超える異例の高視聴率を記録した。
どうぞ安らかに
瀬田龍三（伊東四朗）は、元受刑者の社会復帰をサポートする保護司である。
以前は、葬儀店の社長だったが、今は隠居して、店の経営は娘夫婦にまかせている。保護司になって一年目、龍三は、殺人で服役していた清美（石野真子）の担当になった。
清美は、元ヘルパーだった経験をいかして、一人暮らしの老女・正子の介護をすることに。
だが、その老女が何者かに殺害されてしまい、警察はヘルパーだった清美を疑う。
慌てた龍三は、娘夫婦らの協力で調査を開始するのだが…。
主人公の龍三は、ボランティアで保護司をしているのだが、自分が担当している元受刑者が
殺人容疑で疑われてしまう。
そこで彼女の容疑を晴らそうと、素人探偵になって、真犯人を見つけようと奮闘する物語。
主演の伊東四朗の、素で演じているかのような人情味のある保護司役がとても似合っている。
また、複雑な過去を持つ元受刑者・清美を演じた石野真子の熱演も光る。
さらに、伊東の調査に協力する娘夫婦の榊原郁恵と中本賢、そして銭湯仲間で元刑事の犬塚弘
など、個性豊かな脇役陣がドラマの面白さを一層引き立てていた。
忠臣蔵〜決断の時
吉良上野介（橋爪功）は、赤穂藩主、浅野内匠頭（上川隆也）の妻に心を奪われる。
恋文を送るが拒否され、内匠頭をねたむ。
一方、赤穂では主席家老の大石内蔵助（中村吉右衛門）の嫡男、主税（細山田隆人）と
江戸家老の一人娘小浪（松浦亜弥）の結婚が決まった。
そんな中、勅使接待役に任じられた内匠頭に対し、吉良が難癖を付けていた。
堪忍袋の緒が切れた内匠頭は、ついに刃傷に及ぶ。
幕府裁定で内匠頭は切腹、お家は断絶となり、その悲報が赤穂の内蔵助の許に届く。
内蔵助ら家臣は、大評定の結果、殉死を決意。白装束で死を決意した五十六人を前に、
内蔵助は上野介を討ち果たす決意を表明する。
2003年（平成15年）1月2日、テレビ東京系列で放送された新春ワイド時代劇。全4部10話。
歌舞伎の古典「仮名手本忠臣蔵」をふまえたストーリー展開となっているため、たとえば
吉良上野介が、浅野内匠頭の奥方（牧瀬里穂）を横恋慕するというエピソードが登場する。
また、大石主税（細山田隆人）と許嫁・小波（松浦亜弥）のエピソードが登場するなど、
多彩な人間ドラマが織り込まれている。
中村吉右衛門の内蔵助は、歌舞伎の当たり役だけに、流石の貫禄で重厚な演技を見せている。
また、橋爪功の上野介は、強欲な俗物シジイ振りを、さも憎々し気に演じて大熱演であった。
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち（Pirates of the Caribbean:The Curse of the Black
Pearl）2003年（米） ある日、カリブ海の港町が海賊たちにおそわれ、美しい総督の娘エリザベス（ナイトレイ）がさらわれる。 青年ウィル（ブルーム）は、一匹狼の海賊ジャック・スパロウ（デップ）と手を組み、救出に向かうが…。 ジョニー・デップが演じる主人公ジャック・スパロウは、定番のいかつい海賊ルックとは裏腹に、 部下に船を乗っ取られたり、歩き方もフラフラしていたりと、何ともサエないキャラクターだ。 また、海賊のくせに情に脆い部分があり、腕っぷしも案外強く、時に友人や縁者のために力を振るい、巧みな話術による 交渉で相手を丸め込むという策士な一面もある。そんな彼のキャラが、新時代のヒーローとして圧倒的な支持を得て、 映画は大ヒット、全世界に空前の海賊ブームを引き起こした。 （監督）ゴア・ヴァービンスキー（Gore Verbinski）（出演）ジョニー・デップ（Johnny Depp） オーランド・ブルーム（Orlando Bloom）キーラ・ナイトレイ（Keira Knightley） |