リービング・ラスベガス(LEAVING LAS VEGAS)1995年(米) ハリウッドの脚本家ベン(ケイジ)は、酒が原因で会社をクビになり、妻子も逃げていった。 人生に絶望した彼は、死ぬまで酒を飲み続けようと決意し、たどり着いたラスベガスの街中で娼婦の サラ(シュー)と運命的な出会いを果たす。二人は愛し合うようになるが、ベンは酒をやめる気は無い。 アルコール中毒の男とコールガールの束の間の恋を描いた異色ラブストーリー。人生につまずき酒に 依存した彼は、結局、悲劇的な結末を迎えてしまう。そしてそれが、ギャンブルの街ラスベガスの 享楽的な雰囲気の中、何とも言えない退廃的な切ない物語として描かれる。 「失われた週末 1945」や「酒とバラの日々 1962」など、アルコール依存症を扱った映画には名作が 多いと言われるが、確かにその通りだと納得してしまった。 (監督)マイク・フィッギス(MIKE FIGGIS)(出演)ニコラス・ケイジ(NICOLAS CAGE) エリザベス・シュー(ELISABETH SHUE)ジュリアン・サンズ(JULIAN SANDS) |