10月29日  タイムカプセル (34) 昭和63年 (1988年)   タイム・カプセル

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この年、日本で最初の全天候型エアドーム、「東京ドーム」完成。
グラウンド、観客席があり、野球などのスポーツ、コンサート、イベントなどを行える。

最初の大イベントは、マイク・タイソンVSトニー・タップスの世界ヘビー級タイトルマッチ。
2ラウンド25秒でタイソンのKO勝ちとなった。(面積47,000㎡、容積124万m3 建設費 350億円 竹中工務店)


(映画)第61回アカデミー賞「レインマン」

「敦煌」「ラストエンペラー」「ダイ・ハード

松竹「釣りバカ日誌」(西田敏行三国連太郎


(音楽)第30回レコード大賞「パラダイス銀河」光GENJI

乾杯」長渕剛 「C-Girl」浅香唯「人生いろいろ」島倉千代子 「祝い酒」坂本冬美 「みだれ髪」美空ひばり「DIAMONDS」プリンセスプリンセス「恋人」徳永英明「紅」X「大迷惑」ユニコーン「ふりむけばヨコハマ」マルシア「ムーンライトダンス」渡辺美里「恋一夜」工藤静香「秋」男闘呼組「ドリームラッシュ」宮沢りえ


(テレビ)武田信玄(NHK 中井貴一、平幹二朗若尾文子西田敏行、柴田恭兵)親の出る幕(NHK 田中好子、佐藤慶)ノンちゃんの夢(NHK 藤田朋子)ねるとん紅鯨団(フジ)3年B組金八先生3(TBS 武田鉄矢、石黒賢)抱きしめたい!(フジ 浅野温子、浅野ゆう子、本木雅弘喝采(NTV 桃井かおり、小林桂樹)もっとあぶない刑事(NTV 舘ひろし、柴田恭兵)

教師びんびん物語(フジ 田原俊彦、野村宏伸)君の瞳をタイホする!(フジ 陣内孝則、三上博史)華の嵐(フジ 高木美保、渡辺裕之)若奥さまは腕まくり!(TBS 中山美穂、三田村邦彦)君が嘘をついた(フジ 三上博史、麻生祐未)はぐれ刑事純情派(テレ朝 藤田まこと、梅宮辰夫)それいけ!アンパンマン(NTV)



                            






(スポーツ)韓国ソウルで第24回オリンピック開催、日本勢は水泳の鈴木大地、シンクロの小谷実可子などが活躍。

(ファッション)渋カジ。(渋谷カジュアル。ポロシャツにジーンズといった普段着っぽい組み合わせ)。 ワンレン・ボディコン。

(流行語)「オバタリアン」「ペレストロイカ」「5時から男」「うるうる」「お局さま」「おたく族」「キープする」「セクハラ」「ごきげんよう」「今宵はここまでにいたしとうござりまする」

「しょうゆ顔」(一重まぶたで、あっさりした顔だちの人をいう。これと対称的な、ホリの深い、二重まぶたのエキゾチックな顔だちを「ソース顔」という)

「チンする」(電子レンジにかけること)「ママドル」(結婚して、子供を産んでもアイドルの松田聖子のこと)「アグネス論争」

(社会)3/13青函トンネル(58.85km)開業。3/18東京ドームが完成。4/1少額貯蓄非課税制度(マル優)が廃止。4/10瀬戸大橋開通。5/15アフガニスタン問題で和平合意調印とソ連軍の撤退開始。

9/17ソウル・オリンピック開催(~10/2)9/19天皇陛下が吐血され容体が急変。11/8共和党のブッシュ候補が第41代大統領に。11/15 PLOが国家樹立宣言。12/21竹下首相のふるさと創生一億円。

(物故)宇野重吉、田谷力三、東八郎、堀江しのぶ、三木武夫

(その他)木村拓哉、テレ東「あぶない少年III」でデビュー。福山雅治、松竹「ほんの5g」で俳優デビュー。宮沢りえ、東宝「ぼくらの7日間戦争」でデビュー。明石家さんま大竹しのぶが電撃結婚。岩崎宏美、大手商社マンと結婚(2児をもうけるが、95年離婚)

ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(ENIX)発売日には量販店の前に数キロメートルの行列ができるなどの社会現象を巻き起こした。ファイブミニ。となりのトトロ。トマト銀行。コンピュータ・ウイルス。中国育毛剤「101」が話題に。リンス&シャンプー、リンプー(資生堂)ジャングルの王者ターちゃん(少年ジャンプ)



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                  アレフガルトにて(ドラゴンクエストIII





       



君の瞳をタイホする!


