タイムカプセル (58) 平成24年 (2012年)  乃木坂46  タイム・カプセル

直線上に配置


この年、世界一高い電波塔の東京スカイツリー(634メートル、東京都墨田区押上)が開業。
人工の建造物としては、ブルジュ・ハリファ(ドバイの超高層ビル)の828メートルに次ぐ世界第2位。

(映画)第85回アカデミー「アルゴ」
「バイオハザードV」

東映「北のカナリアたち」(吉永小百合、森山未來、満島ひかり、宮﨑あおい)東宝「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希)KF「旅の贈りもの 明日へ」(酒井和歌子、前川清)

(音楽)第54回日本レコード大賞 「真夏のSounds good」AKB48

「Give Me Five!」「ギンガムチェック」「永遠のプレッシャー」「片想いFinally」「キスだって左利き」「アイシテラブル!」SKE48 「
風が吹いているいきものがかり

(テレビ)NHK大河ドラマ「平清盛」(松山ケンイチ、深田恭子、玉木宏)
テレ朝「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(米倉涼子、田中圭、内田有紀)テレ朝「警視庁・捜査一課長」(内藤剛志、床嶋佳子、斉藤由貴)フジ「最後から二番目の恋」(小泉今日子、中井貴一、坂口憲二)フジ「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!?」(木村拓哉、中井貴一、香里奈)TBS「ATARU」(中居正広、北村一輝、栗山千明)フジ「鍵のかかった部屋」(大野智、戸田恵梨香、能年玲奈)フジ「ストロベリーナイト」(竹内結子、西島秀俊、小出恵介)

フジ「リーガル・ハイ」(堺雅人新垣結衣)フジ「ラッキーセブン」(松本潤、瑛太、松嶋菜々子)日テレ「三毛猫ホームズの推理」(相葉雅紀、藤木直人、石坂浩二)フジ「リッチマン、プアウーマン」(小栗旬、石原さとみ、相武紗季)フジ「ハングリー!」(向井理、瀧本美織、稲垣吾郎)TBS「最高の人生の終り方」(山下智久、榮倉奈々、前田敦子反町隆史山崎努)日テレ「ゴーストママ捜査線」(仲間由紀恵沢村一樹、志田未来)



                            



(流行語)「ワイルドだろぉ」「iPS細胞」「維新」「LCC」「終活」「第3極」「近いうちに…」「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」「東京ソラマチ」「爆弾低気圧」

(スポーツ)ロンドン五輪で日本人選手は史上最多のメダル38個を獲得(7.28-8.13)レスリング吉田沙保里、国民栄誉賞受賞(11.7)松井秀喜(38)現役引退を表明(12.27)

(社会)小沢一郎・元民主党代表に無罪判決(4.26)東京スカイツリーが開業(5.22)小沢一郎氏(70)「国民の生活が第一」を結党(7.11)韓国の李明博大統領が竹島上陸(8.10)野田政権は尖閣諸島の国有化(9.11)橋下徹大阪市長が率いる「日本維新の会」が発足(9.28)沖縄の普天間飛行場に「オスプレイ」配備(10.1)習近平氏(59)が中国共産党総書記に(11.15)

都知事選挙で猪瀬直樹前副知事が当選(12.16)韓国大統領選で朴槿恵(パク・クネ)候補が勝利(12.19)第2次安倍内閣が発足(12.26)

(物故)淡島千景、北公次、尾崎紀世彦、伊藤エミ (ザ・ピーナッツ)、山田五十鈴、アンディ・ウィリアムス、大滝秀治、馬渕晴子、藤本義一、森光子、桜井センリ(クレイジーキャッツ)、宮史郎、米長邦雄、岡本敦郎

(その他)乃木坂46「ぐるぐるカーテン」でデビュー。浜崎あゆみ(33)俳優のマニュエル・シュワルツ(31)と離婚(1.17)ダルビッシュ(25)タレントの紗栄子(25)と離婚(1.19)菊池桃子(43)プロゴルファーの西川哲(43)と離婚(1.27)赤西仁(27)女優の黒木メイサ(23)と結婚(2.2)宅麻伸(55)女優の賀来千香子(50)と離婚(2.10)小栗旬(29)女優の山田優(27)と結婚(3.14)

楽天の田中将大(23)タレントの里田まい(27)と結婚(3.20)郷ひろみ(56)タレントの徳武利奈(32)と結婚(3.31)中澤裕子(38)会社経営者の男性(39)と結婚(4.1)坂口良子(56)プロゴルファーの尾崎健夫(58)と結婚(8.12)上戸彩(27)EXILEのHIRO(43)と結婚(9.14)

白戸家シリーズ(ソフトバンクモバイル)スネ夫の素敵なドライブ編(トヨタ自動車)まねきねこダック(アフラック)聞く力 心を開く35のヒント(阿川佐和子)、進撃の巨人(講談社)「LINE」「東京スカイツリー」「ゆるキャラ」



直線上に配置


   
                風が吹いている(いきものがかり)







カダフィ (Gaddafi)