まだ人が少ない朝の渋谷の町。スポーツカーとボロボロのスクーターとが接触。

「弁償しろ!」と言うスポーツカーの男に「そちらこそ、弁償しろ!」とスクーター男。


二人がゴタついているところに、道玄坂署の刑事がやってきて、警察手帳をさしだす。

だが、揉み合ったはずみで、スクーター男が、その刑事を突き飛ばしてしまう。


結局、二人はしょっぴかれて、道玄坂署に連行される。



道玄坂署で取り調べを受けるスポーツカー男にスクーター男。

ところが、この二人はこの日、道玄坂署に配属された刑事だったのだ。


スポーツカー男の名は、土門隆(柳葉敏郎)

建設大臣の甥でボンボン育ち、現在は高級マンションに住んでいる。


スクーター男の名は、沢田一樹(陣内孝則)
ボロアパートに住む沢田は、金には縁がないが、行動力が取り柄の九州男児だ。


二人の上司となった松平(原田大二郎)は、胃の痛みが増えていくことに。




渋谷道玄坂警察署を舞台に、若い刑事たちの恋愛模様を描いたラブコメディ。


刑事ものだが、事件の捜査よりも、ナンパや合コンを中心とした軽妙な展開が特徴で、
好景気に浮かれていたバブル期を象徴するドラマとなった。


主な登場人物は、お調子者の沢田(陣内孝則)リッチなボンボン土門(柳葉敏郎)
捜査課ホープ田島(三上博史)シングルマザーの真冬(浅野ゆう子)の4人の刑事。



いずれも最先端のファッションに身を包んだ美男美女で、およそ刑事らしくなかったが、そこはドラマである。

ほかにも石野真子、三田寛子、工藤静香など新旧アイドルが顔をそろえ、また当時グラビアアイドルだった
蓮舫が女性警察官役でレギュラー出演するなど、華やかなキャストが魅力だった。


本作は若年層から圧倒的な支持を受け、最高視聴率は21.4%を記録。

以後2年に及ぶトレンディドラマブームを決定づける作品となった。












親の出る幕


扇子店の長女・真弓(田中好子)は29歳。幼稚園の保母だが、30歳を機に予てより夢だったデザイナー

になろうと東京のデザイン学校へ通うことを決意する。


しかし、父親の勝(佐藤慶)は、結婚こそが女の幸せだと頑に信じ、真弓に無理やり、33歳の弁護士と

見合いをさせようとする。

娘の上京を阻止したい父親に負け、真弓は見合いの席へ出向いたが、そこでかつての恋人である中岡

(国広富之)に再会する。なにやら、焼けぼっくいに火のつく気配が。




加えて、真弓に秘かに心を寄せていた幼馴染の邦夫(太川陽介)も、恋の告白に及ぶに至って、事態は

更にややこしくなっていくのだった。



名古屋の街中、堀川沿いで伝統の扇子問屋を営みながら、ひたすら娘の幸福な結婚を願う父親と

30歳を目前に、自立を考えている娘。

互いに幸せを想いながらも、確執を続けてしまう親子の模様をコミカルに描く。


佐藤慶と田中好子の父娘は一見、他人行儀だ。それでいて、愛情百パーセントの父娘の絆の深さが

画面から伝わってくる。


ちょっと可笑しくもあり、切なくもある親子ドラマだが、ふだんコミカルな持ち味を出すチャンスの

ない佐藤慶が、本作では所を得て、生き生きと演じている。












君が嘘をついた


日高涼(三上博史)は、しがない中小企業「白玉製菓」の社員である。

彼には、ヨット仲間の克巳(大江千里)と輝也(布施博)という親友がいる。

三人は、社会人になっても、連日のように電話で連絡を取り合っている。

会社の固定電話を二台使い、両手に受話器を一つずつ持つ。

そうして三人で、同時に会話をしながら情報を交換するのだった。

あるとき彼らは、独身弁護士とお嬢様が集まる合コンパーティがあると聞き、
どうせ身分の確認などしないだろうから、それにもぐりこむことにした。




一方その頃、しがない派遣社員の渡辺亜紀子(麻生祐未)は、仲間の恵美
(鈴木保奈美)と美佐(井上彩名)と共に、カフェバーで男を物色していた。


こちらもまた、弁護士とお嬢様の合コンパーティーの話を聞きつけており、
お嬢様のふりをして参加することを決めるのだった。


そして合コンの当日、弁護士になりすました男三人と、お嬢様になりすました
女三人は、お互いに意気投合し、大いに盛り上がったのだが…。



脚本家・野島伸司の連続テレビドラマデビュー作品。

身分を偽って参加したパーティーで出会った男女六人が、噓に噓を重ねることで
巻き起こる騒動を描いた青春ラブコメディ。


一方では、独身弁護士、また一方では、横浜のお嬢様と嘘を付き合って始まった
関係は、交際を続けるうち、お互いに嘘をつき通せなくなってしまう。

だがやがて、それぞれが等身大の愛情に気づき始め、クリスマス・イヴの夜を迎える
ことになるが、この不器用な若者たちの恋物語は、たちまち視聴者の人気を集めた。












ノンちゃんの夢


ノンちゃんこと暢子(藤田朋子)は、昭和20年8月15日の終戦を高知で迎えた。

父親を亡くしてから、母の幸子(丘みつ子)、妹の真理子(西村知美)と共に

伯父・市太郎(中村梅之助)の家に身を寄せている。


その暢子に見合いの話が持ち上がった。相手は博史(山下真司)という青年だった。

だが、暢子には、ほのかに思いを寄せている男性がいた。


それは、海軍少尉の雄一郎(船越栄一郎)だった。




この地方には見合いをしたら断われないという慣習があった。

だが、暢子は見合いの席で「私、実は好きな人がいます!」と爆弾発言をして

周囲を驚かせてしまうのであった。



戦後の混乱期を背景に、復興を始めた東京で人々の役に立つ本を作りたいと願った

少女が持ち前の行動力と明るさで、その願いを実現していく姿を描く。


当時は女性の社会進出がきわめて困難だった時代、ヒロインのバイタリティあふれる姿

が大いに視聴者の共感を得て、番組は平均39.1%、最高視聴率は50.6%を記録した。



今や女優の登竜門とされている朝ドラのヒロイン役。

七百名を超えるオーディション参加者の中から、今回「ノンちゃん」こと

結城暢子役をみごと射止めたのが、東京生まれの22歳、藤田朋子である。


今春、玉川大学外国語学科を卒業予定の彼女は、「明るくて頑張り屋」と

自己アピールしている。

これはまさにヒロイン「ノンちゃん」のキャラクターにぴったりだ。


撮影が始まると、テレビ初出演にもかかわらず、彼女のハキハキしたセリフや、

新人離れしたメリハリの利いた演技は、大型女優の素質十分。














抱きしめたい!