なぜ中東紛争は止まないのだろうか。

中東が平和になると、一番困ってしまうのが、
米国の軍需産業とイスラエルの中央銀行である。

リビアはかつて反米・反イスラエルの強硬国家だった。

カダフィは、金貨による「リビア通貨」を発行しようとした。
理由は、原油取引は「USドル」が原則だったからである。

原油を輸出しても「中央銀行が印刷機で刷った紙」で支払われる。
カダフィは、それが許せなかったのだ。

結局、他の中東国家へのみせしめとして、彼は殺害されてしまった。




リビアはかつて世界で最も貧しい国だった。
カダフィ政権になってからは、全アフリカでトップクラスの豊かな国になった。


内政面では、石油の富を国民に還元し、教育と医療費を無料化。
全アフリカで最も低い幼児死亡率、最も長い平均余命を誇るという超福祉国家となった。

だが石油資源をもつ中東国家の近代化は、覇権国家アメリカの崩壊を意味する。
そこでアメリカは反政府軍を支援し、カダフィを追い詰め裁判なしに殺害した。 



同じ年の2011年、チュニジアのベリ・アリ政権、そしてエジプトの
ムバラク政権も同じ手口によって瓦解した。

世界史の教科書では、これらを「アラブの春」と称し、独裁政権が
打倒され、中東諸国の民主化の契機となったと説明されている。

旧政権が打倒されたこれら諸国には、前後してイスラエル中央銀行が設立された。
だが、これら諸国が、その後、民主的になったという情報は未だ聞いた事はない。




アメリカの他国介入の際に、常に唱えられるのが、民主化、近代化、
人権の擁護といった価値観である。

こうした誰も反対できない価値観を用いて、強引に外国に介入するのだ。


だが、その後に成立した親米傀儡政権は、アメリカが言う「独裁政権」よりも、
さらに独善的になり、国民生活は貧困や失業に追い込まれるという悲惨な状況になった。


アメリカの軍需産業、中央銀行が、自らの権益のために行った政権転覆の試みは、
中東、北アフリカの大混乱と、それらの国民の生活基盤を失わせてしまったのである。











     



トヨタ自動車
 

新聞などのメディアが広告収入と引き換えに、顔色を窺うのが自動車業界である。


とりわけ、年間4700億円(2019年)という巨額な広告宣伝費を支出する
トヨタ自動車は別格の存在である。


この莫大な広告宣伝費を盾にしたトヨタの圧力により、大手メディアでは
トヨタに都合の悪い情報は、一切報道できない状況になっている。



最近の例では、2010年、プリウスのリコール隠しでトヨタ本社に家宅捜索が入った。

だが、主要メディアは全く報道せず、ダンマリを決め込んだという。


そのほか、トヨタ社員の過労死、パワハラ、セクハラ、下請け虐めに至るまで
数々の疑惑が表立って出てこない。(渡辺正裕「トヨタの闇」ビジネス社)


トヨタは優秀な企業と言われているが、一切の批判を許さぬ経営体質では、
先は見えているのではなかろうか。



(2012年 実写版 ドラえもん キャスト)

のび太(妻夫木聡)しずか(水川あさみ)ジャイアン(小川直也)スネ夫(山下智久)

ジャイ子(前田敦子)ドラえもん(ジャン・レノ)