池内麻子(浅野温子)は美人で独身のスタイリスト。


ある日、彼女のマンションに親友の早川夏子(浅野ゆう子)が転がり込んで来る。

夏子の夫・圭介(岩城滉一)が浮気、相手の女から「妊娠した」と言ってきたためだ。


だが、その浮気した圭介は、麻子の元カレでもある。

その圭介を、横から夏子が「略奪愛」して結婚したのだった。

そういった微妙な関係にある二人だが、それでも友情を今日まで築いてきている。





圭介とはもう別れると告げ、この部屋に置いてほしいと麻子に懇願する夏子。

突っぱねる麻子に食い下がる夏子。そこにインタホンが鳴り、新しい来客が。


麻子の気になる相手・二宮修治(石田純一)が訪れたのだ。

彼は麻子の仕事のパートナーでもある。新しい企画の件で話がしたいと言う修治。


麻子はどこか外の店で話そうと提案。するとそこへ圭介から電話がかかる。

麻子は「夏子をどうにかしてよ」と告げると、さっさと出かけてしまうのであった。



麻子は、しっかり者の独身キャリアウーマン。一方、夏子は、どこか憎めないチャッカリ主婦だ。

男をとりあいながら、意地を張り合いながら、だけど幼稚園以来の大親友。
そんな二人が繰り広げる、ちょっぴり切ないロマンチックコメディー。


カタカナ職業、高級マンション、最先端のファッションとライフスタイル。

まさにトレンディな要素が詰まった本作は、おしゃれで洗練された新しい
タイプのドラマとして若者たちの注目を集めた。


また、浅野温子と浅野ゆう子の主演の二人は「ダブル浅野」と呼ばれ、
トレンディードラマの象徴的存在として語られるきっかけとなった。


ドラマのタイトルは、恋人同士が寄り添い合う情景を歌ったビートルズの
名曲「抱きしめたい」から採用されたという。


一方、本作の時代背景もまた、いつも誰かと一緒にいなければ不安になる
という、バブル時代の雰囲気を漂わせたドラマとなっている。














     



はぐれ刑事純情派


安浦刑事(藤田まこと)は、山手中央署に勤務する叩き上げの刑事である。


ある日安浦は、若手の三田刑事(深江卓次)と昼飯を食いに街に出かけた。

立ち寄った店は、若い夫婦が経営している移動屋台のラーメン屋だった。


ここは安浦が見つけた店で、味もなかなか美味く、かなり繁盛していた。


翌日の夜、山手中央署に、女性が崖下に転落したという事故の報が届く。

安浦刑事らが現場に駆けつけると、被害者はあの屋台の店を経営する女性だった。




ピストルを持たず、情けが武器という藤田まこと扮する万年平刑事・安浦が主人公。

安浦刑事は、妻に先立たれ、二人の娘と三人暮らし。

安物のよれよれ背広を着ており、妻を失った男やもめの哀感をにじませる。


一見さえない彼だが、実は切れ者という設定が、必殺シリーズの中村主水を思い出させる。

また、事件が解決した後で、安浦が通うバー「さくら」には美人ママ(真野あずさ)がいる。


安浦の私生活での一番の理解者であり、着物姿が印象的な、かけがえのない女性だ。

最終回スペシャルでは、安浦は彼女にプロポーズするのだが…。


本作は、1988年から2009年まで22年間、全444回に渡り放映され、最高視聴率25.4%
を記録、また映画版(1989年)も制作されたほどの安定した人気を誇った。













     



喝采


円たまみ(桃井かおり)は、かつて大ヒット曲「夢地獄」で一世を風靡した演歌歌手。

今では、そのヒット曲を看板に、キャバレーなどの地方巡業に精を出して稼いでいる。


彼女には、磯田兵吉(小林桂樹)という年配のマネージャーがいた。

兵吉は、今も大物歌手気分でいるたまみに、振り回される日々を送っている。


だが彼は、たまみにもう一度ヒット曲を出させることを夢見ている。

じつは兵吉には妻子がいるのだが、十何年も顧みず、一途にたまみの世話をしている。


このあたりで、彼女にもう一曲ヒットが出れば、あと10年はいける。

そう思う兵吉は、地方巡業を続けながら、骨身を削り、平身低頭する毎日だった。




1988年「文芸春秋」に連載された作詞家・阿久悠の同名小説のドラマ化。


年配のマネージャー・磯田兵吉は、落ちぶれた売れっ子歌手・円たまみを、
なんとか再起させようと奔走する。

兵吉がたまみに熱意を注ぐのは、じつは昔のある出来事が原因だった。


かつて、たまみは中学三年生の時、兵吉の教え子だった。

あるとき兵吉は、放課後の理科の実験室で突然、彼女を抱いた。

それ以来、歌の世界に入ったたまみの身の回りを、一切合切世話をしている。


たまみは、かつて喝采を浴びた栄光の日々を、いまだに忘れられずにいた。

新たな名声を夢見る彼女のために、最後のレコーディングを演出しようとする
男のロマンと純愛を、ベテラン小林桂樹が見事に表現している。


また、演歌の歌唱シーンがドラマの重要なヤマ場だったが、1973年に歌手としても
デビューした桃井かおりの哀愁漂う歌いっぷりも、話題づくりにひと役かった。















華の嵐


幼い頃、母を失った天堂一也(渡辺裕之)は、母を死に追いやった男爵・朝倉景清への復讐を誓う。


昭和15年「天堂物産」の経営者になった一也は、復讐の手始めとして、男爵が力を入れていた

朝倉葡萄園を乗っ取りにかかろうと画策する。


また、男爵の娘・柳子(高木美保)には偽りの恋をしかけ、手ひどく裏切り、捨ててやることで

母の無念を晴らそうとするのだった。







昭和の激動の時代、誇り高き華族の娘・柳子と、柳子の父親である男爵への復讐心に燃える

青年・一也。二人は、敵同士の身でありながら、お互いに愛し合ってしまう。

しかし、二人の立場と押し寄せる戦争の波が二人の仲を引き裂いていく。




本作は、平日の午後1時30分から2時まで放映された昼帯ドラマだが、主婦向け時間帯を

意識せずに、ドラマ性を強調した作りが評判を呼んだ。


それまで昼帯ドラマに縁のなかった中・高校生やOLたちにも視聴者を広げ、60年代の

昼メロ以降、久しくヒット作がなく沈滞気味だった昼帯ドラマが久々に話題となった。

ブームに火が付くと視聴率も上昇、最高19.6%の高視聴率を獲得した。


また、高木美保が演じたヒロインの朝倉柳子が、劇中しばしば挨拶として口にする

「ごきげんよう」の台詞が、女子学生たちの間でちょっとした流行語になった。










   
   