ドクターX ~外科医・大門未知子~  


森本光(田中圭)は大学病院に勤める新米外科医である。

その日、彼は六本木のクラブで、同僚たちと合コンに参加していた。


合コンの最中、彼らの目の前で、突然、ひとりの男性客が倒れる。

同僚たちが「ヘタに手を出して、訴訟にでもなったら」と制止するのを振り切り、
森本は、倒れた客のもとに駆け寄り、診察を始める。


だが、なかなか原因が分からず、徐々に焦りが募る。
そこへ、フロアで踊っていた女性がやってきて「そんなんじゃ死んじゃうよ」と言い放つ。




彼女は、テキパキと森本に指示しながら、男性客のズボンを一気に下ろし、触診を開始する。

その女性は、到着した救急隊員に病状を的確に報告すると、森本を救急車に押し込み、
再び夜の街へと消えていった。


後日、森本の勤務する病院に、新任の外科医・大門未知子(米倉涼子)が着任する。

医師とは思えぬ派手な出で立ちでやってきた、その外科医を見て森本は驚く。

彼女はまさに、あの夜、クラブで完璧な応急処置をした女性だった。



大門未知子は、36歳のフリーランス外科医である。
大学病院の医局に属さず「医師紹介所」に所属しながら様々な病院を渡り歩いている。

彼女は、病院内の雑用は一切引き受けず、院内にありがちな権力闘争にも無関心。
私生活、職歴は謎に包まれ、報酬は桁違いに高いが、外科医としての腕は一流である。


今や大学病院は、本来の医療の精神とはかけ離れた価値観に支配され、権力と金にまみれた
医師たちがうごめく「象牙の塔」となっている。


本作は、大学病院を舞台にしながら、どこにでもありうる組織の腐敗を、軽妙なタッチと
キレのいい台詞で描きあげ、重いテーマを見事なエンタテイメントに仕上げている。


またドラマの構成には、最新の医療事情と細かなリアリティーが盛り込まれており、
医療専門家の評価も高いという。

昨今の医療ドラマブームをけん引している作品といえる。












最後から二番目の恋


吉野千明(小泉今日子)は、テレビ局でドラマのプロデュースを手がける独身女性。

45歳の千明は、がむしゃらに仕事をしながら人並み以上に恋愛もしてきた。

が、最近は恋愛もご無沙汰で、いまや女友だちとの話題は専ら健康や老後のことばかり。


ある時、都会の喧騒から逃れるように鎌倉を訪れた千明は、長倉和平(中井貴一)と出会う。

彼は、市役所で働く50歳の独身男。妻に先立たれ鎌倉の古民家で兄弟や娘と暮らしている。




二人の出会いは鎌倉の海岸。千明は、ゴミ拾いの傍ら桜貝を拾い集めている和平を見かける。

「死別した妻が集めていた」という彼の言葉に、ついつい情にほだされてしまう千明。

だが、和平の些細な一言で口論となり、最初の出会いは険悪な雰囲気のまま終わってしまう。



古都・鎌倉を舞台に、45歳の独身女性プロデューサーと、50歳の独身市役所観光課長が
織りなす大人の青春ラブコメディ。


ヒロイン吉野千明は、老後はゆっくり鎌倉で暮らしたいと、鎌倉の古民家を購入する。

そこで、隣に住む市役所に勤める長倉和平ら長倉家の面々と知り合うのだが、千明と
長男の長倉和平とは、些細な事から口喧嘩が絶えない毎日が続くのであった。


「まだ恋は終わらない!」を合言葉に、40~50代を迎えた主人公たちが、仕事や恋に
つまづきながらも明日に立ち向かう、微笑ましくもほろ苦い人生の機微を軽快に描く。


特に日々の生活の中で、自らの年齢を意識させられることの多い同世代の女性視聴者から
大きな支持を得た。














警視庁・捜査一課長


大岩純一(内藤剛志)は、警視庁の精鋭刑事を統率する捜査一課長。


都内で発生した4件の放火事件の解決が急がれていたある日、

墨田区内のアパートで主婦が殺害される事件が起きた。


室内に荒らされた形跡はなく、夫が夜勤中の惨劇だった。

大岩は、被害者が入念に化粧をしていたとの報告を受ける。





被害者はその日、どこに出かけ、誰と会っていたのか。 

大岩は、その特定こそが、犯人逮捕のカギになるとにらむが…。



ヒラ刑事からはい上がった叩き上げの捜査一課長・大岩と捜査員たちの熱き奮闘を描く。


物語は、大岩が事件を知らせる電話を受けて「なに?」と驚くところから始まる。

その後、事件現場に臨場し、捜査会議で捜査員に訓示し「必ずホシ(犯人)を挙げる!」
という決めぜりふで鼓舞する。

モノモノしい大げさな捜査会議と決めぜりふは、ドラマのお約束のシーンとなっている。


また部下の「大福」こと平井真琴(斉藤由貴)とのコミカルな会話のやりとり、さらに
妻・小春(床嶋佳子)と愛猫・ビビとのたわいのない日常シーンもお決まりとなっている。


一課長・大岩を演じた内藤剛志は、1980年(昭和55年)のデビューから長い下積み時代を経て、
主演俳優に上り詰めるという、一課長の生き様を地で行く「叩き上げ」の役者である。

本作では、厳しさと優しさを併せ持つ、頼れる理想の上司「捜査一課長」を大熱演している。













リーガル・ハイ


黛真知子(新垣結衣)は、三木法律事務所に勤める新人弁護士である。


彼女は、殺人嫌疑をかけられた青年の弁護を担当していたが、敗訴してしまう。

だが、裁判の結果に不満をもつ真知子は、控訴して戦うことを決意する。


翌朝、電車に乗っていた彼女は、ひとりの老人にあいている席を勧める。

だが、その隙きをついて座ってしまった男に嫌悪感を抱く。





出社した真知子は、事務所の秘書に、古美門法律事務所に相談するよう勧められる。

所長の古美門は、訴訟で一度も敗けたことのない敏腕弁護士だという。


彼女が事務所を訪ねると、そこには今朝、老人の席を譲らなかった男がいた。

彼こそが訴訟の勝率10割を誇る天才弁護士・古美門研介(堺雅人)であった。



偏屈で毒舌家の弁護士・古美門研介が、誰もが有罪であると信じて疑わない被告を、
周到な根回しと奇想天外な策略によって無罪へと導いていく法廷コメディ。


正義感は強いが融通が利かない新人弁護士・黛真知子と丁々発止のやり取りを繰り広げる。


とにかくクセの強いキャラクターである古美門の、膨大で早口のセリフが
このドラマの特長で、毎回、辛辣ではあるが、胸のすく主張をまくしたてる。



これまでの弁護士ドラマと言えば、法と正義を守り、弱者を救済するという、
ある種ヒーローのように格好良く描かれてきた。


だが、裁判に勝つためならなんでもする駆け引きと策略の天才・古美門を通じて
弁護士の本質とは何かを改めて問いかける作品となっている。