武田信玄


戦国時代、戦国最強とうたわれた騎馬軍団を率い、巧みな領国統治でその名を天下にとどろかせた

武田信玄(中井貴一)の波乱の人生をダイナミックに描く。


信玄と、上杉謙信(柴田恭平)、織田信長(石橋凌)、今川義元(中村勘九郎)ら名だたる

戦国大名たちとの、権謀術数を絡めた激しい戦いが見どころ。


本作では、桶狭間の戦い(1560年)に信玄黒幕説を採用している。





信玄の家臣が今川義元軍に紛れて、桶狭間における今川軍本陣の場所を織田信長に知らせるなど、

武田側の暗躍により、今川義元は戦で討ち取られる形で謀殺されている。


また、川中島の戦い(1561年)では謙信が信玄の本営に斬り込み、一騎討ちで激突するシーンがある。


語り手は信玄の母・大井夫人を演じた若尾文子が務め、「今宵はここまでに致しとうござりまする」

という締めくくりの言葉がこの年の流行語大賞を受賞した。


平均視聴率39.2%、第2回放映の視聴率は49.2%と、大河ドラマ史上ナンバーワンを記録した。


ちなみに当時、信玄のお膝元である山梨県では皆大河ドラマを視聴するために自宅で待機していて、

毎週日曜夜の放送時間帯に外を出歩いている人はほとんどいなかったとか。












アンパンマン


アンパンマンは、顔が美味しいあんパンで出来たヒーロー。

背中のマントには飛行能力があり、普段はそれを利用してパトロールをして過ごす。

お腹が空いた人がいれば顔の一部を分け与え、皆を困らせる者がいれば注意する。

そしていざという時には、その勇気をもってみんなを守る正義の味方だ。



ばいきんまんは、アンパンマンの宿命のライバル。

この世をばい菌だらけの世界にをするため、バイキン星からやってきた。

アンパンマンを敵とみなし、自らが「正義の敵」である事に誇りを持っている。

弱点は、石鹸や洗剤等で洗われると体が小さくなってしまうことだ。
















いい加減にしてよアグネス


4月10日発売の「文芸春秋」に、作家・林真理子の「いい加減にしてよアグネス」
が掲載された。


これはタレントのアグネス・チャンが、赤ちゃんを連れてテレビ番組の収録に
やってきたことをきっかけに起きた、アグネス VS 林真理子の「子連れ出勤論争」


当時各界で活躍していた評論家、フェミニストを巻き込んで大騒ぎとなった。


ブルースの女王で知られる淡谷のり子は「芸人は夢を売る商売なのに、楽屋に
子どもを連れて来たりすると、芸が所帯じみてよくない」とコメント。





林真理子は、アグネスの「子供を連れて行ったことで、職場の雰囲気がなごやかになりました」発言は
いくらなんでも鈍感すぎるのではないかと、痛烈に批判を加えた。


これを発端として、仕事をもつ母親の立場が再考され、あらゆるメディアで賛否両論が繰り広げられた。













少年ジャンプ


1988年「少年ジャンプ」は、年末最終号で発行部数500万部の大台を突破した。


この年「少年ジャンプ」は、創刊20周年を迎えると同時に、黄金時代に入る。

主要な作品は「北斗の拳」「ドラゴンボール」「魁!!男塾」「シティーハンター」など。


この時代を担った作品は「友情・努力・勝利」のジャンプイズムを体現する
男らしくハードボイルドな作風が多かった。

とりわけ「ドラゴンボール」のフリーザ編(1989年)が始まった頃の青少年の熱狂ぶりは凄かった。






火曜日になると、誰もが最新号のジャンプを求めて、本屋に血相を変えてダッシュした。
中にはジャンプを買うためだけに学校をサボったという者も数多くいた。

入荷数の少ない田舎の本屋や駄菓子屋だと、放課後には少年たちの間で「ジャンプ争奪戦」というバトルが繰り広げられた。

とりあえず「ジャンプを読まずば男にあらず」そんな時代だったのである。



1980年代主要作品(少年ジャンプ)


「こちら葛飾区亀有公園前派出所」秋本治(1976-2016年)
「キン肉マン」ゆでたまご(1979-1987年)

「Dr.スランプ」鳥山明(1980-1984年)
「ハイスクール!奇面組」新沢基栄(1980-1982年)

「キャプテン翼」高橋陽一(1981-1988年)
「北斗の拳」原哲夫(1983-1988年)

「ドラゴンボール」鳥山明(1984-1995年)
「魁!!男塾」宮下あきら(1985-1991年)

「シティーハンター」北条司(1985-1991年)
「聖闘士星矢」車田正美(1986-1990年)

「県立海空高校野球部員山下たろーくん」こせきこうじ(1986-1990年)
「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦(1987-2004年)

「ゴッドサイダー」巻来功士(1987-1988年)
「ジャングルの王者ターちゃん」徳弘正也(1988-1990年)

「ろくでなしBLUES」森田まさのり(1988-1997年)
「まじかる☆タルるートくん」江川達也(1988-1992年)












      ダイ・ハード(DIE HARD)1988年(米)

クリスマス・イブのロサンゼルス。完成を間近に控えた超高層ビルの30階では、日本商社の社長が主催する
慰労パーティが盛大に開催されていた。クリスマス休暇中のニューヨーク市警ジョン・マクレーン刑事は、
そのパーティに出席している妻を訪ねて、たまたま会場にやってきた。

とその時、突如13人のテロリスト集団がビルに押し入り、ビル内の金庫に眠る多額の債券を要求、
ビルは一瞬にして大混乱に陥る…。

超高層ビルを舞台に、テロ襲撃事件に巻き込まれた刑事マクレーンの死闘を描くアクションシリーズ第1弾。
ボヤキながらテロリスト集団に、たった一人で立ち向かう「世界一ツイてない男」マクレーンの人間臭い
キャラクターは、これまでの超人的なヒーローとは一線を画す、新しいヒーロー像を作り出している。

(監督)ジョン・マクティアナン(JOHN McTIERNAN)(出演)ブルース・ウィリス(BRUCE WILLIS)
アラン・リックマン(ALAN RICKMAN)ボニー・べデリア(BONNIE BEDELIA)